朗報



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孫悟空が主人公のアクションRPG。24時間プレイ。

・怒涛のボス戦

・敵の個性がありすぎる

・コンボの途中にカウンターや回避を絡ませるアクションが面白い

・作り込まれたサブイベント

・雑魚一匹まで詳細に記された恐ろしく濃密な西遊記のデータベース

・難易度は高い。しかも逃げ道が少ない。戦術はある程度固定化されていて、手軽に出せる遠距離攻撃やガードもなく、オンラインや召喚に頼る事もできず、難易度選択もないので、フェアな勝負が求められる

・遊びやすさという意味では良くも悪くも洗練されておらず、体験性が重視されている

・武器は如意棒だけっぽい。選択肢が狭く、軸と呼べるほどの強固なシステムもなく、プレイヤーを気持ちよくさせてくれるフックも弱いので、戦闘が地味に感じてしまう

・フィールドは複雑だが、似たような背景が多いので迷いやすい。見えない壁も多い

・装備のシステムが単調

・2回だけフリーズした

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ボス戦が凄いの一言。密度、ボリュームともに異次元の領域。
動きは練り込まれているし、演出がカッコいいし、スケールも満点。既に20体以上と戦っている中で似たようなボスも全くおらず。戦闘や探索は割と単調だけど、ボス戦の満足度が高すぎるので飽きさせてくれない。

運営型のゲームが主流である中国において、シングルゲームの大作なんて滅多にないはず。
中国の人にとって馴染みの深い西遊記を題材にした世界観が、作り手が面白さと真正面から向き合って取り組みやすい買い切りゲームとして、惜しみなく予算と技術を注ぎ込んだ超大作として、これ以上ないくらいの形で作られているのだから、現地の人にとっては感涙ものだろうね。
売上は3日で1000万本超え。大半が中国から購入されているという話も聞く。恐るべき購買力。
買い切りゲームを中心に遊んでいる俺としては、スマホだけでなくコンシューマーにおいても運営型のゲームが収益力を武器に業界の主流に取って代わろうとしている現状が面白くないが、それだけに中国でここまでシングルゲームが売れる土壌があると分かったのは朗報すぎる。

俺は孫悟空と聞いても「なまか」を連呼していた香取慎吾しか思い浮かばないくらいの西遊記の知識しかないので、漠然とした気持ちで遊んでいるところがあるのは否めない。
それでも、めくるめく大冒険アドベンチャーとして凄く楽しめてます。