にっき



・疲弊した人
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疲れ果てて起き上がれない人間が寝転がったまま目的を達成しようとするゲーム。
頑なに寝転がった姿勢を保とうとするが、身体の柔軟性で怠惰をカバー。腕や脚をとんでもない方向に曲げながらタスクを処理していく。

操作が面倒くさいだけで、別に面白くはなかった。思い通りに動かせないシステムなのにやたらと細かい目的ばかりで面倒くさい。起き上がってやれよと身も蓋もないツッコミを入れたくなる。
ゲーム進行も、ミッション制で淡々と目的を処理していくだけ。
なんかもっと、連続性があれば良いなと思った。例えば、寝転がりながらまずベッドから抜け出て、次に部屋から脱出して、苦労しながら家からも出ることに成功した疲弊した人は、寝そべりながら外を回り、色んな発見や出会いを経て最終的に人を疲れさせるこの世界の真実に気付いて云々かんぬんみたいなアドベンチャーっぽいゲームを想像していたんだけど、実際はただ用意された部屋の中でオブジェクトに触って2m動かせだの頭の位置にオブジェクトを持ってこいだのどうでも良い目的を処理するだけ。
いやー、こういう出オチ系で中身のないネタは、アドベンチャー形式で見せてくれないとヤル気出ないって。見た目にインパクトがあるだけでゲームとしては全く面白くないんだから。
アドベンチャーなら雰囲気ゲーとしてネタをネタとして昇華しやすいのにね。作るの大変なのは分かるけど、アイディアが良いだけに勿体無い。現状はただ面倒くさいだけのゲームだった。


・UNABLES
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世界を揺らしたり回したりして怠惰な人を動かすゲーム。
これも面白くはなかった。ボックスサイズの世界をおもちゃのパズルの感覚でグルグル回したり動かしたり、それに伴って中のオブジェクトがぐちゃぐちゃになったり、というシステム自体は愉快だけど、あんまり滑らかに動いてくれないし、これまた目的がややこしくて序盤の序盤から細かい操作を求められるのがストレス。
爽快感を何よりも優先すべきだとは思わないが、こういう駆け引きもクソもないシステムのゲームは、もっと大雑把に遊ばせて欲しい。


・グーの惑星2
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個体にも液体にもなるまっくろくろすけを組み合わせてパズルを解いてくゲーム。
このゲームが面白い事をやっているのは分かる。パズルはよく出来てるし、グーは可愛いし、単純な爽快感だってある。
だけど、明らかにパソコンでマウスで遊ぶ用だよね?という操作性で、スイッチではジョイコンでモーションコントロールするのだが、基本の操作がやたらと繊細で具体的に言うとグーを配置しようとする時にちょっとでもズレると受け付けてくれないのがあまりにキツい。俺には無理だった。


・スキム
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影の間を飛び回って進んでいくアドベンチャーゲーム。上3つのインディーゲームは途中で諦めてしまったが、これはクリアーまで行けた。
でも面白かったかで言えば、微妙。単調だから。最初らへんと最後はストーリー性を感じ取れるステージでアドベンチャー感あったが、殆どはシチュエーションが変わるだけでやる事はほぼ同じだった。

前々から、インディー系ゲームの合う合わない問題を痛感している。買ってすぐ諦めてしまうというパターンが多すぎる。
メーカー系のゲームは王道さがあるので誰でも最低限は楽しめるように作られているが、インディー系のゲームはコンセプト重視だから単純な面白さが欠けている事も珍しくない。
それが出来るのがインディーゲームの素晴らしいところだし、そういう王道から解き放たれた自由な発想によって新しいゲームの形が生まれるので何も悪い事じゃないが、それはそれとして俺も全ての個性を受け止められるほど器は大きくない。
基本的に俺は、目に入ったゲームがフィーリングで気になったら発売日付近に買うというスタイルだが、流石にこのスタイルはお金を無駄にしているだけなんじゃないかと思えてきた。
もっと冷静にレビューとか情報を確認してから買った方が良いんじゃないかと自問している。

でもやっぱり、直感を大事にしてゲームを買いたいという気持ちもある。
レビューとかメタスコアとか世間の空気とか徹底的にリサーチして、よしこのゲームは絶対に間違いないな!と絶対の保証を確保してからゲームを買うというのは、自分のゲームに対する考え方とそぐわない。評価が低かったり、世間から叩かれているタイトルでも、自分にとっては思い出のゲームとして心に残った、というパターンを何度も見て来ているから。
ゲームと出会って、ゲームが好きになって、ブログも始めて、色んなゲームを遊んだり考えを発信したりしているうちに、自分の中で、ゲームプレイヤーとしての思想みたいなものが少なからず出来上がっている。
そこに囚われすぎるのも良くないと思うが、それはやっぱり何年もかけて少しずつ蓄積されたアイデンティティなので、簡単には捨てられないし、優先したい。

確かに、ここ1ヶ月の間に購入した、疲弊した人、UNABLES、グーの惑星、スキムは楽しめなかった。でも、thank goodnessは、凄く面白かった。それで良いんじゃないかと思えてきた。


・遊戯王マスターデュエル
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最近の俺は、このゲームばっかりやってます。やっぱり遊戯王は楽しいや。
今使っているのは、深淵ホルスサンダードラゴンティアラメンツ。サンダードラゴンが使いたくて2年ぶりにマスターデュエルに戻ったが、環境が進んだ今サンドラだけではパワーが足りず、他の相性が良さそうなテーマを混ぜて補ってる。
その結果、サンドラいらなくね?という事実に気付いて悲しい思いをすることに。
あんまりデュエルには勝てないので、対戦よりも、カードを眺めているだけという時間が多い。デッキパーツが少しずつ埋まっていくのを見ながら満足感を得てる。
お金をやり繰りしながらカードを集めていた少年時代を思い出す。遊戯王に触れていると、心が落ち着く。


・ヤクルトスワローズ
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上位争いの範疇外となりプレッシャーから解き放たれたスワローズ。プレイの質が落ちてくる夏場。圧倒的に投手不利で計算が成り立たない神宮球場。
ヤクルトスワローズは、ここからが本番。他球団との実力差は明らかだが、神宮なら番狂せを起こせる。激しい優勝争いしている上位陣をいじめてやって欲しいね。