適度



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カプコンのタクティカルアクションゲーム。6時間プレイ。

・ストラテジーとアクションの融合

・直接操作できる主人公が強い

・割としっかりアクションできる

・ゆっくり慣れさせてくれる安心のゲームバランス

・序盤を抜けるとちゃんと歯応えがある

・下準備のパートがシンプルでテンポが良い。考える要素もある

・敵となる妖怪のデザインが素敵

・ボス戦がある

・仲間を移動させる時にどのキャラクターが対象なのか分かりにくい

・仲間の頑張り具合があまり伝わって来ない

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仲間を指揮して迫り来る妖怪の群れから巫女を守るタワーディフェンスストラテジー系ゲーム。
でも主人公だけは直接操作ができて、こいつが滅法強い。一方向のウェーブくらいなら主人公だけでゴリ押せてしまう。
アクションもカプコンだから本格派で、爽快感があるし、テクニカルなシステムもある。何よりも戦術部分でのミスをアクションで簡単にリカバリーできるので、このジャンルの敷居を下げてくれている。
近いジャンルの「ピクミン4」でも全知全能のオッチン様によるゴリ押しが許容されていたように、大手メーカーがいま戦略ゲームを作るならこういう形になるよねという感じ。とても取っ付き易いストラテジーゲームに仕上がっていた。

一方で、直接動かせるのはメリットばかりではなく、主人公の付近でカメラが固定されるので全体の戦況を見渡しにくい(情報が載った地図はある)というデメリットもある。
ストラテジーやタワーディフェンスのジャンルは神の視点から俯瞰して戦況を把握できるゲームが多いけど、このゲームの操作はあくまでも主人公が中心。
その結果、主人公から一定範囲内までしか移動指示を出せなかったり、回復するにはそのキャラクターに接近する必要があったりという制約も生まれていて、そこら辺で戦術ゲームとしてのバランスは取られていた。

というわけで適度に駆け引きがあって適度にゴリ押しが出来て面白い。中盤から出来る事も一気に増えるし、ステージも手強くなる。
でも、黙々とステージを消化していく系のゲームだし、引っ張ってくれるような強烈なものがあるわけでもないので、途中で飽きそうな気もする。