ロマン

もうすぐドラゴンズドグマが発売しますね。どうやら問題なく迎えられそうです。
FF7リバースは、心置きなく諦めることが出来ました。難易度ハードも、バトルシミュレーターも、難しすぎる。
サブクエストや解析度など基本的なやり込みが完了したのが3日前。
あとは攻略系を残すのみというところで、全部終わらせるのは無理にしても良いとこまで行けたらドラゴンズドグマと並行してやっていこうと思ったが、そんな生温いものではなかった。まるで歯が立たない。今までの常識が全く通用しない。心が折れた。
と言っても、ここからが攻略は楽しい時間なので、余裕があれば当然やるんだけど、もうドグマが目の前に迫ってる。FFは少なく見積もってもあと50時間はかかる。
流石にボリューム、難易度からして片手間にできる領域を超えてるので、一旦、7リバースはここでひと段落とします。

それにしても、今回は完成度に目が行く優等生的な内容ではあるけど、振り返ってみると相変わらずのFFだった。よくここまで主張ができるものだなぁと感心する。
ストーリーは凄く分かりにくいし、いくらやり込みと言っても高難度コンテンツは難しすぎるし、ミニゲームは曲者揃いだし、時代遅れと言われるプリレンダムービーをふんだんに取り入れてるし、水着の表現に至っては今2024年だよな?と目を疑った。
濃厚なストーリー演出、フルスケールに描いた広大なワールド、戦略性のあるバトル、魅力的なキャラクター。一つ一つの素材だけでも超一級品のクオリティで作られているので、それを無難にまとめておけば波風も立たないだろうに、なんというか、本気で作ってる。
それは作り込みという意味だけでなく、表現したいものに対して真っ直ぐにあろうとする作り手の純粋なエゴ。ミニゲームですら安易なものではなく、「何か爪痕を残すんだ」というそのパートを任されたスタッフの空回りギリギリの気合いが伝わってきた。
確かに分かりにくいし、面倒くさいし、ミニゲームに至っては凄くイライラする部分もある。でも、ただユーザービリティに迎合するのではなく、主張があるからこそ、ゲームが生き生きとしている。作り手の欲望こそが、ゲーム体験を特別たらしめる。
とてつもない作り込みと相まって、このゲームに宿るパワーは本当に凄いものがあった。
そして、何か顧みないものを感じるという意味では、このリメイクプロジェクトの構想自体がまさにそれを体現してると言える。
そもそも、もとは一つであったゲームをわざわざ三作もかけて作るなんて正気の沙汰じゃない。
映画ならトリロジーなど複数作品ありきでの展開は普通にあるが、ゲームは時間がかかるので気軽に手を出せないし、続編に備えて予習し直すのも簡単ではなく、明らかにハードルは高い。一作目やったけど忘れたからもう良いや、完結するまで待てば良いやという心境になっても無理はない。
特に俺は一つのゲームをずっと遊び続けられるタチではないので、FFとは違うゲームが同じ事をやっていたら、いくら評判が良くても少し尻込みしていたと思う。
しかもこのプロジェクトの場合、途中で一作目の対応ハードを切り捨てている有り様。オマケに前作から4年も間隔が空いて、ゲームのクオリティを考えたら異例のスピードとは言っても、鮮度が重要なサーガ作品としては待たせすぎている。マテリアや装備が引き継げないというのもユーザーによっては受け入れがたい仕様になる。
結果、日本での売上はパッケージのみの数字で初動が26万と、贔屓目に見ても売れてるとは言い難い。「売るため」という側面から見るとこのプロジェクトは信じられない事ばかりしているので、さもありなんという感じ。

でも、断言できる。三部作にしたからこそ、PS4を切ってPS5オンリーにしたからこそ、リバースのようなとてつもないゲームを作ることが出来たと。間違いなくそう言える。
もちろん究極の理想を言えば、この品質とボリュームのまま全てを一つの作品としてまとめてくれた方がユーザーにとっては一番良いに決まってる。けど、リメイクプロジェクトの凄みを体験したら、とてもじゃないがそんな事は言えない。
スクエニは分作であることを納得させる程のものを作り上げてくれている。いや、それ以上と言っても良い。
限界の限界まで突き詰めた夢のようなゲームを作りたい。でも商売としてリスク管理はしなければならない。その両方を満たす現実的なやり方が、この三部作というプロジェクト。
FF7リメイクの時点で片鱗は感じ取れたが、リバースでいよいよ本領発揮。完結編はどこまでやってくれるのか想像もつかない。
ハードルの高い複数作品にしてまでも、プラットフォームをハイエンドに特化して購入層が狭まっても、複雑で面倒くさくてキワどい主張を取り入れてユーザーを篩にかけても、凄いゲームを作るためにそれが選択できるスクエニの勇気。
こんな無茶なことをやってくれるから、FFにはワクワクさせられるんだよな。FFのロマンを追い求めるゲーム作りの姿勢には、本当に感服する。
確かに三部作は金がかかるし、時間も待たされる。でも、凄いゲームを遊ばせてくれるのなら、俺はそれ以上に嬉しいことなんてない。

もうすぐドラゴンズドグマが発売しますね。どうやら問題なく迎えられそうです。
FF7リバースは、心置きなく諦めることが出来ました。難易度ハードも、バトルシミュレーターも、難しすぎる。
サブクエストや解析度など基本的なやり込みが完了したのが3日前。
あとは攻略系を残すのみというところで、全部終わらせるのは無理にしても良いとこまで行けたらドラゴンズドグマと並行してやっていこうと思ったが、そんな生温いものではなかった。まるで歯が立たない。今までの常識が全く通用しない。心が折れた。
と言っても、ここからが攻略は楽しい時間なので、余裕があれば当然やるんだけど、もうドグマが目の前に迫ってる。FFは少なく見積もってもあと50時間はかかる。
流石にボリューム、難易度からして片手間にできる領域を超えてるので、一旦、7リバースはここでひと段落とします。

それにしても、今回は完成度に目が行く優等生的な内容ではあるけど、振り返ってみると相変わらずのFFだった。よくここまで主張ができるものだなぁと感心する。
ストーリーは凄く分かりにくいし、いくらやり込みと言っても高難度コンテンツは難しすぎるし、ミニゲームは曲者揃いだし、時代遅れと言われるプリレンダムービーをふんだんに取り入れてるし、水着の表現に至っては今2024年だよな?と目を疑った。
濃厚なストーリー演出、フルスケールに描いた広大なワールド、戦略性のあるバトル、魅力的なキャラクター。一つ一つの素材だけでも超一級品のクオリティで作られているので、それを無難にまとめておけば波風も立たないだろうに、なんというか、本気で作ってる。
それは作り込みという意味だけでなく、表現したいものに対して真っ直ぐにあろうとする作り手の純粋なエゴ。ミニゲームですら安易なものではなく、「何か爪痕を残すんだ」というそのパートを任されたスタッフの空回りギリギリの気合いが伝わってきた。
確かに分かりにくいし、面倒くさいし、ミニゲームに至っては凄くイライラする部分もある。でも、ただユーザービリティに迎合するのではなく、主張があるからこそ、ゲームが生き生きとしている。作り手の欲望こそが、ゲーム体験を特別たらしめる。
とてつもない作り込みと相まって、このゲームに宿るパワーは本当に凄いものがあった。
そして、何か顧みないものを感じるという意味では、このリメイクプロジェクトの構想自体がまさにそれを体現してると言える。
そもそも、もとは一つであったゲームをわざわざ三作もかけて作るなんて正気の沙汰じゃない。
映画ならトリロジーなど複数作品ありきでの展開は普通にあるが、ゲームは時間がかかるので気軽に手を出せないし、続編に備えて予習し直すのも簡単ではなく、明らかにハードルは高い。一作目やったけど忘れたからもう良いや、完結するまで待てば良いやという心境になっても無理はない。
特に俺は一つのゲームをずっと遊び続けられるタチではないので、FFとは違うゲームが同じ事をやっていたら、いくら評判が良くても少し尻込みしていたと思う。
しかもこのプロジェクトの場合、途中で一作目の対応ハードを切り捨てている有り様。オマケに前作から4年も間隔が空いて、ゲームのクオリティを考えたら異例のスピードとは言っても、鮮度が重要なサーガ作品としては待たせすぎている。マテリアや装備が引き継げないというのもユーザーによっては受け入れがたい仕様になる。
結果、日本での売上はパッケージのみの数字で初動が26万と、贔屓目に見ても売れてるとは言い難い。「売るため」という側面から見るとこのプロジェクトは信じられない事ばかりしているので、さもありなんという感じ。

でも、断言できる。三部作にしたからこそ、PS4を切ってPS5オンリーにしたからこそ、リバースのようなとてつもないゲームを作ることが出来たと。間違いなくそう言える。
もちろん究極の理想を言えば、この品質とボリュームのまま全てを一つの作品としてまとめてくれた方がユーザーにとっては一番良いに決まってる。けど、リメイクプロジェクトの凄みを体験したら、とてもじゃないがそんな事は言えない。
スクエニは分作であることを納得させる程のものを作り上げてくれている。いや、それ以上と言っても良い。
限界の限界まで突き詰めた夢のようなゲームを作りたい。でも商売としてリスク管理はしなければならない。その両方を満たす現実的なやり方が、この三部作というプロジェクト。
FF7リメイクの時点で片鱗は感じ取れたが、リバースでいよいよ本領発揮。完結編はどこまでやってくれるのか想像もつかない。
ハードルの高い複数作品にしてまでも、プラットフォームをハイエンドに特化して購入層が狭まっても、複雑で面倒くさくてキワどい主張を取り入れてユーザーを篩にかけても、凄いゲームを作るためにそれが選択できるスクエニの勇気。
こんな無茶なことをやってくれるから、FFにはワクワクさせられるんだよな。FFのロマンを追い求めるゲーム作りの姿勢には、本当に感服する。
確かに三部作は金がかかるし、時間も待たされる。でも、凄いゲームを遊ばせてくれるのなら、俺はそれ以上に嬉しいことなんてない。
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