にっき
・TUNIC

可愛いキツネが頑張る見下ろし視点のアクションゲーム。
あらゆる情報を手探りする必要があるとは聞いてたけど、ステータス上昇の方法まで隠されているとは思いませんでした。
マップに説明書のようなページが散らばっていて、それを集めることで断片的に攻略情報が読み取れるという仕組みがこのゲームの特徴。
ダッシュのやり方という基本的な操作方法から残りスタミナによる回避の安定性といった細かい仕様まで、色んな情報がその説明書に載っている。逆にその説明書以外から情報を仕入れることはほぼ不可能。
普通のゲームなら当たり前のように天の声で教えてくれる説明も、TUNICではプレイヤーが自らの手で開拓する必要があるので、面倒くさいけど、ゲームを解いてる臨場感が凄くある。プレイヤーを能動的にさせる良いアイディアだと思う。
しかもゲームがちゃんと調整されているのが偉い。言葉では説明しにくいが、あまりゲーム側から放置されているような感覚がない。例えば、バトルの難度は程良いし、探索に動線があるし、パズルも分かりやすいし、ゲーム展開に起伏がある。ゲーム側から積極的に誘導はしてくれないが、さりげないヒントは沢山ある。
説明不足により生まれる能動性・臨場感をコンセプトにしているゲームだが、プレイヤーを完全に見捨ててはいない。諦めずに飽きないようにクリアーできるようにと調整や工夫が凝らされている。このバランス感覚が素晴らしい。
俺はこういう面倒くさそうなゲームは面白そうだなと思ってとりあえず手を出すが、プレイヤーを放置しているような無秩序なゲームバランスや単調な進行だとすぐに諦めて投げ出してしまう性分だけど、このゲームは最後まで楽しめた。
面倒くさいけど、テンポが良くて、分かりやすい爽快感もある。何よりもどかしいリアリティによる臨場感がある。面白かった。
・オーバーウォッチ2

基本無料になったオーバーウォッチの新作。基本無料という売り方が大嫌いだけど無料だからやってみた(自己矛盾)
久方ぶりの対戦ゲームでも面白かった。別に大して活躍してないけど、何となく俺出来てるんじゃね感を演出してくれるからオーバーウォッチは楽しい。
・ディオフィールドクロニクル

スクエニの新作。地味になりがちなリアルタイムストラテジーというジャンルをスクエニが作るということで、スキルが強力だったり召喚獣の必殺感が凄かったりと分かりやすく派手な感じになってるが、戦略性はほぼ皆無。最初から最後まで同じ戦い方でゴリ押しできてしまう。
スクエニらしさは確かに出てるけど、流石にストラテジーの面白味が無さすぎる。
・バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版
無駄にドラマチックに見せようとするのが邦画の特徴でそこが馬鹿にされやすい所以ではあるが、俺は割と好きです。邦画のそういうところが。
確かに邦画のエンタメ性は小っ恥ずかしいところがあるけど、結局のところ演出や台詞回しや絵作りといった映画作りのレベルが高ければ陳腐な印象は薄められるんだなとこの映画を見ながら思った。邦画的なエンタメ性を存分に発揮しながら上滑りせずスタイリッシュに仕上がっている。
いつも通り犯人は悲しい過去を背負った人間だが、あえてその人物に同情できないような見せ方をしていて、人殺しを美化していないところも良かった。
汚れのない綺麗なドラマを見せられると陳腐だなと思ってしまうが、これはちゃんと血と汗が滲んだ泥臭い人間模様がある。率直に面白かった。
・クルーエルサマー

"華やかな同級生だったケイトが行方不明になった。その頃からジャネットは垢抜けた。一年後、ケイトが帰ってきた。"
アマゾンプライム。全部見た。
監禁されていた犯人宅でジャネットと目が合ったのに通報しなかった!いやケイトなんか見てないもん!という女同士の喧嘩をメディアや裁判を絡めて壮大なスケールで繰り広げるストーリー。
そこら辺も中々見所があって面白いけど、最後のオチが特に決まってた。ジャネットのケイトに対する執着、ケイトの思い込みの強さ、友人であるマロリーの友情。それが全部本物だったと決定的にさせる最後の流れは良かった。
・ヤクルトスワローズ

うん。まぁ、はい。負けましたね。
追い詰められた最後の試合。満塁のピンチでセンターの塩見が後逸して走者が全て帰ってくるというあまりにも終わりを象徴するシーンを見せ付けられて、そこで諦めが付いたので割と穏やかに俺は敗北を受け入れることができた。
とその時は思っていたけど、試合が終わってから凄く体調が悪くて、何だこれと思いながらも何かを振り払うようにベヨネッタ3に集中していたら、何故か涙が勝手に溢れてきてビビった。こんな泣き方って本当にあるんだなと思った。そのあと体調は普通に戻った。
負けた理由は色々言われてるけど、結局王手が目の前に迫った第5戦のあと1イニングを抑えられなかったのが全ての原因に思えてならず、本当につくづく、あそこで先頭バッターの安達に四球さえ出していなかったらと思わずにいられない。しかも粘られたわけでもなく明らかなボール球4球。そのあとのエラー。そして最後の試合での後逸。
この日本シリーズは、相手にやられたというよりは自滅で終わったという印象が強い。どんなに計算通りに試合を進めても肝心なところでエラーと四球が出たらもうリカバリー出来ないのが短期決戦の怖いところ。
第三戦までは最高の気分だったが、それ以降はストレスが溜まりっぱなし。
スワローズの自滅に我慢ができず、最後の試合で終盤にオスナが3ラン打って一点差に追い縋った時も「いや勝たないと意味ないし、どうせここで反撃終わりだろうし、ちょっと溜飲を下げるよりも惨めに負けてくれた方が清々しかったのに」とあの時の俺はものすごく捻くれていて、試合が終わった瞬間にはスワローズの情報が入ってきそうなアプリは全部消して完全に野球の存在を俺の中からシャットアウトしていた。
でも、今なら素直に感謝の気持ちを持てる。だってスワローズはシーズンの最後の最後まで楽しませてくれたんだからね。
勝利には結び付かなかったけど、あの追い縋るホームランも希望の灯火として最後の最後までファンを奮い立たせてくれるもので、決して無駄なホームランなんかじゃなかった。
ここ数年の俺は勝利至上主義の目線でずっとヤクルトを見ていたけど、それは球団が意識すれば良い話で、あまりファンはそこに囚われない方が良いのかも知れない。
今年はヤクルト戦を見ていても負けて欲しくないという緊張した気持ちばかりが先行して全く楽しくなかった。
勝った負けたは当然あるけど、それ以上にやっぱり試合でハラハラドキドキできるというのがファンとして幸せな事なんだなと、日本シリーズが終わってから少し思えるようになった。

可愛いキツネが頑張る見下ろし視点のアクションゲーム。
あらゆる情報を手探りする必要があるとは聞いてたけど、ステータス上昇の方法まで隠されているとは思いませんでした。
マップに説明書のようなページが散らばっていて、それを集めることで断片的に攻略情報が読み取れるという仕組みがこのゲームの特徴。
ダッシュのやり方という基本的な操作方法から残りスタミナによる回避の安定性といった細かい仕様まで、色んな情報がその説明書に載っている。逆にその説明書以外から情報を仕入れることはほぼ不可能。
普通のゲームなら当たり前のように天の声で教えてくれる説明も、TUNICではプレイヤーが自らの手で開拓する必要があるので、面倒くさいけど、ゲームを解いてる臨場感が凄くある。プレイヤーを能動的にさせる良いアイディアだと思う。
しかもゲームがちゃんと調整されているのが偉い。言葉では説明しにくいが、あまりゲーム側から放置されているような感覚がない。例えば、バトルの難度は程良いし、探索に動線があるし、パズルも分かりやすいし、ゲーム展開に起伏がある。ゲーム側から積極的に誘導はしてくれないが、さりげないヒントは沢山ある。
説明不足により生まれる能動性・臨場感をコンセプトにしているゲームだが、プレイヤーを完全に見捨ててはいない。諦めずに飽きないようにクリアーできるようにと調整や工夫が凝らされている。このバランス感覚が素晴らしい。
俺はこういう面倒くさそうなゲームは面白そうだなと思ってとりあえず手を出すが、プレイヤーを放置しているような無秩序なゲームバランスや単調な進行だとすぐに諦めて投げ出してしまう性分だけど、このゲームは最後まで楽しめた。
面倒くさいけど、テンポが良くて、分かりやすい爽快感もある。何よりもどかしいリアリティによる臨場感がある。面白かった。
・オーバーウォッチ2

基本無料になったオーバーウォッチの新作。基本無料という売り方が大嫌いだけど無料だからやってみた(自己矛盾)
久方ぶりの対戦ゲームでも面白かった。別に大して活躍してないけど、何となく俺出来てるんじゃね感を演出してくれるからオーバーウォッチは楽しい。
・ディオフィールドクロニクル

スクエニの新作。地味になりがちなリアルタイムストラテジーというジャンルをスクエニが作るということで、スキルが強力だったり召喚獣の必殺感が凄かったりと分かりやすく派手な感じになってるが、戦略性はほぼ皆無。最初から最後まで同じ戦い方でゴリ押しできてしまう。
スクエニらしさは確かに出てるけど、流石にストラテジーの面白味が無さすぎる。
・バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版

確かに邦画のエンタメ性は小っ恥ずかしいところがあるけど、結局のところ演出や台詞回しや絵作りといった映画作りのレベルが高ければ陳腐な印象は薄められるんだなとこの映画を見ながら思った。邦画的なエンタメ性を存分に発揮しながら上滑りせずスタイリッシュに仕上がっている。
いつも通り犯人は悲しい過去を背負った人間だが、あえてその人物に同情できないような見せ方をしていて、人殺しを美化していないところも良かった。
汚れのない綺麗なドラマを見せられると陳腐だなと思ってしまうが、これはちゃんと血と汗が滲んだ泥臭い人間模様がある。率直に面白かった。
・クルーエルサマー

"華やかな同級生だったケイトが行方不明になった。その頃からジャネットは垢抜けた。一年後、ケイトが帰ってきた。"
アマゾンプライム。全部見た。
監禁されていた犯人宅でジャネットと目が合ったのに通報しなかった!いやケイトなんか見てないもん!という女同士の喧嘩をメディアや裁判を絡めて壮大なスケールで繰り広げるストーリー。
そこら辺も中々見所があって面白いけど、最後のオチが特に決まってた。ジャネットのケイトに対する執着、ケイトの思い込みの強さ、友人であるマロリーの友情。それが全部本物だったと決定的にさせる最後の流れは良かった。
・ヤクルトスワローズ

うん。まぁ、はい。負けましたね。
追い詰められた最後の試合。満塁のピンチでセンターの塩見が後逸して走者が全て帰ってくるというあまりにも終わりを象徴するシーンを見せ付けられて、そこで諦めが付いたので割と穏やかに俺は敗北を受け入れることができた。
とその時は思っていたけど、試合が終わってから凄く体調が悪くて、何だこれと思いながらも何かを振り払うようにベヨネッタ3に集中していたら、何故か涙が勝手に溢れてきてビビった。こんな泣き方って本当にあるんだなと思った。そのあと体調は普通に戻った。
負けた理由は色々言われてるけど、結局王手が目の前に迫った第5戦のあと1イニングを抑えられなかったのが全ての原因に思えてならず、本当につくづく、あそこで先頭バッターの安達に四球さえ出していなかったらと思わずにいられない。しかも粘られたわけでもなく明らかなボール球4球。そのあとのエラー。そして最後の試合での後逸。
この日本シリーズは、相手にやられたというよりは自滅で終わったという印象が強い。どんなに計算通りに試合を進めても肝心なところでエラーと四球が出たらもうリカバリー出来ないのが短期決戦の怖いところ。
第三戦までは最高の気分だったが、それ以降はストレスが溜まりっぱなし。
スワローズの自滅に我慢ができず、最後の試合で終盤にオスナが3ラン打って一点差に追い縋った時も「いや勝たないと意味ないし、どうせここで反撃終わりだろうし、ちょっと溜飲を下げるよりも惨めに負けてくれた方が清々しかったのに」とあの時の俺はものすごく捻くれていて、試合が終わった瞬間にはスワローズの情報が入ってきそうなアプリは全部消して完全に野球の存在を俺の中からシャットアウトしていた。
でも、今なら素直に感謝の気持ちを持てる。だってスワローズはシーズンの最後の最後まで楽しませてくれたんだからね。
勝利には結び付かなかったけど、あの追い縋るホームランも希望の灯火として最後の最後までファンを奮い立たせてくれるもので、決して無駄なホームランなんかじゃなかった。
ここ数年の俺は勝利至上主義の目線でずっとヤクルトを見ていたけど、それは球団が意識すれば良い話で、あまりファンはそこに囚われない方が良いのかも知れない。
今年はヤクルト戦を見ていても負けて欲しくないという緊張した気持ちばかりが先行して全く楽しくなかった。
勝った負けたは当然あるけど、それ以上にやっぱり試合でハラハラドキドキできるというのがファンとして幸せな事なんだなと、日本シリーズが終わってから少し思えるようになった。
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