こんばん日記
・アパシー 鳴神学園七不思議

ホラージャンルのテキストアドベンチャーゲーム。学校であった怖い話シリーズの新作。
300万文字数だの500以上のエンディングだのあまりにも過剰なボリュームを謳っているもんだから、四八の評判も先入観にあって内容はおざなりになってるんじゃないかと邪推してたけど、驚きました。これ、ものすごく面白いです。
7人の学生から一人ずつ怪談話を聞くという形式で、選択肢による分岐や聞く順番によって怪談の種類が大きく変わる。俺は今3周目で20個近くの話を聞いたけど、殆ど全ての話が面白い。手抜きに思えるストーリーも無いことはないが、ほんの一部。
相当な数の短編が詰め込まれている筈なのに、一つ一つの話がしっかり丁寧に作られている。引きがあるし、ドラマがあるし、登場人物に魅力がある。オチに関しては、分岐が多数用意されているものを選択肢によって繋ぎ合わせているので、唐突に感じるものも多いが、それが気にならないくらい話が面白い。
別個の短編を読み解いていくという形式でありながら、小話の根底にあるのは「鳴神学園」という一つの世界であってそこには確かな繋がりがあり、110名以上の登場人物が織りなす壮大なアパシーワールドに引き込まれてしまう。
俺は基本的に周回プレイなんてしないけど、これは別。エンディングの余韻なんかすぐに消えて早く次の話を見せてくれと思う。もっともっと知りたいもん、鳴神学園の事を。
殺人鬼、禁忌の化学、悪魔の秘術、謎の信仰、奇妙な生命体、神の思し召し、七不思議どころでは済まない数多の怪奇現象、死を呼ぶ都市伝説、などなど底知れないこの学園では何でも起こる。予測不能の暗黒パラダイスである「鳴神学園」が放つ怪しい魅力の虜になってしまった。
あと俺が気に入っているのは、アーカイブで閲覧できる登場キャラクターの人物紹介。説明のテキストがすこぶる面白い。鳴神学園にはヤバい奴しかいない。結局、一番怖いのは人間だった。
まぁ明らかに本編と矛盾しているような説明もあるけど、基本的にこのゲームはパラレルワールドだと思って遊んだ方が楽しみやすい気がするね。細かい整合性とか矛盾とか気にせず好き放題にキャラを動かしているからこそ面白いものが出来上がっている。
・デジモンサヴァイブ

課外活動に来ていた少年少女が異世界に迷い込んでデジモンに出会うという、初代を彷彿とさせるシチュエーションを舞台にしたゲーム。
テキストアドベンチャーを織り交ぜたゲームであることは知っていたけど、ガッツリとそこを押し出した構成で驚いた。バトルや育成は添え物で完全にメインはストーリー。
まだストーリーが面白いかどうか判断できるところまで進んでないが、明らかにデジモンのゲームに求められている内容とは違うので賛否両論は避けられないだろうに、そのリスクを冒してまで何年も延期してこのゲームを作り上げたということは、相当にストーリーに自信があるのだろう。期待したいと思う。
・ゼノブレイド3

やっぱりというか、いつも通り日本のRPGは序盤がかったるい。個人的な感覚ではあるけど、ゼノブレイド3もそれに当てはまってる。
一つ目は、敵が弱いので戦闘が楽しくない。色んな事が出来そうなシステムだが、今のところ適当にボタンを押してるだけで何とかなってしまう。はやく強い敵が出て来て、俺が工夫せざるを得ない状況に追い込んで欲しいなと思う。
二つ目は、ストーリーが茶番すぎてキツい。俺は日本のRPGの終盤におけるヒートアップした熱い展開やキャラをカッコ良く見せるための茶番は大好きなのだが、序盤で目立つ登場人物の薄っぺらい善良さを押し出した良い子ちゃんアピールと綺麗事に満ちたストーリー展開による茶番は好きじゃない。自己犠牲させとけばキャラに魅力が宿るだろうという安易な考え方が嫌い。
まぁでも、そろそろかったるい序盤を抜けそうなので、ここからは楽しませてくれる気がする。
・夜廻三

夜廻の新作。ストーリーが面白そうだから先が気になるんだけど、やたらとゲーム部分が難しくて前に進ませてくれない。
その難しさというのが、イライラ棒的な細かいハンドリングを求めてくるタイプなので、あんまりゲームとして面白くないから困る。
・ブラックバード
"ある囚人から証言を引き出せたら減刑してくれると言うので、ヤバい奴がいっぱい居る刑務所に潜入することにしました"
Apple TV+。全部見た。色んな意味で純粋すぎる犯人の曲者っぷりが面白かったし、最後の兄弟愛に溢れたやり取りがちょっとグッときた。
・カルト

"ある一家に、ヤバい霊が取り憑いた。名だたる霊媒師が次々と倒れていく中、最強の霊媒師「NEO」が立ち上がる"
ドキュメンタリータッチという見せ方が面白いし、最強の霊媒師の見た目や立ち振る舞いがホストというのが最高にクールで、それだけで作品が成り立つレベルだけど、驚くほど話の展開や霊のデザインも凝っていて、単なる設定ありきのホラー映画ではない良作だった。
・ヤクルトスワローズ

はぁ。辛い。ヤクルトが負けるのが辛い。ヤクルトが負けるのを見るのが怖くて仕方ない。二年前なら単なる一敗で済ませられたけど、今年は優勝がかかっている大事なシーズンなので負けに対して簡単に折り合いが付けられない。
7月までは敵なしで首位を独走し、スワローズの事になると極度の心配症に陥ってしまう俺ですら優勝を信じて疑わなかったのに、コロナをキッカケに転落。
日本記録である14カード連続勝ち越しが止まってから7勝17敗。15ゲーム差以上離していた阪神と横浜にたった1ヶ月で8ゲーム差まで詰められた。
まぁ確かに前半戦のスワローズは異常だった。漫画家が演出しているのかと思うくらい劣勢の試合をほぼ覆して勝ちに転換していた。そりゃスワローズは良い野手が多いし、反発力もあるけど、明らかに出来過ぎだった。
逆転勝ちというのは痛快だし、劇的に見えるが、途中まで主導権を相手に握られているのに違いはなく、試合運びとしては良い展開ではない。
70試合消化の段階で勝率.690と驚異的な数字を残していたが、一歩間違えたら負けていた綱渡りの試合が多かった印象が強い。ギリギリのバランスで成り立っていたスワローズの野球が、今はことごとく噛み合わなくなってしまった。
ペナントシーズンは長いから、上振れたまま終わってくれることはあんまりない。コインを投げ続ければいずれ裏表の確率が50%に収束していくのと同じように、あるべき数字に戻るよう補正がかかる。あまりにも前半戦は噛み合いすぎて実力以上の数字が出てしまったから、その反動が来ているんだと俺は思うようにしている。
ちょっとオカルトじみた考え方だけど、そっちの方が救いがあるじゃんね?その理屈でいえば、どこかでまたスワローズは立ち直って勝ち続ける時期が来るわけだから。
いやだってそうでしょ。昨年勝率.584で優勝して、今年も7月まで勝率7割近かったチームが、残り試合を5割も勝てませんなんて推移するはずがないんだから。
野球は一人で戦うスポーツじゃない。25人もの選手がベンチ入りして戦うスポーツ。だから不確定の要素が生まれる余地は少ないんだよ。
スワローズにはセリーグを勝ち上がるだけの実力がある。実力は嘘をつかない。必ず結果が応えてくれる。良い時もあれば悪い時もある。たまたま今は悪い時期が来てしまっているだけの話。
まだ8ゲーム差。ぜんぜん大丈夫。まだまだスワローズには立ち直るまでの猶予が残されている。

ホラージャンルのテキストアドベンチャーゲーム。学校であった怖い話シリーズの新作。
300万文字数だの500以上のエンディングだのあまりにも過剰なボリュームを謳っているもんだから、四八の評判も先入観にあって内容はおざなりになってるんじゃないかと邪推してたけど、驚きました。これ、ものすごく面白いです。
7人の学生から一人ずつ怪談話を聞くという形式で、選択肢による分岐や聞く順番によって怪談の種類が大きく変わる。俺は今3周目で20個近くの話を聞いたけど、殆ど全ての話が面白い。手抜きに思えるストーリーも無いことはないが、ほんの一部。
相当な数の短編が詰め込まれている筈なのに、一つ一つの話がしっかり丁寧に作られている。引きがあるし、ドラマがあるし、登場人物に魅力がある。オチに関しては、分岐が多数用意されているものを選択肢によって繋ぎ合わせているので、唐突に感じるものも多いが、それが気にならないくらい話が面白い。
別個の短編を読み解いていくという形式でありながら、小話の根底にあるのは「鳴神学園」という一つの世界であってそこには確かな繋がりがあり、110名以上の登場人物が織りなす壮大なアパシーワールドに引き込まれてしまう。
俺は基本的に周回プレイなんてしないけど、これは別。エンディングの余韻なんかすぐに消えて早く次の話を見せてくれと思う。もっともっと知りたいもん、鳴神学園の事を。
殺人鬼、禁忌の化学、悪魔の秘術、謎の信仰、奇妙な生命体、神の思し召し、七不思議どころでは済まない数多の怪奇現象、死を呼ぶ都市伝説、などなど底知れないこの学園では何でも起こる。予測不能の暗黒パラダイスである「鳴神学園」が放つ怪しい魅力の虜になってしまった。
あと俺が気に入っているのは、アーカイブで閲覧できる登場キャラクターの人物紹介。説明のテキストがすこぶる面白い。鳴神学園にはヤバい奴しかいない。結局、一番怖いのは人間だった。
まぁ明らかに本編と矛盾しているような説明もあるけど、基本的にこのゲームはパラレルワールドだと思って遊んだ方が楽しみやすい気がするね。細かい整合性とか矛盾とか気にせず好き放題にキャラを動かしているからこそ面白いものが出来上がっている。
・デジモンサヴァイブ

課外活動に来ていた少年少女が異世界に迷い込んでデジモンに出会うという、初代を彷彿とさせるシチュエーションを舞台にしたゲーム。
テキストアドベンチャーを織り交ぜたゲームであることは知っていたけど、ガッツリとそこを押し出した構成で驚いた。バトルや育成は添え物で完全にメインはストーリー。
まだストーリーが面白いかどうか判断できるところまで進んでないが、明らかにデジモンのゲームに求められている内容とは違うので賛否両論は避けられないだろうに、そのリスクを冒してまで何年も延期してこのゲームを作り上げたということは、相当にストーリーに自信があるのだろう。期待したいと思う。
・ゼノブレイド3

やっぱりというか、いつも通り日本のRPGは序盤がかったるい。個人的な感覚ではあるけど、ゼノブレイド3もそれに当てはまってる。
一つ目は、敵が弱いので戦闘が楽しくない。色んな事が出来そうなシステムだが、今のところ適当にボタンを押してるだけで何とかなってしまう。はやく強い敵が出て来て、俺が工夫せざるを得ない状況に追い込んで欲しいなと思う。
二つ目は、ストーリーが茶番すぎてキツい。俺は日本のRPGの終盤におけるヒートアップした熱い展開やキャラをカッコ良く見せるための茶番は大好きなのだが、序盤で目立つ登場人物の薄っぺらい善良さを押し出した良い子ちゃんアピールと綺麗事に満ちたストーリー展開による茶番は好きじゃない。自己犠牲させとけばキャラに魅力が宿るだろうという安易な考え方が嫌い。
まぁでも、そろそろかったるい序盤を抜けそうなので、ここからは楽しませてくれる気がする。
・夜廻三

夜廻の新作。ストーリーが面白そうだから先が気になるんだけど、やたらとゲーム部分が難しくて前に進ませてくれない。
その難しさというのが、イライラ棒的な細かいハンドリングを求めてくるタイプなので、あんまりゲームとして面白くないから困る。
・ブラックバード

Apple TV+。全部見た。色んな意味で純粋すぎる犯人の曲者っぷりが面白かったし、最後の兄弟愛に溢れたやり取りがちょっとグッときた。
・カルト

"ある一家に、ヤバい霊が取り憑いた。名だたる霊媒師が次々と倒れていく中、最強の霊媒師「NEO」が立ち上がる"
ドキュメンタリータッチという見せ方が面白いし、最強の霊媒師の見た目や立ち振る舞いがホストというのが最高にクールで、それだけで作品が成り立つレベルだけど、驚くほど話の展開や霊のデザインも凝っていて、単なる設定ありきのホラー映画ではない良作だった。
・ヤクルトスワローズ

はぁ。辛い。ヤクルトが負けるのが辛い。ヤクルトが負けるのを見るのが怖くて仕方ない。二年前なら単なる一敗で済ませられたけど、今年は優勝がかかっている大事なシーズンなので負けに対して簡単に折り合いが付けられない。
7月までは敵なしで首位を独走し、スワローズの事になると極度の心配症に陥ってしまう俺ですら優勝を信じて疑わなかったのに、コロナをキッカケに転落。
日本記録である14カード連続勝ち越しが止まってから7勝17敗。15ゲーム差以上離していた阪神と横浜にたった1ヶ月で8ゲーム差まで詰められた。
まぁ確かに前半戦のスワローズは異常だった。漫画家が演出しているのかと思うくらい劣勢の試合をほぼ覆して勝ちに転換していた。そりゃスワローズは良い野手が多いし、反発力もあるけど、明らかに出来過ぎだった。
逆転勝ちというのは痛快だし、劇的に見えるが、途中まで主導権を相手に握られているのに違いはなく、試合運びとしては良い展開ではない。
70試合消化の段階で勝率.690と驚異的な数字を残していたが、一歩間違えたら負けていた綱渡りの試合が多かった印象が強い。ギリギリのバランスで成り立っていたスワローズの野球が、今はことごとく噛み合わなくなってしまった。
ペナントシーズンは長いから、上振れたまま終わってくれることはあんまりない。コインを投げ続ければいずれ裏表の確率が50%に収束していくのと同じように、あるべき数字に戻るよう補正がかかる。あまりにも前半戦は噛み合いすぎて実力以上の数字が出てしまったから、その反動が来ているんだと俺は思うようにしている。
ちょっとオカルトじみた考え方だけど、そっちの方が救いがあるじゃんね?その理屈でいえば、どこかでまたスワローズは立ち直って勝ち続ける時期が来るわけだから。
いやだってそうでしょ。昨年勝率.584で優勝して、今年も7月まで勝率7割近かったチームが、残り試合を5割も勝てませんなんて推移するはずがないんだから。
野球は一人で戦うスポーツじゃない。25人もの選手がベンチ入りして戦うスポーツ。だから不確定の要素が生まれる余地は少ないんだよ。
スワローズにはセリーグを勝ち上がるだけの実力がある。実力は嘘をつかない。必ず結果が応えてくれる。良い時もあれば悪い時もある。たまたま今は悪い時期が来てしまっているだけの話。
まだ8ゲーム差。ぜんぜん大丈夫。まだまだスワローズには立ち直るまでの猶予が残されている。
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