ネタバレなし



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化学アドベンチャーの最新作。5章までプレイ。

・テキストアドベンチャーお馴染みのセーブ&ロードを駆使したストーリーの分岐を、ゲームのシステムとしてだけでなく、世界観の中にあるものとして溶け込ませた、ゲームと物語一体型の作りが面白い

・主人公は、過去作のようなコンプレックスに塗れた内向的な性質ではなく、前向きで爽やかでヒーロー然としていて、そこがゲームの雰囲気を決定付けている

・テキストアドベンチャーの中では最上級のアニメーションと絵の物量

・アクションのシーンをマンガ調のカットで見せてくれるので迫力がある

・怪しい化学やネットの都市伝説が満載で好奇心をくすぐられる

・スケールが凄い。ワクワクする

・音声とテキストが同期しているのが素晴らしい

・リアリティを優先させるあまり不自由だったり分かりにくいところが多い。特にバックログを確認できない場面が多々あるのはかなり不便

総じて、ハイテク化された爽やかなシュタインズゲートという印象。
個人的なコンプレックスや独りよがりな主張やエグい描写やあざといエロなどのサブカル成分は薄めなので、そういう意味では刺激が弱いが、圧倒的なスケールと小気味の良いテンポで包まれたストーリーは順当に面白い。
システムやUIは過去作よりも数段にシームレス化が計られ、ゲームと物語を密接に統合して「体験」として没入できるものにしようという意図が強く発信されている。ゲームでしかできないストーリー感があって素晴らしい。
今のところ、7年間待ったかいがあったと思えるぐらい楽しんでる。