ざっかん



・キングダムハーツ4

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キングダムハーツの最新作。3で一区切りついたシリーズは新たな段階に突入したようで、今作は東京を彷彿とさせるリアルな都市まで登場している。
キングダムハーツと言えば、ディズニーの各作品を舞台にした色んなワールドが登場するので、現実的な都市も一部のエリアに過ぎないと思うけど、キャラクターのアニメ的なデフォルメ具合がだいぶ薄れているので、今作は「リアルさ」を重視しているようには見える。

やっぱり、野村氏は未だに「FFヴェルサス」に対して未練タラタラなんだろうね。俺もです。
露骨にヴェルサスへの執着が溢れていたKH3のシークレットムービーと比較すると今作のPVはだいぶ抑え目になっていたけど、それでも隠しきれない思いが滲み出ている。

ヴェルサスの最大の特徴は、ビルが立ち並んだリアルな都市と魔法やモンスターなどのファンタジーの文明に溢れた世界を組み合わせるという現実と非現実の化学融合を狙った世界観で、それをFFというブランドを使って超スケールで作り上げようとしていた。
ヴェルサスは元々は小さなチームから出発したゲームだったが、見下ろし視点から三人称視点になり、ハードもPS3からPS4になり、エリア制からオープンワールドになった。
あれもしたいこれもしたいと色んなものを詰め込み、もっと凄いものを作りたいと対応ハードまで変わり、どんどんどんどん規模が大きくなっていった。結果、2006年の制作発表から発売まで10年以上も月日が経っていった。
しかし、結局タイトルが変わって「FF15」として出来上がったゲームの世界は、スカスカだった。ウリだったはずの現実とファンタジーを組み合わせた世界は形骸化。
あれほどアピールしていたビルが立ち並んだ現代的な都市は、終盤に廃墟としてちょろっと登場するだけという有り様。
イケメン4人が車に乗ってモンスターが彷徨っているフィールドを走り回るという、リアルとファンタジーのギャップを表した珍妙な絵作りの一端は表現されていてそこは面白かったし、何よりも「仲間との旅」というコンセプトに対して真摯に作られた芯の強い内容だったので、FFとして愛せるゲームだったけど、ゲームの世界に対する作り込みについて中途半端なクオリティだったのは否めない。
当初二部作として作られるはずだったのに結局一作でまとめることになったり、途中で野村氏がディレクターから降りる事になったりと、FF15はゴタゴタの弊害が明らかにゲーム内容に現れていたので、未練が残るのも分かる。
結局、分割してまで巨大なゲームを作ろうとする野望はFF7リメイクでついに達成されることになったけど、その強いエゴが作品に魅力を与えているので、いつまでも野村氏には果てしない自分の理想を追求し続けて欲しいなと思う。

話をキングダムハーツに戻す。俺の中でキングダムハーツは数あるシリーズ作品の中でも上から5つの中に入るくらいお気に入りのフランチャイズであり、その最大の理由はキャラの魅力と物語にあるけど、前作のストーリーには失望した。
ストーリーとは極めて主観的なもので本来善し悪しなんて存在しないから、支離滅裂でも共感できなくてもご都合主義でも一方的でもキャラが幸せになれなくてもイデオロギーが極端でもストーリーとして筋が通っているのなら別に構わない。
もちろんそれに対して気に入らなかったり納得できなかったりという感想を抱くことはあるけど、最終的にはそこも含めて受け入れるべきなのが物語というものだと思う。
しかし、物語が作品の外の方向ばかり気にしているのは我慢できない。
具体的に言うと、キングダムハーツ3のストーリーはファンサービスが過ぎる。ファンの反応だけ見ていて、キャラクターの方向に向いていない。主人公たちのやっていることが台本に沿ったプロレスにしか見えなかった。
シリーズ作品である以上、ファンを喜ばせる事が大事なのは当然であり、結局のところ重要なのはバランスだと思うが、流石に3は露骨に媚び過ぎていた。もっとファンサービスをファンサービスに見えないよう誤魔化して欲しかった。作りものを作りものだと感じさせないように見せるのがクリエイターの腕の見せ所だろと思う。
幸い、今作でストーリーは仕切り直し。キングダムハーツは大好きなシリーズだからこそ、このまま終わって欲しくない。


・Way of the Hunter(PS5、XboxX.S)

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大自然が広がるオープンワールドで熊や鹿など現実的な動物の狩りをするゲーム。
「レッドデッドリデンプション2」で結構本格的な狩猟シミュレーターが組み込まれていたけど、あれがとても楽しくてずっとやっていた記憶がある。
それもあって狩猟シミュレーターに特化して作られたゲームをいつかやりたいなとは思いながらも、今まで目についた2、3個のゲームはスルーしていたが、これは買う。決め手はハイエンドに特化して作られているから。
狩猟をテーマにしながら動物保護の倫理的な側面に踏み込んだというストーリーも気になる。


・ハローネイバー2(PS5、PS4、XboxX.S、XboxOne)

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不気味な隣人の謎を暴くステルスアクションゲーム。
ステルスゲームの敵と言えば、鈍感だったり、騙されやすかったり、お茶目な奴らが多いけど、このゲームの隣人は非常に目ざとく、なおかつユーザーの行動を学習する知能がある。
例えば、リトライしてやり直すと、前回侵入した扉には板が打ち付けられていたり、窓から侵入を繰り返すとその下にベアトラップが敷かれるようになったりという姑息な事をしてくるらしい。
前から割と気になっていたゲームで、前作がスイッチでローカライズされていたので買うか迷ったけど、AIで学習してプレイヤーの行動を潰してくるのって面白そうに聞こえるけど実際遊んで楽しいかは別の話だよなぁと思ってあと手が伸びなかった。
そんな感じで旧作に対しては意外とゲームを買うのが消極的な俺であるが、新作なら話は別。
プレイヤーの行動を学習?秘密に満ちた町全体が遊び場?AIが宿った住人とのコミュニケーション?何それめちゃくちゃ面白そうじゃん。買います。
12月6日発売予定。


・ロード96(PS5、PS4、XboxX.S、XboxOne、スイッチ)

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自由を求めて独裁国家から脱出する若者の国境までの道のりを描くゲーム。
ただし、どういう過程、結末を辿るかはプレイヤー次第であり、出会い、選択、発見、行動、時の運により物語は変化する。らしい。
ストーリー重視であまりキャラを動かすことはないみたいで、手軽に分岐や選択による自由度が楽しめそう。
6月16日発売予定。スイッチでは既に配信中。


・神業 盗来(PS4、スイッチ)

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PS2のステルスアクションゲーム「神業」をアクワイアが何故か今になってリマスターで発売。
頭を覆う手拭いに肩から背負った波模様の風呂敷という、あまりにも定番すぎる泥棒のイメージを具現化した主人公となっているが、盗んでいくほどに風呂敷が大きく膨らみ、物陰に隠れにくくなったり、目立ちやすくなるという現実的な問題がステルスの障害になるというのが馬鹿らしくて素晴らしい。ちなみにそんな大事な風呂敷をボールにして蹴飛ばすこともできる。
その場の状況に合わせて隠れてないのにさも隠れているように見せるワンボタンステルスなど、如何にもプレイステーション2世代らしいアイディアがたくさん盛り込まれている。
リアルな映像が当たり前となっている今の時代では、こういう大雑把で緩いゲームは希少なので、やってみたいね。
2022年秋発売予定。


・デッドクラフト(PS5、PS4、XboxX.S、XboxOne、スイッチ)

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人間とゾンビのハーフが主人公のサバイバルアクションゲーム。
やたらと発達した腕を活用する特殊アクション、死体を改造したゾンビ軍団の運用など、このゲーム独自のシステムに加えて、拠点の発展や食料の自給自足など一般的なクラフト要素なども駆使して世紀末の世界を生き残る。
拠点を軸にしたサバイバルゲームが好きな俺としては気になるね。この手のジャンルを作るのは大体が海外のメーカーだけど、今作は日本の制作会社が作っているのも理由の一つ。
サバイバルというリアル感を重視した内容でありながら、日本産らしくハッタリの効いた演出や世界観になっているようで、興味をそそられる。
5月19日発売予定。


・グリッチバスターズ スタックオンユー(PS4、スイッチ)

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コープを軸にしたシューティングアクションゲーム。
下半身に見えるのは磁石で、壁を垂直に駆け上がったり、仲間とくっ付いたりと、磁力を利用したギミックが特徴となっているらしい。面白そうだと思う。
2022年冬発売予定。


・ラスラー 中世のならず者(PS5、PS4、スイッチ)

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ルール無用のならず者がオープンワールドで自由に暴れ回るゲーム。
親が面倒くさがって名前すら付けて貰えなかった哀れなハゲが主人公。そりゃグレるよな。
8月25日発売予定。


・Thymesia(PS5、XboxX.S)

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一対一の緊迫したコンバットが楽しめるハードコアアクション。
タイマン戦に拘っているということは、アクションの作り込みに自信があるのだろう。実際、PVを見た限りでは面白そうだった。主人公のデザインもカッコいい。
8月10日配信予定。


・ゼノブレイド3(スイッチ)

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今年気になるゲーム、その1。ゼノブレイドの新作。
システムもストーリーも癖があり、簡単に思い通りにはさせてくれないやり応えもある。
大作だけど無難じゃないのがゼノブレイドの魅力。今作も期待してる。
7月29日発売予定。


・デジモンサヴァイヴ(PS4、スイッチ)

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今年気になるゲーム、その2。デジモンの世界を舞台にしたシミュレーションRPG。
キャンプから始まって異世界に飛ばされるって、それもう初代デジモンじゃん。明らかに狙いすましているけど、世代を直撃している俺としてはやはり気になる。映像の雰囲気も良いしね。
7月28日発売予定。


・地球防衛軍6(PS5、PS4)

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今年気になるゲーム、その3。あり得ない量の巨大生物を迎え撃つシューティングゲーム。
いつもと同じだろうけど、割と久しぶりなので気になる。
8月25日発売予定。


・ヤクルトスワローズ

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祝!首位浮上!