にっき



・ストレンジャーオブパラダイス ファイナルファンタジーオリジン

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ちょっと難しいFF。ハードコアRPGである「仁王」の開発スタジオ「チームニンジャ」が関わっているだけあってアクションの作りは本格的で、プレイヤーのテクニックと工夫を汲み取ってくれるだけの奥深さがあるし、敵が強いのでその試行錯誤の必要性が強調されていてバトルの駆け引きを楽しめるが、FFという看板を掲げていることもあって難易度選択が可能で幅広いユーザーに対して配慮もしている。
明らかにハードコアを意識した内容なのでこのゲームを一番楽しむなら難易度はハードにした方が良いんだろうけど、直近のエルデンリングで精神が擦り減ってしまった俺は難易度をノーマルにしてやってます。それでもそこそこ敵が強いのでそれなりにプレイヤーの努力が求められる。
アクションのテクニックを駆使して敵を打ち破っても良いが、FFらしくRPG的な色合いも強くて、パラメーターや戦術の方面から攻略するということも有効。
敵との相性を考えた状況判断が鍵を握るというのはエルデンリングの方向性と同じで、あのゲームはある程度のリアルさを重視していたので防具とか入れ替える時はインベントリから選んでセッティングする必要があったけど、
FFオリジンはリアリティなどは完全に割り切っているので、あらかじめジョブをもとに装備一式やアビリティなど自分で作ったビルドをいくつか保存しておくなんてことができて、それを戦闘中でも瞬時に切り替える事が可能。状況に応じたスタイルに素早く切り替えて戦えるのは快適だった。

一方で、仁王と同じくFFオリジンも装備関連はハクスラの傾向が強い。
お前どこにそんな数の装備を収納していたんだよというレベルで倒れた敵が打ち出の小槌の如くアイテムを落としまくる。獣の敵を倒しているのに普通に鎧とかばら撒くし、脈絡も何もない流れでどんどん装備が集まる。
完全に好き嫌いの話になるけど、俺はこのハクスラのゲームバランスが嫌いで、「仁王」が長続きしない最大の理由もこれなので、結構萎えてる。
理由はたくさんある。すぐに装備が更新されるので新しいアイテムが手に入った時のワクワク感が微塵もないし、宝箱を見つけても心がピクリとも動かないのがまず一点。
敵が落とすアイテムも全然関連性がなく、ゲームの世界に入っていきにくいというのもある。野生のやたさんを倒したら、読売ジャイアンツの応援グッズを落とした!みたいな、絶対にありえない組み合わせが平気で起こる。
また、どんどん強い装備が更新されていくのでその度にセッティングするのが面倒臭い。主人公だけならまだしも、このゲームは仲間もいるし、ジョブごとに装備のセットもできるので、ガチャガチャしなければならない項目が非常に多くて大変だった。
FFオリジンは世界を冒険する臨場感タイプのゲームではなく、ミッションごとに切り取られたマップにサクッと潜入してサクッと離脱するアーケードライクなゲーム進行なので、ハクスラの要素は合ってると言えば合ってるけど、個人的な好みの問題でハクスラに対するネガティブな感情がかなり強いので、モチベーションの大きな妨げになってる。

FFと言えばストーリー。プロローグから衝撃的な早回しで何が何だか分からないまま話が進んでいくけど、ちょっとFF15を彷彿とさせる雰囲気があって興味を惹かれる。
「カオス」や「ガーランド」といった初代FFの代表的なキャラクターも登場するが、主人公がカオスに対してゾッコンであまりにも執着を感じるのでどういう関係性をこれから見せてくれるのか気になる。


・シャドーウォーリアー3

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キャラの動きが素早く、敵の数はめちゃくちゃ多く、主観視点なので状況の把握がし辛い。しっちゃかめっちゃかで訳が分からないままに展開するハイスピードアクションゲーム。
俺が知ってるゲームでは、「ドゥーム」の方向性と近い。というか殆どやってることは同じ。グロくて、カオスで、他の事を考えてる余裕が一切ない。
ドゥームの方が圧倒的に作り込みは深くてバトルが面白いけど、カジュアルなドゥームとしては結構楽しめる。
こっちの方が難易度低いし、サクッと終わるし、流れを妨げる細かい判定のアスレチック要素もないので、最後までジェットコースターのように勢いを保ったまま全力疾走できる気持ち良さがあった。


・ミディアム 霊

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ポーランドを舞台にしたアドベンチャーゲーム。アクションはほぼ皆無で、注目は2つの世界にいる主人公を同時に操作するという二画面を活かしたパズル要素だけど、一部を除いてあんまり面白い仕掛けがなくて残念だった。
一番のメインは、ストーリー。驚きの結末でした。


・窓際のスパイ

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apple tvプラス。3話まで見た。イギリス情報部「MI5」の落ちこぼれの掃き溜めとなっている最下層部署、通称「スラウハウス」の連中が頑張ったり頑張らなかったりする話。
かつてのエリートが脱落者の烙印を押されて藻がいている姿が面白いなーと思いながら見てたけど、国家の為なら手段を選ばないMI5という組織が道徳心の欠片も持ち合わせてなくてそっちの方に目がいく。
同僚が死のうが、一般人を作戦に巻き込もうがお構いなし。悲観にくれるわけでも、罪悪感に包まれるようなこともない。さもそれがこの世の理のように、平然とストーリーは進んでいく。
そんな血も涙もない組織の暗躍が目立っているからこそ、人間味と情に溢れた主人公の姿にちょっと感動してしまう。
「人質を助けられるかも知れないだろ!」という当たり前なのにこの組織の中では当たり前でなくなってしまっているピュアな言葉が、とても良いなと思った。


・ダーク

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ネットフリックス。8話まで見た。タイムパラドックスの理論を軸にしたストーリー。
ただでさえ登場人物が多いうえに過去や未来を行き来して同じ名前だけど年齢が違うという人物が登場するので話に付いていくのが凄く大変。舞台はドイツで聞き慣れない名前ばかりなのが余計に拍車をかける。
でも面白い。過去が未来を変えるというのはよく聞く話だけど、このドラマの理屈では未来も過去を変えるというものらしく、時間の流れが円環のように回っていて全ての出来事が繋がっているという面白いパズルを見せてくれる。
しかし吹き替えが欲しいね、これ。最近は字幕の映画やドラマを見るのがキツくなってきた。ネットフリックスはオリジナル作品でも吹き替えの対応が少ないから困る。


・ヤクルトスワローズ

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勝って負けてを繰り返して現状は勝率5割。開幕戦は7点差を大逆転とド派手な勝利を飾ったが、そんな勝ち方は何度も狙って出来るものではないので、先取点を取って投手がリードを守るという確率の高い野球を如何に出来るかが大事。
そういう意味で言うと、今年もそれなりにその形は出来てるのかなと思う。序盤から大量得点を取られて試合が壊れるという事は少なく、最後まで競った展開になる事が多い。
スワローズが弱い時はとにかく先発が序盤から打たれて試合の趨勢が決まってしまうというパターンが目立ったけど、明らかに投手陣のレベルが上がって安定した野球が出来るようになってきた。嬉しい限り。
ただ、今年は怪我人が多いね。サンタナと奥川が長期離脱しそうなのは寂しい。ここ数年は目立った怪我人がいなかったので忘れてたけど、そういえばスワローズはそういうチームだった。