中途半端だけど、ワクワクできるポケモン




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ポケモンの新作。アクションを取り入れたリアル寄りのポケモン。
遊戯王の熱が落ち着いてきたのでいつも通りゲームをやっていきます。

・ポケモンに近付いて、狙いを定めて、モンスターボールを投げる。そんな一連の動作をアクションとして動かせる。

・手持ちのモンスターボールを投げて、自分のポケモンをその場に出現させるという流れもリアルタイムにできる

・草むらに隠れて油断させたり、背面からボールを当てたりと、アクションだからこそ出来る色んなテクニックがある

・シミュレーター寄りではなく、テンポ重視のゲームバランス。次から次へとモンスターボールを投げてサクサク捕まえられる。

・バトルもある。バトルはいつも通りのコマンド操作でターンバトル。
戦っているのはポケモンで主人公は命令を出しているだけだから当然のシステムだが、モンスターボールを投げる動作も戦闘時だとコマンドで処理されてアクション要素はほぼ無し。もう少し何とかして欲しかった感はある。

・行動順にバラつきがあったり、技に補正をかける事ができたりと、雑魚を圧倒しやすいテンポ重視の戦闘

・オープンワールドではないが、マップはそこそこ広いし、結構種類もありそう

・映像がショボい

・グラフィックが弱い上にマップのレベルデザインがイマイチなので、ポケモンの野生味を感じられない

・ポケモン特有の台詞回しが面白い

・やたらと周りが主人公を褒めてくれる

バトルよりも収集を重視したポケモン。ポケモンを捕まえるという動作がアクションとして行えるのはそれだけで楽しい。
マップやポケモンの行動が単調なので今のところワンパターンではあるけど、バリエーションが増えてきたら面白くなりそうだなと思った。

ただ、映像がショボ過ぎるのでポケモンがフィールドに馴染んでない。プログラミングとしてそこにいるんだなぁという人工的な感じが凄く強い。
広大なマップを自由に探索してその世界で生きているポケモンを捕まえるという臨場感を意識したゲーム構造だけに、このクオリティは正直残念だね。Switchと言っても、もう少し出来るだろ。ポケモンはちゃんと売れるゲームなんだから。

とは言え、過剰なまでに保守的だったポケモンシリーズの中ではかなり挑戦した内容であることは間違いない。
誰もが一度は夢見たであろうリアルなポケモンという理想に対して第一歩を踏み出したゲームであり、まだまだ中途半端ではあるけど、今作はワクワクできるものがある。
俺がポケモンに飽きてしまったのは、結局のところ映像的にも内容的にも同じ事の繰り返しでワクワクできるものが無くなってしまったからなので、今作のようなチャレンジをしてくれるのは凄く嬉しい。