雑魚がムカつく



IMG_1111
PS5とPS4のアクションゲーム。開発はEmber Lab。

映像は綺麗だし、探索が結構できるし、謎解きも良く考えられているし、アクションも見所があって、ストーリーまでしっかり作られているという、色んな要素がそれなりに高いレベルで詰め込まれたバランスの良いゲーム。
一方で何か飛び抜けたものがある訳ではないが、強いて言うとやたらと難しいのが印象に残った。そしてこの難しさの主な要因が、「複数の敵で攻めてくること」なので正直かなりストレスだった。
ボスだろうが大型の敵だろうが、なりふり構わず雑魚を引き連れて現れてきて、小さな敵を囮にしながら攻めてくる騎士道精神の欠片もない連中ばかり。もっと正々堂々かかってこいよと思わずにいられない。
大雑把なアクションなら複数の敵が来ようが問題ないけど、このゲーム、やたらと挙動が調整がされていて、リアルなモーションで動作が行われるのでしっかりと相手の動きを見極めて的確に攻撃を当てると言うことが求められる。
当たり判定もしっかりしており雑魚を薙ぎ払っていけるようなアクションではないので、結果的に一体一体チマチマと倒す必要がある。
こういう精度の高いアクションで大量の雑魚+大型の敵というシチュエーションはキツい。しかも多くの場合、雑魚は無限に湧いてくるからタチが悪い。
例えばダークソウルなら複数に囲まれても地形を活かした立ち回りができるけど、このゲームは難しいバトルほど平面的な地形で分断するのが困難なのでそうした戦い方も難しい。
せめて雑魚を倒したら回復アイテムが出て来るという恩恵があれば良いが、それもないから本当に邪魔なだけ。そもそもこのゲームは回復できるチャンスが非常に少なくて、自分のタイミングで回復できる仕組みもないし、ボス戦でも決められた回数しか回復できない仕様になっている。
なので攻撃を受け切れる回数というのは決まっているのだが、その貴重なリソースを雑魚に気を取られている間に消費させられるので納得がいかない。
主人公も妖精を操って似たような事はできるが、ロックオンしないと使用できず、大量の雑魚がいる中で特定の敵をロックするというのがまた地味に辛い作業で、これも大きなストレスだった。
アクションのクオリティ自体は良く出来ていて、稀にあるボス戦との一騎打ちなどダークソウルを彷彿とさせるレベルで熱いコンバットが楽しめるのだが、それだけに強い敵との戦闘に集中できないシチュエーションが大多数を占めているのがよく分からない。
多分妖精システムを押し出すために雑魚をたくさん出しているんだろうけど、そのせいでロックオンが難しくて妖精が使いにくいという事になっているし、総じて楽しさよりもイライラが上回るアクションだった。

IMG_1112
まぁでも俺がイライラしたというだけで、それはクオリティが低いからと言う訳ではなく、むしろしっかり調整された結果の事なので仕方ない。ロックオンだけはどうにかして欲しかったけどね。
基本的には良く出来たアクションゲーム。