あけおめ〜



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お休みも残すところあと僅かだけど、ずっとテイルズオブアライズをやってた。
最初は3つ目のボスを倒すまでに1ヶ月以上も間が空いてしまうぐらいモチベーションが上がらず結局そのあと放置し、重い腰をあげて2ヶ月ぶりくらいに再開したけど、今は打って変わって気持ちがめちゃくちゃテイルズに向いている。
これぞジャパニーズRPGマジック。日本のRPGのクライマックスに向けてヒートアップしていく感覚はほんと堪らんね。そこに至るまでの我慢の時間が最近はちょっとしんどいけど。
しかしどうしても文句を言いたいが、道中のキャンプシーンで平然とDLCの項目をカテゴリーとして表示するのはやめて欲しい。世界が壊れるから。ユーザービリティのための表記は致し方ないが、ビジネスのためにゲームの世界に異質の要素を混ぜてくるのは我慢ならない。
ストアとかタイトル画面でDLCを売り出す分には全く気にしないから、そこで思う存分やってくれ。メニュー画面の中でもまだ我慢できる。ゲームの中で商売するのだけは本当にやめて。
オンライン主体のゲームならまだしも、ストーリー軸のRPGでこんなことをやってくるゲームがあるとは思わなかった。
ゲームは、体験。確かにゲームは作りものだが、その中で筋の通った世界が存在しているからこそ、プレイヤーは主人公になれる。たとえストーリーやキャラが存在せずシステムだけのゲームでも、一貫とした何かがあれば、それはそのゲームにしかない世界が出来上がっていると言えるし、ゲームプレイを体験として感じ取れる。
俺はゲームのそういうところに魅力を感じているので、それを壊すような今作の愚行がどうしても我慢できない。DLCの表記なんて、これは作りものですよと高らかに宣言しているのと同義。そういうのはソシャゲだけで済ませて貰いたい。

テイルズを遊びながらそんなこと考えてたら、スクエニの松田社長が年明け早々に「ゲームの中のデジタルデータをプレイヤーの所有物にできるNFTの販売モデル」に対して熱く抱負を語っていて不安になる。
あまりNFTと呼ばれるジャンルについて詳しくないけど、データの売買がモデルの根幹にある時点で、極力ビジネスの側面がゲームの中に現れないよう切り離して体験性と世界観を重視したコンシューマーのゲームデザインの性質から大きく逸脱するのは間違いなく、基本無料に加えてそこの分野にまでスクエニが注力していくのはあまり嬉しくないなと思った。

まぁでも、コンシューマーと完全に分断して考えてくれるなら別に良いか。
松田社長は定期的にこちらが不安になるような抱負を語るけど、実際のスクエニはコンシューマーで新作をたくさん作ってくれてるからね。
個人的に、この抱負の中で気になったのはNFT云々よりも従来のゲームに対しての松田社長の所見について。
「今までのゲームの在り方では、個人の善意やボランタリー精神、提供者の創作意欲といった不安定なものが創作活動の拠り所となっていました」
この言葉が具体的にどういう形式のゲームを指しているのか曖昧なので俺が今から言う事とあまり結び付かないかも知れないが、個人的にずっと思っていたのは、「面白さ」を拠り所とするゲーム作りは、ゲーム会社や作り手の、ロマンと熱意と善意によって成り立っているんだろうな、ということ。
だって儲ける事を第一に考えるなら、基本無料のビジネスモデルの方が手っ取り早いに決まってる。実際、今のゲーム売り上げの大半はデジタル課金で占められている。面白さなんて曖昧なものは、それだけでは一銭にもならない。
ゲームで儲けたいなら、商売欲さえあればある程度は成立するのが今の時代。そんな中でも「面白さ」を追いかけてゲームを作ってくれるのは、作り手や会社がゲームというものに対して熱意を抱いているからに他ならない。
だから俺は、ゲームそのものに対してお金を払って購入するというビジネスモデルに敬意を払ってます。昔から存在するこの古臭い売り方は、俺が知る限りでは、面白いゲームを世に出すための一番最適な方法だから。
ゲームからなるべくビジネスの側面を遠ざけ、ゲームの世界やユーザーの事を優先して創作する、ということがこのやり方なら出来る。まだまだこのビジネスモデルが健在なのは、本当に素晴らしいこと。そしてそれが成立しているのは、ソシャゲのビジネスが支えてくれているから、というのは忘れちゃいけない。
少し前はソーシャルゲーム一辺倒になってコンシューマーゲームは絶滅する、なんて言われてたけど、全くそんな気配ないよね。ゲームは伝統あるメディアであり、そこに熱意を寄せる人がいる限り、絶対に廃れる事はない。
ユーザーである俺が出来るのは、新作を買うことだけ。今年もいっぱいゲームを買います。