ゆとりがない。故に魅力がある



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レフト4デッドシリーズの製作会社が手がけるコープメインのゾンビアクションゲーム。

・難易度が非常に高い

・連携必須なので野良だとかなり厳しい

・ランダム要素満載で常に機転が求められる

・個性を作れるカードシステムが面白い

・ストーリーのボリュームが相当ある

・オンライン対戦が思いの外楽しかった

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大抵のcoop型シューティングゲームがそうであるように、これも「敵の大軍を薙ぎ倒すの気持ちえぇ〜」という爽快感を楽しむゲームだと勝手に思ってたけど、蓋を開けてみたらめちゃくちゃ難しくてビックリした。

このゲーム、かなりキッチリとした攻略を求めてくる。
例えば、ゾンビの出す糸に捕まった時、特定のスキル、アイテムを持ってないと仲間が助け出すまで自力で抜け出すことが出来ない。
例えば、鳥の巣を脅かしたり、センサー付きのドアを開けると、信じられないくらいのゾンビの大軍が押し寄せてくる。
例えば、仲間内で弾薬を分け合ったり、違う種類の銃を使うなどの工夫をしないとほぼ確実に弾が切れる。
つまるところ、このゲームは協調性のない行為を許してくれない。
coopゲームをやってると、たまに一人で突っ走るユーザーを見かけるけど、このゲームはそういう向こう見ずな行動をしていると糸に引っかかって死ぬし、万が一スキルを持っていてもトラップが作動して大量のゾンビが湧いて死ぬし、奇跡的に掻い潜っても弾が無くなって死にます。
バック4ブラッドは、協調性から逸脱する行動に対して強烈なリスクを設けていて、一回そのリスクを目の当たりにするとこれはヤバいぞと肌で感じるほどの衝撃があるので、プレイヤーは自然と連携を意識するようになる。
普通のゲームなら、一時的に動けなくなってもボタン連打してればすぐに解けるし、トラップに対するリスクはそこまで大きくないし、弾薬なんていくらでも落ちている。
多くのゲームは、ゆとりを残してプレイヤーの適当な遊び方を許してくれる。特にコミュニケーションがメインでワイワイ楽しむオンライン型のゲームはそうだろう。
だけど、このゲームは許してくれない。かなり厳格にゲームを調整し、作り手が想定する楽しみ方にキッチリはまるよう誘導している。
だから楽しむのが難しいゲームではあるね。気楽に遊びたいという人には合わないし、このスタイルを気に入っても難易度が高すぎるので心が折れることもあるだろうし、たとえ自分だけやる気があっても協力メインなので一人や野良では面白くない。
本作の趣旨を楽しめるフレンドを3人集めて初めて本当の面白さが分かるというゲームなのでハードルはめちゃくちゃ高い。
だけど、そこを乗り越えた先にある景色は本当に素晴らしいもので、仲間と一致団結して危機を残り超えるというドラマのような体験を味わえる。
俺も心が折れそうにはなっているけど、このゲームの目指している方向性がハッキリと分かるバランス調整は大変気に入った。

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ちなみに、上のような事が起こるのは難易度ベテラン以上です。難易度は、ビギナー、ベテラン、ナイトメアとあって、ビギナーならそこそこ歯応えのあるお手軽なゾンビゲームとして遊べます。
間違いなくこのゲームの魅力が詰まっているのはベテラン以上の難易度なんだけど、流石に難しすぎるんだよね。1-5に辿り着くまでに3日かかったもん。
特にチェックポイントが飛び飛びなのがヤバい。最初とは思えないほど容赦なく殺しに来る1-1を何とか突破し、次の1-2であり得ないほどデカいゾンビが出て来て瞬殺されたあと、このゲームはチャプターごとにチェックポイントが用意されているのではなく、一定の場所までクリアーしないと進行状況がセーブされない仕様だと知って愕然とした(難易度ビギナーはその都度セーブされる)

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いやぁ、ロマンが溢れてるよこのゲームは。
ゲームが求める楽しむための要求値は高すぎるけど、それを達成したら本当に面白い。今までバイオハザード5がcoopゲームの最高峰だと思ってたけど、それに匹敵する面白さ。
難易度はネックだけど、「協力する」という行為が好きなユーザーは必見のゲーム。