日記



・真流行り神3

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都市伝説をテーマにしたテキストアドベンチャーゲーム。
都市伝説をモチーフにした怪異に対して、現実路線かファンタジー路線、2つの方向から選んで話を読み進められると言うのが魅力のシリーズだけど、どっち付かずになっている感は否めず、モヤモヤした気持ちが残る。
でも面白いんですけどね。今作も相変わらず突拍子がない。


・Tribes of Midgard

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すばらしきこのせかいの時間を犠牲にしてまで遊んでいる最高に面白いサバイバルサンドボックスクラフトローグライクタワーディフェンス街づくりオンラインマルチアクションゲーム。
今からその魅力を懇々と書いていこうと思ったけど、気が変わったので今度一つの記事で詳しく述べていきます。


・竜とそばかすの姫

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細田守監督の新作。
いつも通りストーリーはあり得ないほど唐突でご都合主義だけど、「バケモノの子」も「未来のミライ」もそうだったが毎回こうも分かりやすく物語の穴を晒しているのは脚本のセンスが無いというよりは恐らく本人の気持ちの問題で、多分、細田監督は「ストーリーの説得力よりも俺の感情の方が大事」だと本気で考えているのだろう。そうとしか思えない。
それにしたって客は他人なんだからもう少し理解させる努力があっても良い気はするけど、どこまでも自分本位の感情を垂れ流しているのだから恐れ入る。ここまで己の気持ちだけで話を組み立てられるのはある意味凄い。
つまるところ、監督のメッセージというか世(主にネット)に対して抱いている心のわだかまりや家族に対する考え方をストーリーという水で薄めることなく純度の濃いまま叩きつけてくるので、有無を言わさないパワーみたいなものは感じる。それは間違いなく彼の映画の勢いを生み出しているところではある。

個人的すぎるストーリーを包み隠してくれるエンタメ大作感と日常描写の演出力は相変わらず。今作はミュージカル気質なところがあり、音楽も素晴らしいので五感による満足感が更に大きい。
この歪なバランス感覚が、堪らんよね。誰もがすんなりと飲み干せる綺麗に透き通った飲料水を提供してるように見せといて、実はその中には細田監督を煮込んで弾き搾った密度の濃いエキスがたっぷり仕込まれてるという。
一時期宮崎駿の後継者と言われてたらしいけど、映画の構造からして、確かに2人には通じるところがある。


・ゴジラVSコング

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まず最初のあまり頭に入って来ない世界観の解説をごちゃごちゃしたあとに迫真の勢いで表示される「ゴジラVSコング」のタイトルコールが往年のVSシリーズのフォントと完全に一致していてやたさんは大興奮。
一人でニヤニヤしながらも頭の中では「コング?キングコングじゃなくて?そうか、真のキングはあんなデカいだけの猿じゃなくて神の如き御大であられるゴジラ様に他ならないのだからこのタイトルで間違ってないのか」と俺の中のゴジラ親衛隊がとんでもないエコ贔屓理論を展開していたけど、実際、映画の内容も怪獣の二大王者であるゴジラとコングどちらが強いのか白黒付けようぜというスポーツ観戦のような感覚で楽しめるもので、それでいてキッチリと勝敗を付けていたのはとても良かった。どちらが真のキングとなったかは自分の目で確かめて下さい。
それにしてもエヴァ以来の劇場で見る映画で久しぶりの映画館の環境があまりにも心地良くて途中から眠たくなったけど、まさかのメカゴジラ登場で一瞬で目が覚めた。でもメカゴジラの扱いがあまりにもあんまりで俺の心が泣いていた。
ゴジラとコングという、怪獣界の主役を同時に出すとなると結局こういう流れになるかぁという無難な内容ではあったね。


・映画大好きポンポさん

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クリエイターと呼ばれる人種の面倒くさい感情をそのまま吐露した映画。
俺は受け手でしかないけど「作り手が見せたいものをわき目もふらずに表現しようとしている作品が一番面白い」という考え方なので、この映画の言ってることは大変共感できたが、映画監督やプロデューサーという立場のキャラを通してそのまま「作り手とは〜。真に魅力ある作品とは〜」みたいな語り方をしてくるのでちょっと鼻に付いた。
この映画、終盤まではストーリーらしいストーリーが殆どなく、そうした作り手の理想論をご都合主義でつぎはぎしているだけ。しかもそれを絶対の真理であるとばかりに言ってくるので押し付けがましく感じる。
個人的に、そういうメッセージはストーリーに溶け込ませて、見ている人が頭の中で想いを巡らせた結果として感じ取れるものであって欲しいなと思う。主張は物語の中に包み隠して欲しい。
ただそうは言いながらも、この映画の真に伝えたいことである「ものづくりは誰か一人でも感動させることができたら、それだけで価値がある」というメッセージは主人公の成長の結果として感じ取れるもので、とても熱を帯びて伝わってきたし、感動した。


・AI崩壊

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AIでインフラ管理された近未来の日本を描く。
ジャンルとしてSF映画なので、予算をかけられない邦画が一番苦手とするところどだけど、これはエンタメとシミュレーションのバランスがちょうど良かった。
大袈裟すぎると興醒めだが、かと言ってリアル過ぎても地味で面白くない。その点、この映画はその塩梅がほど良くていい感じの娯楽大作となっている。
何より、ストーリーに見所がある。邦画の馬鹿にされる要素をあらゆる角度から詰め込んでいるのでどうしてもチープに見えてしまうけど、AIの自動化と人間による働き、どちらに価値があるのかという答えのないテーマに向き合った意欲作である。
「AIが人を幸せにするかどうかは、言い換えると、親が子供を幸せにできるかどうかと同じ」という素晴らしい名言をこの映画は残しているが、その言葉通り、一つの理論から導き出される答えで結論付けようとしない。
AIと人間、どちら側に肩入れすることもなく、フェアに接している。両方の存在価値を見出そうとし、弱いところは受け止めている。
優しく、度量のある映画だった。


・エイリアン2

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エイリアン大好き人間である俺は、久しぶりにエイリアンシリーズを見直しているのであった。
エイリアンと言えばたった一体の強大な怪物に立ち向かうという初代の見せ方が印象的だけど、今作は熟成されたキッチンにいるゴキブリかというくらいウジャウジャ出て来る。いやほんと凄い繁殖力。そしてあれほど無敵だったエイリアンが、実は装備さえ揃っていればあっさり倒せるほど儚い存在であることも分かる。
エイリアンが取るに足らない存在となった2だが、それは全て最後の最後にボスとして登場するクイーンを引き立てるためであり、卵がいっぱい詰まった小腸のような長いお腹をゆっくり目で追ってからの照明で光り輝くご尊大バーン!という登場シーンが最高すぎてずっとドラミングしてた。
そしてそいつに立ち向かう切り札がパワードスーツというのがまた最高に絵になる展開で、ヤケクソに満ちた無骨な取っ組み合いに生命の煌めきを感じずにはいられない。素晴らしいクライマックスだった。