もっと



・Among Us!

IMG_0433
アクションゲーム型の人狼。船員の中にインポスターと呼ばれる殺人鬼が混じっており、会議を通して黒を探る。狼を一匹残らず追放するかタスクを全てこなせば船員の勝ち、狼の数以下までクルーを減らせばインポスターの勝ち。
人狼ゲームのルールすら知らない俺だけど、youtubeでこのゲームの動画を見て面白そうだなと思い、人を集めてやってみた。
めちゃくちゃ面白かった。among usの魅力は、ゲームの中に参加している感。タスク、サボタージュ、会議、追放。やることは多岐に渡るが、システムとして浮いておらず世界観に溶け込んでいるから入り込みやすい。
ゲームを楽しむための大前提として、船内の探索中、死んだ人、追放された人はマイクをミュート、会議中のみマイクをオンにするという取り決めは必須だけど、それがまた雰囲気作りに役立っているというか、ゲームの舞台の中でプレイヤー自身が役者に成り切る感覚を強めてくれる。
始める前は、グダグダになるんじゃないかという不安もあった。でも想像以上に参加してくれた人のノリが良くて、それはそういう演じやすい空気を作ってくれたゲームの力も大きいのかなと感じる。
友達中心のパーティーと、プレステのフレンド中心のパーティーで何回かやったけど、無限に遊べるレベルで面白い。
でも7人以上は頭数が揃わないと面白さが激減するゲームなので、人を集めるのが本当に大変なのよね。楽しむ為のハードルが高いのは間違いない。


・スーパーマリオ3Dワールド+フューリーワールド

IMG_0434
3Dワールドのコンセプトである「如何にしてカメラのストレスを減らしたマリオを作るか」という方向性は、結局のところ突き詰めるとやってることはスクロール型のマリオと変わらないので、3Dでやる意味があるように見えず、あまり面白くなかった。
その点、追加コンテンツのフューリーワールドはカメラをグリグリ動かす必要があり、3Dでしか遊べないゲーム体験が詰まっていて面白かった。
明らかに実験的な作りだったし、オデッセイに続いて次のマリオも3Dを存分に活用してくれそうだね。楽しみ。


・ブレイブリーデフォルト2

IMG_0435
うーん。ブレイブリーデフォルトの魅力は、懐古主義と見せかけて意表を突いてくる予想外のストーリー展開にあるので、今作もそこに期待しながら進めてるけど、割とキツくなってきた。いつも以上に王道への依存が強い。
懐古主義のゲームは異常なまでにお約束を守ろうとするから、わざとらしく見えて仕方ないんだよな。世界を構築した結果として昔ながらの雰囲気が滲み出るのは良いと思うが、逆は違うだろうと思う。しかし王道を名乗っているゲームは大抵の場合、後者が多い。
奇抜なことをやれば良いわけではないが、王道や懐古といった過去への憧れを土台にするのではなく、そこの世界に住む人々を中心にして物語を作って欲しいなと感じる。全くストーリーの動きがキャラクターに向いていない。
戦闘はバランス調整されていて面白いが、ストーリーや世界観がここまで空っぽだとやる気が出ない。


・マケット

IMG_0436
現在PS5のフリープレイで配信中のパズルゲーム。PS5のゲームに飢えている俺は早速飛び付いた。
びんみょー。パズルゲームとして、納得できないんですけどこれ。
例えば、同じ色の障壁を消せる宝石がある。だから俺はその宝石を障壁の近くに配置すれば自由に行き来できるじゃんと考える。設置しようとする。謎の力が働いて置くことができない。少し離れた場所には問題なく置ける。
何故?特に納得できる理屈はない。ただ、そこで置けてしまうとパズルが成立しないから置けないというだけ。これに限らず、そうやって無理矢理にパズルを作っている場面が何箇所もある。せっかく仕掛けが工夫されていても全くスッキリしない。試行錯誤してると進行不能に陥ることもあるし、あまりにもパズルの作りが雑すぎる。
ギミック自体は面白いものが多いんだけどね。入れ子状に繋がったマップを利用してオブジェクトを巨大にしたり小さくしたりして解いていく仕掛けはユニーク。


・迷宮のアリス

IMG_0437 
“かつては名監督と謳われたアリスだったが、今は子育てに追われ、業界から存在が消えつつあった。
ある日、新幹線の中で自分のファンだという若い女と出会う。彼女の脚本を読むと、それは紛れもない傑作だった”

Apple TV+で配信中の連続ドラマ。2話まで見た。
夫は映画界のスーパースター。インタビューを受けても聞かれるのは彼の次回作のことばかり。自分のファンだという女はとても若く美人で、オマケに憎たらしいほどの傑作を書き、ハリウッドが大金を出して映像化を争っている。負けじと自分も何か書こうとするが、隣の家で行われている工事の騒音がやたらと耳に付く。
かつては名声を欲しいままにしていたが、今では作り手として落ち目のアリス。そんな彼女の心の動きが、痛いほどに伝わってくる。あえて言語化せず、さりげない描写で見せてくるあたり、実にこなれている。
若い女からの依頼を受けて、彼女の脚本の監督を受ける事になり、ここから物語は加速しそう。今のところかなり面白いです。apple tvのドラマは気になるものが多い。


・エヴァンゲリオン 新劇場版:序

IMG_0439
現在、エヴァンゲリオン新劇場版の最終章が上映中。近々観に行く予定なので、おさらいのため久しぶりに過去作を見直している。
改めて見て、やっぱりシンジ君は誰かのために行動できるとても良いやつだなと思った。基本的にシンジ君の行動原理は「誰かのため」であり、それでいてやたらとリアルにナイーブなところを描いているので人間味もあり、とても共感しやすい。実に主人公として良いキャラクターだなと思う。


・エヴァンゲリオン 新劇場版:破

IMG_0438
4部作の2話目。シンジくんの良い子っぷりに磨きがかかっている。
周りの大人は自分達の不手際の尻拭いを子供に押し付けたあげく、目の前の大切な人を助けたいという想いを世間知らずと切り捨てるが、シンジ君にはその純粋な気持ちを忘れないで持ち続けて欲しいなと思った。
とりあえず、シンジ君はエヴァに乗って親父を一発ぶん殴ってもバチは当たらないと思う。


・エヴァンゲリオン 新劇場版:Q

IMG_0440
4部作の3話目。相変わらず大人の都合に振り回されるシンジ君が不憫。エヴァンゲリオンってほんと大人の理不尽さについての表現が迫真がかってるよね。
過去2作は、シンジ君がエヴァに乗る覚悟を決めるまでの葛藤が真摯に描かれていたけど、今作は随分と軽い。具体的に言うと、槍のところが良く分からない。そういう意味でストーリーは微妙だったかもしれない。
初めて見たときは訳分かんねーなーと思ったけど、今見ると意外と色んな情報が明かされていたので、ちゃんと見直しといて良かった。