日記は気楽



・アウトワード

IMG_0328
クリアーしました。え?本当にそれで終わりなの?というくらい軽いノリで決着し、思わず何回もクエストログを確認し直したけど、このゲームの主人公は才能だけで魔法を唱えたり敵の群れに突っ込んで無双できるヒーローではなく、食事や睡眠がその都度必要で雨に打たれると風邪を引き暑かったり寒すぎると体調が悪くなるごく普通の一般人なので、そんな平凡な人間に訪れるドラマなんてこの程度なのかもしれない。
序盤はその只の一般人が旅をしているという純度が濃くて辛い反面リアルな冒険が楽しかったが、後半からは自分も大分強化されるため生きるか死ぬかの緊張感は激減し、良くあるRPGっぽい感覚になっていた。
そしてこのゲームはリアルなサバイバル感が取り払われてしまうと、映像はショボいし、アクションはチープだし、システムも単純で、何の取り柄もない貧相で面倒なだけのゲームになってしまうであった。新しい発見も殆ど無くなり、後半は正直退屈だった。
でも、総合的には面白かったね。記憶に残る良いゲームでした。ストーリー性は皆無に近いし、バトルも地味だし、魅力的なキャラクターもいないけど、思い出がたくさん詰まった60時間だった。
思わず販売元であるDMMゲームズに「ゲーム楽しかったです!未収録のDLCも出して下さい!」というお便りを送ってしまうくらい。
初めてです、販売元にメールを送るなんて。声を上げないとDLC出してくれそうにないので。本当にお願いします。
ちなみに返ってきた返事は「部署が違うので、こちらの宛先にまで送って下さい」だった。


・リングフィットアドベンチャー

IMG_0279
リングフィットアドベンチャーの日記の更新が途切れ、やたさんの奴もう諦めたな?と思ったりしてませんか。
残念でした。ちゃんと3日に1回くらいのペースで続けています。
毎日頑張るつもりだったけど、仕事が遅い日とかはどうしてもやる気が出ない。このペースだとクリアーまでに1年くらいかかりそうです。
最初だけはしっかりプレイ日記を書いてみたけど、あんまり俺のフィットネスに興味ないと思うので、今後は細々と「ちゃんと続けてるよ」アピールをしていきたいと思います。
それでちょっと言いたいことがあって、初めてリングフィットをした時はスクワットが辛すぎて汗は出るわ息は上がるわ膝は痛いわと衰えを痛感せざるを得ない事態になったけど、2回目以降はその辛さが激減した。
ちょっと身体を動かすだけでこんなに変わるのかと感動した。ゲームのフィットネスだからといって馬鹿に出来ないね。
運動不足の解消程度なら充分すぎるほど効果がある。


・遊戯王デュエルリンクス

IMG_0329
ちょっと前までやるゲームが無さすぎて暇だった俺は、部屋の隅っこで延々とデュエルリンクスをポチポチしているのであった。
そしてついに冥府の扉(遊戯王っぽい言い方)を開いてしまいました。「課金」という扉を。
俺はソシャゲというジャンルをゲームではなく集金のためのサービスツールだとしか思ってないので、そんなゲームの皮を被った紛いものにコンシューマーが日陰に追いやられそうになっている現状が許せなくてお金を絶対に落としてなるもんかというプライドをなびかせていたけど、そんなこと言いながらもう4年以上もソシャゲのデュエルリンクスをやってるし、その中で課金したい気持ちが微塵も無かったかというと嘘になる。むしろ課金したくてしたくて仕方なかった。
サービス開始から課金せずに我慢できた一番の理由は、プライドよりも、一度やってしまうと止まらなくなるだろうなという予感があったから。俺は本当に意思が弱いのよね。
でも最近オンライン対戦とか積極的にやってたら、デュエルリンクスで勝ちたいなぁという気持ちが強くなり、我慢できずついに課金してしまいました。5000円くらい。
いやね、「混源龍 レヴィオニア」というカードがどうしても欲しかったんです。
俺は「サンダードラゴン」というテーマのデッキが大好きで、理由は強くてカッコ良いからと唯一使えるソリティア系のデッキだからなんだけど、このデッキのエースとしてどうしてもレヴィオニアが必要だった。5000円で済んだのは運が良かった。

それにしても、古い遊戯王に馴染みがある俺としては、ソリティアみたいにひたすらカードを組み合わせて一方的にターンプレイヤーが回し続けて制圧する、という相手と対話しないデッキ回しが好きになれず、リンクスを始めてからもチマチマとアドバンテージを稼ぐ事を重視したスローペースなデッキばかり使ってたけど、実際に自分でソリティアデッキを使ってみたらカードのコンボが繋がり続けるのが気持ち良くて気持ち良くて、あーこれがマナの概念なく自由に動ける遊戯王の醍醐味なんだなーと痛感した。


・ホームステイ ボクと僕の100日間

IMG_0330
タイで制作された「カラフル」の実写映画。
自殺した主人公の魂が記憶を無くした状態で蘇る、というところまでは原作と同じ。
原作の小説やアニメ版では、主人公が自分の小さな身体にコンプレックスを抱いていたり、友達がいなかったり、親の不倫を目撃したりと、色んな苦悩を抱えていて、あぁ可哀想にと同情するところから始まったけど、実写の主人公は背は高いし顔も良いし友達にも囲まれてるしオマケに可愛い彼女までいて、何で恵まれたこいつが自殺なんてしたんだとミステリー的な興味の引き方をしている。
その構成は原作やアニメ版を知ってる人ほど興味深くとても面白かったけど、自殺の理由がイマイチ響かず。やっぱり原作の主人公の方が共感できた。
また、カラフルといえば「母親への反抗」が大きな見所で、今作もそこに対する描写は多分に含んでおり、アニメ版で毎回母とのわだかまりが解消される鍋のシーンで泣いてしまう俺としてはその流れを楽しみに見てたけど、割と薄っぺらい着地の仕方をしていて残念だった。


・ソニック ザムービー

IMG_0331
ソニックってやっぱり速いなぁと馬鹿みたいな感想しか出て来ないアクションは最高にスピーディーでソニックはやっぱり速かった。
ストーリーも面白かった。


・私というパズル

IMG_0337
産まれたばかりの子供が、抱いたその腕の中で亡くなってしまい、喪失に打ちひしがれる家族の話。

フィクションだけど、見ていて気分の良い話ではない。
けど、俺はこういう家族をテーマにしたストーリーが好きなんだなとこの映画を見ながら思った。最後は良い終わり方でしたね。


・サイトレス

IMG_0332
“路上で襲撃され視力を失った音楽家。療養のため都内のマンションの一室を借り、リハビリに励むのであった"

面白かった。違和感のあるシーンというか、ホラーとして驚かせるためだけにやっていたように見えた出来事が、実は重要な設定の根幹に繋がっているというスマートさが素敵。
最近のこういうシチュエーション系のホラーやミステリーは、使い古されたテンプレートを覆してくれるから外れが少ない。
目が見えない主人公、という設定は、息を潜めた殺人鬼とのバトルが定石だけど、大きく予想を裏切る展開だった。


・サーヴァント ターナー家の子守 シーズン2

IMG_0334
最近はサブスクリプション独自のオリジナルドラマでも毎週1話ずつ小出しにするようになったね。配信サービスに慣れてしまった俺としては好きな時に好きなだけ見たいんだけど。
とはいえこのサーヴァントは、シーズン1は予想外な展開が次々に起きて目が釘付けだったが、今回は随分とペースが遅く、そこまで先が気になるという流れでは今のところない。