最低限



・新すばらしきこのせかい(PS4、スイッチ)

IMG_0119
やっっっっと、きましたね。もう待ちくたびれた。
定期的にこのシリーズに関するアナウンスはあり、新作か!?と思ったらスマホへの移植、ついに新作か!?と期待したらスイッチへの移植、今度こそ新作か!?と願ったらアニメ化、と新発表の度に焦らされたが、ようやく待ちに待った吉報が。コンシューマーで正真正銘の新作がきた。
前作からおよそ14年ぶり。14年前、当時そこまでゲームオタクでもなかった高校生の俺は、何となく立ち読みしたファミ通で目に入ったこのゲームに一目惚れし、なけなしのお金を使って発売日に購入したらめちゃくちゃ面白くて感動した記憶が今でも鮮明に残ってる。
ありがとう、って言いたいよね。多分、自分のお金を使って知らないゲームを購入する、という初めての経験がこのタイトルだったと思う。もしすばらしきこのせかいがクソゲーだったら、俺は積極的に新作を購入できるゲームオタクになれたか怪しい。
ゲームをハイペースで購入するようになるのはもう少し後だけど、このゲームでの成功体験があったから、全く知らない、評判も分からないようなゲームでもお金を使うことに躊躇わなくなったのは間違いなくある。
今回は新規タイトルではないので受け取り方は大分変わるだろうけど、思い出に残っているゲームが十数年ぶりに新作として日の目を見るというのは感慨深いものがある。
2021年夏発売予定。


・カリスト プロトコル

IMG_0126
デッドスペースのスタッフが作っているSFホラー。
おー、今回もキャラの首元に体力ゲージと思われるインジケーターがある!(画像では見えないが)相変わらずの拘りを感じるね。
デッドスペースはバイオハザードをモチーフにした使い古されたTPSシューティングでありながら、ホラーとして真に迫るものがあった。その雰囲気作りに大きく役立っていたのが、ゲーム的な画面情報を廃した絵作り。

IMG_0127
例えば、体力ゲージはキャラが身にまとうアーマーの脊柱辺りに装着されたインジケーターとして視覚化され、弾薬数の残りは銃のホログラフィックに表示される。
ワンボタンで進行ルートを容易に確認できる仕組みのおかげでミニマップの排除にも成功。なおかつロードの暗転は一切なし。厳密に言うとロードは発生しているが、ゲートが開くタイミングなどを使って上手く誤魔化している。
ゲーム的な情報はセーブする時の画面くらいしか存在しないのではないかと思うほど、徹底的にリアルな空間を作ろうとしていた。
加えてレベルデザインも自然で、敵は機械的に配置されておらず、ダクトやパイプの隙間など予測しにくいところから沸いて出て来る。敵が倒れたとしても安心できず、近寄ると起き上がってくることもしばしば。
かぎりなく現実的な空間に近づけたリアルな映像作りに加えて、「こう来るだろう」「もう大丈夫だろう」という予定調和を超えてくるゲームバランスが組み合わさって、とてつもないホラーの臨場感を作り上げていた。
大抵の場合、雰囲気作りを重視したものはゲームとして面白くないけど、デッドスペースは、リソースのやり繰りや、敵と銃の相性、超能力の応用性など、バイオハザードに匹敵するゲーム的な楽しさがあるからまた凄い。特にデッドスペース2は、ホラーとしてもサバイバルシューティングとしても優れた傑作。コンシューマーではローカライズされてないので海外版を買う必要があるが、そこまでするだけの価値があるゲームだった。
最新作の3はゲーム寄りのバランスになりすぎてホラーの臨場感が薄れ、評判も芳しくなく、その結果シリーズは頓挫したが、デッドスペースを作った人の拘りが込められた新作をまた遊べるのがとても嬉しい。むしろ新規タイトルなぶん、余計なしがらみが無いだろうから期待できる。今度は日本でも発売して欲しいね。
それにしても、これバトロワゲーであるPUBGの世界観を引き継いでるらしいけど、ジャンルが違いすぎてどう交わってくるのか気になる。
2022年発売予定。


・リターナル(PS5)

IMG_0121
ふーん、ホラーっぽいSF世界観のシューティングでローグライクかー。珍しい組み合わせだし、何よりPS5専用のゲームだから気になっちゃう。
という印象しかなかったけど、これ俺がPS4でも最上位レベルで楽しめたエイリアンネーションを作った会社のゲームなのね。
まぁエイリアンネーションはオンラインやハードコアモードなど、ゲームのポテンシャルとは別の部分が組み合わさることでとてつもない魔力を発揮したゲームなので、あまりこの会社だからどうというわけでもないけど、印象が良いのは間違いない。
2021年3月19日発売予定。


・スペランキー2(PS4、スイッチ)

IMG_0122
ローグライク式の2Dスクロールアクションゲーム。
海外ではとっくに発売されているゲームだが、なんかやたらと評判が良いし、この手のゲームはマルチで遊びたいがちゃんと協力プレイにも対応しているので、気になる。
2021年発売予定。


・バック4ブラッド(PS5、PS4、XboxX、Xboxone)

IMG_0123
レフト4デッドのスタジオが作る新作。最大4人のマルチプレイでゾンビやクリーチャーの大群をひたすら倒しまくるゲーム。タイトルといい、ゲーム内容といい、実質的にレフト4デッドの新作と思って間違いない。
レフト4デッドは気になるゲームだったけど、コンシューマーでは360でしか販売されなかったから遊べなかったんだよね。
ゾンビを倒しまくるだけの内容なんてすぐ飽きる気もするが、そこに特化して作られているわけだし、歴史あるゲームなので面白そうではある。
2021年6月22日発売予定。


・プロジェクト007

IMG_0124
ヒットマンの制作会社であるIOインタラクティブが007フランチャイズのゲームを作るらしい。
あの会社の物量とゲームバランスをコントロールしたステルスアクションはとても面白いので期待。正直ヒットマンが毎回同じ内容で飽きていたので違うタイトルを手掛けてくれるのは嬉しい。
でもヒットマン3はやりたい。ヒットマンはもろにマシンスペックがモノを言うゲームなので、PS5でめちゃくちゃ凄いヒットマンを遊びたい。
海外ではヒットマン3がもう来年の1月21日に発売されるけど、日本では未だに発売予定のアナウンスすらなし。出してくれるよね?


・ヤクルトの話

IMG_0125
久しぶりにスワローズについて書く気がする。別に悪いことがあったわけじゃないです。むしろ良いことばかり起こってます。シーズン中よりも、オフシーズンの方が楽しいくらい。
まずは何と言ってもFA権利を取得していた山田と石山の残留!俺がPS5を楽天で予約できた日に山田と石山の残留見通しが報道されたけど、正直PS5が買えたことよりも10倍嬉しかったね。
俺はかなりの勝利至上主義な気持ちでスワローズを応援しているので、あんまり特定の選手に対して入れ込んでないけど、山田が移籍したら耐え難いショックを受けたのは間違いない。山田と村上は特別な存在。彼らにはいつまでもスワローズを引っぱる選手であり続けて欲しい。
後付けみたいに聞こえるけど、もちろん石山も絶対的な戦力として欠かせない。極めて投手が不利な神宮球場をホームにして、決して守備も良いとは言えないチームの中で、防御率1点近い成績を残せるのは並大抵じゃない。スワローズでは間違いなく一番投手としてのポテンシャルがある選手。
あとは未だに結論が出ない小川がどうなるかだね。スワローズで唯一安定した先発能力がある選手なので彼も残ってくれないと困る。

また、今年はかなり積極的に選手を獲得している。ドラフトで4人も育成指名し、トライアウトでも2人を育成枠で獲得。小川の去就次第だけど、現時点で支配下+育成の選手が71人。
今では育成枠というカテゴリーがあるので、やろうと思えば球団は選手を何人でも雇える。それを最も活かしているのがソフトバンクや巨人であり、当然選手が多いから競争力も上がるし、怪我人が多くてもリカバリーが効きやすいし、目ぼしい選手が出てくる可能性も上がる。どのチームよりも選手育成の努力をしているのだから、あの二チームが毎回日本シリーズに進出できるのも当然のことではある。
一方スワローズは弱いうえに怪我人だらけなくせして出来るだけ70人内に選手の数を収めようとしていて、五十嵐が凱旋したり、投手陣がにっちもさっちもいかなくなって歳内を緊急獲得したりと、例外的に超えたことはあるけど、基本的には70人で縛っていた。
だけど今年は早々に70人突破。しかも2軍に育成担当のコーチまで置くとしている。そこまで大きな変革ではないけど、間違いなく変化は見える。
まぁこれくらい努力するのは当然だけど。セリーグで2年連続ダントツ最下位なんだから。12球団の中でスワローズだけレベルが違う。はっきり言ってプロ野球の足を引っ張ってるお荷物球団に成り下がってる。今年なんか勝率4割すら達成できてないのだから情けないとしか言いようがない。
弱いチームならいくらでも応援できるが、やる気のないチームを応援する気にはなれない。今年のヤクルトにやる気があったとは思えない。
選手が頑張ってないとは言えないけど、チームが本気で勝つ気がないんだから、当然それは選手の士気にも影響する。明らかに今年はチーム全体が勝つための野球をしていなかった。

それだけに、今年のオフシーズンは編成がどう動くのか注目だったけど、今のところ、頑張ってる。
FA選手が3人もいてそこにお金を使う必要があり、なおかつコロナの影響で球団の収入は激減しているという大逆風の中、変化が見える。今まではダラダラと現状維持という感じだったが、今年は勝つための投資をしようという意思を感じる。とにかく変わることが大事。その姿勢を見せてくれているのは小さい一歩だったとしてもとても大きい。

あと外国人は中々期待ができる面子を呼んできたね。メジャーで実績のあるサンタナに、長打もミート力もあるオスーナ。奪三振率の高いス二ード。
外国人が活躍するかは本当に分からないのでどうなるか未知数だが、流石に今年のエスコバー、イノーア、クックより勝利貢献が低いとは考えにくいので、大きな上積みとして期待できる。
あとは、頼むからもう一人外国人を獲ってくれないかなー。殆どの球団が6人以上は保持してるのにヤクルトだけ5人。枠いっぱい機能した試しがないのに外人を連れてこない理由が分からない。今年なんて実質マクガフと後半のスアレスしか活躍していなかった。
外国人は手っ取り早く戦力強化できる最大の手段。選手層が薄く、FAで補強もままならないスワローズこそ最大限使うべき手法なのに、手を抜いてるんだから話にならない。今は5人まで一軍登録できるんだし、最低でも6人は取るべき。
小川が残留して、外国人をあと一人獲得したら今年のオフシーズンの動きは満足。読売みたいにFAで選手を乱獲しろとは言わない。ソフトバンクみたいに3軍を作れとも言わない。でも、勝つための最低限のことはしてほしい。やるべきことをやってくれたら、どんな結果になっても受け入れられるし、応援できる。

今年はシーズン途中でDAZNを解約し見る気が失せるほど最低最悪のシーズンだったが、来年は少しでも楽しくスワローズを応援できますように。