まだまだFF7リメイクが楽しい




IMG_2607

※設定に触れるので注意して下さい。

クリアーしたあともFF7リメイクやってます。
俺は飽き性なのでどんどん新しいゲームに移行していくスタイルだけど、その世界にまだ居たい!という気持ちになるゲームは、やり込みも楽しいね。
とりあえずの目標はプラチナトロフィー。あと一周すれば全てのトロフィーが取れるというところまでは仕込んでおいた。その一周は難易度ハードでクリアーする必要があるので、ここからが大変だけど。
でもこのゲームは戦闘が凄く楽しいから問題ない。クリアーしたあとに操作キャラも◯ボタンを押すだけでスキルのパレットを出せると知ってからはもっと楽しくなった。
うん、クリアーするまで瞬時に操作キャラのスキル一覧を開けると知らなかったの。今まで仲間のスキルを開いてから操作キャラにスライドさせて選ぶという凄い周りくどい操作をしていた。スクエニ馬鹿なんじゃないかとずっと思ってた。馬鹿は俺だった。

今回リメイクとして素晴らしい作り込みだったのは間違いないけど、あまりにも原作に忠実だし、ゲームの内容もバランス良く需要をカバーした優等生で、正直物足りないなぁと思うところはあった。
足りないところだらけだが捻じ曲がった方向に突っ走って意味わからんパワーに満ちていたのが最近のFFだったけど、今作は作り手のエゴは抑えられ、とにかく原作を凄いクオリティで再現しようという意気込みが見える。

それだけに、「フィーラー」という新規設定が面白い。運命の番人。運命の道から外れた事象を正そうとする存在。
運命とは、オリジナルのFF7のこと。原作という決められた運命通りに物事が進むよう必死になって筋書きを守ろうとするフィーラーの存在に製作陣の強い意図を感じざるを得ない。
それは原作そのままの形で作りたい気持ちもあるという想いから来ているのかも知れないし、オリジナルを聖域としてそれ以外の形を認めない原理主義者への反発から来ているのかも知れない。
いずれにしても、FF7をただのリメイクで終わらせるつもりはサラサラないのだろう。オリジナルという運命に抗ってみせるという強いメッセージを感じた。
そう考えると今作のタイトルであるFF7リメイクの「リメイク」という部分が意味深に見えてくる。
今回は原作を忠実にリメイクした。次回は・・・間違いなくそうならないだろうね。

シリーズ作品はファンサービスを強く求められる。
7リメイクは原作があるだけになおのこと好き勝手は許されない。しかもFF7はゲームの歴史を変えるほどの衝撃を与えた伝説の名作であり、その存在を神格化しているファンは大勢いる。新しい試みは命取りだ。
それでも、ただのリメイクは作らない。今までと違うことをやってみせる。そういう強い想いをこの序章から感じ取れた。
FFはそうでなくては、と思ったね。ファンサービスに満ちた安易なシリーズ作品が溢れている中でその流れにFFは強く反発してきたシリーズであり、そのたびに「こんなのはFFじゃない」と批判されてきたが、過去に囚われることよりも、前に進む事を選んできたのがFFというゲームだ。
そういう作り手の葛藤とユーザーからのプレッシャーという構図を、ゲームの設定として取り入れてしまう今作の試みにはビックリしたね。世界観に溶け込ませようとはしてるけど、あまりにも露骨に現れてる。

もっともっとFF7リメイクについて書きたいけど、感想で書くことがなくなるのでこれくらいで。
次回作までまだ数年も待たなければいけないというのが本当に辛い。