はーやくこい




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FF7リメイク発売まで、あと17日。


・仁王2

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ハードコア・ダークファンタジーのジャンルにおけるコーエーテクモの解釈。
前作は途中で飽きてしまったが、再挑戦。ソウルシリーズの大ファンである俺としてはやはり見逃すことができない。

基本は他の同ジャンル作品と同じように、知恵や工夫やテクニックなどを総合した精度の高いプレイが求められる攻略ゲーなので、ゲーオタとしての腕が鳴る。
特に今作のアクションは良く出来てる。このジャンルではフロムソフトウェアが圧倒的な存在感を誇っているけど、アクションについては同社のソウルシリーズを凌駕してるんじゃないかと思うレベルでクオリティが高い。
特筆すべきは敵モーションの多彩さと分かりやすさ。
相手はあらゆる間合いの攻撃に対応しながら立ち回ってくるので、一辺倒なゴリ押しが通用せず根拠に基づくボタン入力をする必要があり、同じ敵との戦いでも一筋縄ではいかない。
それでいて敵は動作がハッキリしているので突然攻撃が出てくる理不尽さが少なく、ゲームオーバーになってもしっかり戦いに負けたと納得させられる。
そういうゲームバランスを強調するためか、複数の敵に囲まれるシチュエーションや、死角からの攻撃、初見殺し、と言ったこの手のジャンルで見られるような嫌がらせが仁王では少なく、正々堂々と敵と戦えるシチュエーションが多い。
ソウルシリーズは敵との戦闘だけでなくマップや仕掛けなどあらゆる手段が総動員されて襲いかかり、プレイヤーの判断力・対応力・観察能力と言った柔軟に問題を対処する「機転」を第一に問われたが、仁王はプレイヤースキルを駆使して強敵を倒す「アクションゲーム」としての色が強い。
特に、「ガード」や「スタミナ」の要素については、アクションにおける姿勢の違いが明確に現れているから分かりやすい。
例えば、ソウルシリーズはガードしながら走ることができるし、スタミナもゆっくりではあるが回復していくので、盾を構えながら立ち回ることができる。
アクションゲームで難しいのは、敵の攻撃をローリングなどでタイミング良く回避することだが、ダークソウルは基本的に攻撃を盾で受けてから反撃すれば良いので、ボス戦は例外にしてもそこまで反射神経やボタン捌きを求められることはなかった。
一方、仁王はガードしている間は歩くことしかできないし、スタミナも回復しない。しかし敵は激しく動き回ってくる。
故に、ダークソウルと同じ考えでガードに頼ってると全く対応できない。敵の攻撃をステップやローリングで回避する事がかなり重要なゲームバランスになっている。
更に息切れしている間に攻撃を受けると大きな隙を作るという仕様もあり、アクションに対してかなりシビアな作りになっている。
ソウルシリーズはガードのゴリ押しが有効で、多少のボタン入力ミスは許容してくれるゆとりがあるが、仁王は一つのミスが命取りになりやすい。
そういう意味で、仁王はアクションに対してかなり拘りを持って作られていると言える。

そこまでしているだけあって、仁王は敵とのコンバットがとても面白い。
狂気とも言える信念でアクションが構築されていた「隻狼」には流石に及ばないけど、個人的にはソウルシリーズよりも戦闘が楽しいと思える作りになっている。
ただ、ボスが今のところ弱いね。まだ6体倒したところなのでまだまだ序盤だけど、アクションの見せ場であるボス戦で手に汗握るバトルが出来ないのは残念なところ。
三番目の蛇はかなり苦戦したが、それ以外は雑魚。敵の動きは良く出来てるんだけど、スペックが低いのか特に工夫せずとも何とかなってしまった。
とは言え当然後半に進むにつれて難しくなるだろうし、これから先に期待。

気に入らない点。
仁王は、きっちりしたアクションを求めてくるが、そのぶん救済措置も多い。そのうち一つがハクスラを押し出したカスタマイズ。
とにかくまぁ仁王はアイテムがじゃんじゃん手に入る。雑魚を一体でも倒せば2、3個は装備を落とす。
ソウルシリーズは全ての装備に個性があって明確にこれは最強!と言えるものが殆ど無かったけど、仁王は装備にレベルがあるので手に入る武器や防具が先に進むほど強力になっていき、どんどんカスタマイズが更新されていく。
ソウルシリーズはソウルシリーズで中々装備の強さを感じ取りにくいのでカスタマイズの楽しみが薄くどうかと思ったが、仁王はやりすぎ。
俺がハクスラ嫌いというのもあるが、こんなに装備が手に入ると一々変更したり溜まったアイテムを処理するのが面倒だし、そもそも有り難みが全くない。
たまに手に入る新しい装備との出会いにワクワクして、これ強いのかな?とドキドキしながら手持ちと比べるあの感覚が俺は好きなんだけど、仁王はそれが全く無い。
特定の強力な敵からしか手に入らないと思った装備を雑魚が当たり前のように落とした時とか本当に萎えた。
配置されてるアイテムの中身もランダムで変わるし、多分敵が落とすアイテムも固定されてないんだろうね。
「やたさんを倒したら読売ジャイアンツの応援グッズを落とした」みたいな、あり得ない組み合わせのアイテムを平然と落としてくる。
なんか、もっと世界観を大事にして欲しいなと思う。仁王はあまりにもゲーム的というか、その世界の中に引き込まれるような臨場感が薄い。端的に言うと、表面的な面白さを重視しすぎている。

まぁでも、それが仁王の方向性なんだから仕方ないよな。
ダークソウルはユーザービリティを犠牲にしても、世界観を大事にするという方向性だった。
如何に、ゲームを「体験」としてプレイヤーに感じさせるか、という迫力を大事にしていた。仁王との決定的な違いはここにある。
同じ土俵に上がっても、正直ソウルシリーズの世界観を作り上げている宮崎氏とフロムの審美眼にチームニンジャが敵うとは思えない。だから違うやり方で自分たちの思うハードコアゲームを作ろうとするのは間違いじゃない。
ダークソウルにはダークソウルの楽しみ方があるし、仁王には仁王の楽しみ方がある。どちらもクオリティが高いのは間違いない。
ただ、俺がハクスラ嫌いで、リアリティ重視のゲームが好きなだけということ。

しかし明確に納得できないことがある。
仁王はオープンワールドでなくミッション制なのだが、マップを離脱するとそれまでに開通したショートカットや解いた仕掛けが全部初期化されてしまう。チェックポイントのワープも出来ない。
でも、サブミッションや鍛治による装備強化をするには一度マップから出ないといけない。そうするとまたミッションは一からやり直し。意味が分からない。
当然それは面倒くさいので、ボスなどに行き詰まって強化をしたくてもチェックポイント付近で限定的な育成しか出来ない。RPGを押し出したゲームなのにこの仕様は意味不明。
俺はマップを隅々まで歩き回らないと気が済まないタチだけど、ハクスラとこの仕様もあって探索のやる気が激減した。
この手のゲームはオープンワールドにすべきだと思うけど、こんな仕様にするなら尚更ミッション制はやめて欲しい。
前作から続く仕様だけど、これについてはそうしなきゃいけない理由が分からん。アップデートでも何でも良いからどうにかしてくれ。


・あつまれ どうぶつの森

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俺には合わないだろなぁと分かり切っていながらもミーハーなのでまた買ってしまったが、やっぱりダメ。
このゲームには、目的も、緊張感も、焦燥感も、スピード感も、ゴールもない。そういうゲームだから仕方ないけど、俺は楽しめなかった。


・サブノーティカ

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ついに見つかりました。俺が理想としていたサバイバルゲームが。天から降りてきた贈り物としか思えない。
「クラフト」「オープンワールド」「サバイバル」この3つを軸に、俺がやりたかったことが完璧なバランスで積め込まれている。
このゲームには、目的も、緊張感も、焦燥感も、スピード感も、ゴールもある。仁王が記憶の彼方に消し飛んでしまうレベルで大ハマり。
今年一番のクリティカルヒット。これがあるから新規タイトルを買うのはやめられない。


・悪魔城ドラキュラ キャッスルヴァニア

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ネットフリックス。シーズン3開始。全部見た。
いやー、ドラキュラはゲームもアニメも最高に面白いね!
今シーズンも胆力のある新キャラが多くて目が離せなかった。


・遊戯王アークファイブ

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89話まで見た。
うーん、なんかグダグダになってきたな。敵だったキャラが急に味方になるという安易な展開が冷める。
↑あんな顔しながら「君たちはハンティングゲームの獲物なんだよ」なんて笑ってた邪悪野郎が簡単に心変わりするなんて考えられないんだが。
最近はかなり見るペースも落ちてきた。150話というボリュームはじっくりストーリーを描けるだろうけど、やっぱりテンポが遅い。
キャラの魅力はあるが、主人公の葛藤とか同じ流れを繰り返してるだけだしな。時間稼ぎなのは否めない。
アークファイブの悪評はリアルタイムでこのアニメを見てなかった俺の耳にも届くほど大きく、それを踏まえると嫌な予感がするが、とりあえず最後まで見る。


・二ノ国

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あのさぁ・・・これ見て誰もおかしいと思わなかったのか?日野さん、本当にこれで良いの?あなた今まで何本脚本書いてきたんだよ。未だにこんなの作ってるってヤバいだろ。
見てる人はバカじゃないんだから、ただ見せたいシーンだけ押し付けられても、そこに文脈がなければメッセージ性なんて感じ取れないよ。
勢いだけで視聴者を圧倒させるセンスがあるならエゴを押し通しても良いけど、そうじゃないんだから、とりあえず受け手のことを考えてストーリーを構築しろと言いたい。


・ブライトバーン 恐怖の拡散者

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超人的な能力を持つ少年が残虐非道の限りを尽くす映画。
中途半端。途中まで強調されていた家族愛は全くストーリーに繋がることなく唐突に消えるし、少年が人の道を外れた理由も良く分からないし、ただインパクトを重視して展開を積み重ねているだけだなぁと思えてしまう。


・バードマン あるいは 無知がもたらす予期せぬ奇跡

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エドワード・ノートンがヤバいほどカッコ良い映画。
そういえば俺はこの映画を見たから彼のファンになったんだっけか。
他の役者も良かったし、ストーリーや演出も気に入った。


・ヤクルトの話

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3月20日予定だったプロ野球の開幕は延期し、見通しも立たない状況。
はぁ。困る。スワローズは俺の心の拠り所だから。
スマホからヤクルト戦の結果を見るだけで、勝とうが負けようが嫌なことが全て頭から消し飛ぶ。スワローズは俺のメンタルリセットをしてくれるかけがえのない存在。
なんでも良いから早く俺にヤクルトの選手が野球をしているところを見せてくれ。