歴史




少し前からゲーム感想の一覧を調整してる。というか完全に作り直してる。流石に感想を書いた順番で並んでいる今のままだと見辛いと思って。
面倒くさくなって数年前からずっと更新してなかったけど、やっぱり俺のブログで一番見てほしいのはゲームの感想だからね。ここはしっかりやっとかないと。

ちなみに進捗率は2%くらい。全く進まん。数が多すぎる。合計365タイトル。こんなによく書いたよ俺。そうか、もう10年やってるんだよな。
今更ながら10年もブログを続けるって相当頑張ったんじゃね?正直全く実感が無かったんだけど、自分の感想をまとめる作業をしてみて、ようやく年月の積み重ねみたいなものを感じてる。
作業中に懐かしくなって意味もなく昔の自分の記事を見返したりしてさ。下手くそな文章だから見るのも恥ずかしいけど、なんか本当に感慨深い。そんなことばかりしてるから作業が全く先に進まないんだけど。

懐かしんでたら昔の自分や遊んだゲームを振り返る記事を書きたくなってしまった。ちょっとタイミングが遅れたけど、別にやっても良いよね。10周年の時も大したことしなかったし。
いまのゲーム感想一覧の記事がちょうど俺の足跡順に並んでいるので、これを活用する。
数が多すぎるから気になったタイトルにだけコメントしてます。

【2010年】

・キングダムハーツ バースバイスリープ 80点

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このブログが初めてゲーム感想として挙げた記念すべき記事。
いやー、初々しいね文章が。微笑ましい。文章ってやっぱり書くの難しいよな。
この頃のアクセスは10も無かったけど、自分の意見を発信するのが楽しくて仕方なかった。


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俺はファイナルファンタジーというゲームとこのシリーズの制作者を心の底から尊敬しているけど、ブログを始めた当初から大ファンだったわけではない。
ブログを続けてゲームのことを深く知るようになってから、FFって馬鹿にされてるけど本当は凄いゲームなんだなと思うようになった。FFについてはまた後で詳しく書いていきたい。
それにしてもFF10は名作だよな。未だにストーリーゲームとして最高レベルの作品だと思う。


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当時は凄かったね、フォールアウトやオブリビオンを筆頭にしたオープンワールド及び自由度への賛歌。その理論を確固とするために行われる日本のゲームへの罵倒。
自由度は正義。オープンワールドは人権。一本道のムービーゲームは存在する価値がない。大なり小なりあるがネットは殆どその論調一辺倒で、遊びの幅が狭い傾向にある日本のゲーム、特にRPGはそのスタイルを全否定される程に徹底的に扱き下ろされた。
俺はブログを始めた当初から日本のゲームが好きで、当時のゲームコミュニティ界隈で形成されていた風潮には内心猛反発していたけど、だからといってオープンワールドの聖典扱いされていたフォールアウト3の感想文でこのゲームの個性を全否定するような事を書いてないのは偉い。
というか殆ど肯定してるね。まぁ実際フォールアウト3は面白かったし。
ハードがどうとか、好き嫌いとか、伝統とか関係なく、純粋な気持ちでそのゲームを受け止めることができるのが俺の良いところだな。


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人生で最も遊んだゲーム。マジで数年間暇があったらずっとこれをやってた。
特にデスパレードエスケープというモードは世界ランキングTOP10に名前が乗るくらいやり込んだ。難易度プロフェッショナルを200回はクリアーした。
飽き性な俺はゲームを極めるという感覚を今まで知らなかったけど、バイオ5で初めて突き詰めるという達成感を知った。すげー楽しかったね。

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発売前に公開されたプロローグからポセイドン戦の動画を見てひっくり返った。
これ本当にゲームなの?と。ゲームの映像はここまで進化したのかと。
この頃から既に色んなゲームを遊んでいて、PS3の綺麗なグラフィックも見慣れていたけど、ゴッドオブウォー3は俺の中にあったハイクオリティの水準を3段階くらい飛び越える凄まじい映像で圧倒された。
単純に、見せ方が凄いよなこのシリーズは。映像が作り込まれているだけじゃなくて、カメラワークだったり、世界観だったり、スケールだったり。
ハードが進化した現時点でも映像の迫力という意味ではこのゲームの序盤が最高峰だと思ってる。

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確かこのあたりからブログのタイトルを変えた気がする。
最初は「playgame」ってブログ名だった。なんだよプレイゲームって。あまりにも平凡すぎるだろ。
今の「ゲームのまな板」ってタイトルも正直どうかと思うけど、前よりはマシ。変えて良かった。

そして、この時期にあるブログと出会い、俺にめちゃくちゃ大きな影響を与える。
「うな風呂」というブログなんだけど、いまはもう殆ど更新してないのかな。
ブログをやるからには良い文章、良い考え方を身に付けたいなぁと思っていて、でも何が良いものなのか全然分からず、今の俺もそれは分かってないけど、ともかく色んな人の文章を見ようと思ってゲーム関係の記事やレビューを漁りまくっていた。

大体2つの書き方があると分かった。ありのままに自分の感情をぶつけた文章と、キッチリした理論で構築された文章。
前者は読みやすいし、読み手の気持ちを動かしてくれるけど、好き・嫌いだけで内容を語る傾向が強く薄っぺらい。
逆に後者の文章は感情の制御がされていて説得力を感じるが、そういう記事はどれも良く言えば品格、捻くれた言い方をすると評論めいた偉ぶった感じがあって、鼻に付いた。
だから、その2つが上手く組み合わさったバランスの取れたものを書けば良いんじゃね?と思ったけど、しっくりとくる文章が思い浮かばず。
悶々と過ごし、ある日なんとなくドラキュラの感想を探していたら「うな風呂」に辿り着く。「あ、これだ」と思った。
理論はキッチリしているけど、適度に脱力していて格式ばっておらず、それでいて奥深くに心がこもった熱いものを感じる。こんな文章の書き方があるのかと、まさに俺が理想としていたのはこれだと衝撃を受けた。
なにより、この人の作品を理解しようとする姿勢に心を打たれた。自分の理論や考え方に陶酔せず、好き・嫌いに支配されることもなく、作品と向き合おうとする。
感想を書くというのは、こういうことなんだと思った。

ほんとに、狂ったようにこの人のブログを読みまくってたね。10回は読み返したかもしれない。スマホを触ってる時は常に「うな風呂」を開いていたレベル。
で、この人に感化された俺はここから数年間、ずっとこの人の真似をすることになる。タイトルの横に点数を付けたり、気に入ったゲームに⭐︎を付けたりするのもこの人のブログからパクったもの。
アクセスを増やすためでもなく、自分の意見を発信するためでもなく、この人のような文章を書きたいという気持ちをエンジンに、ここから一気にブログに対する熱が盛り上がることになる。


今日はここまで。かなり細かく分けて書いていこうと思います。