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俺は趣味が多い人間だけど、その中でも特別好きなのがゲームとスワローズであることは間違いない。
じゃあどっちの方が好きなんだろ?と、考えてみる。うーん、分からん。どちらかが欠けた自分が想像できない。それくらいこの2つが俺の人生で占めるウエイトは大きい。
とりあえずスワローズの好きの度合いを言えば、圧倒的に最下位かつBクラスもほぼ確定で今年における展望は絶望しか見出せない状態なのに、金と時間を大量に消費して東京に6連戦を観に来てしまうくらいには好きである。
と、言うわけで東京に来てる。昨日で神宮観戦も2試合が終了。結果は2連敗スタート。いつも通りなにも変わらない、順当に弱いスワローズを目の当たりにした。
まぁそこらへんは良いとして。いや全然良くないけど、そんなことよりも俺にとって大事なのは7年ぶりにホームの神宮球場に来たということだ。
正直、選手を生で見ることにあまり興味はない。それならテレビで見た方が遥かに分かりやすいし、快適だ。
しかし当たり前だけどテレビで見てる時の俺は一人ぼっち。一人でボヤきながら、行き場のないやるせなさをツイッターで晴らしているだけ。勝ってる時は良いけど、負けが込んでる時はかなりストレスが溜まる。
俺としては生観戦の楽しみは、喜びや悔しさを周りと共有できることにある。一緒に喜べる人がいる。一緒に悔しがれる人がいる。熱量の中にもみくちゃにされるあの感覚が堪らない。
テレビを見てる時はスワローズの選手が打ったり、抑えたり、そしてそれが勝ちに直結していると実感できないと面白さを感じられないけど、球場では応援すること自体が楽しいから、一つのヒットとかアウトとか些細なことでもテンションが上がって仕方ない。
俺は大阪住みなので基本的に京セラドームにしか行けないが、ヤクルトファンが2割しかいないビジターのアウェイ環境でもそう感じるくらいなので、ホーム球場でヤクルトファンの坩堝である神宮球場に行ったらどれくらいの熱気があるのか。
正直勝敗なんかどうでも良い。どうせBクラスは確定だ。ただ神宮の熱狂の中でヤクルトを応援したい。俺が最後に行った7年前と比べて球場に来るファンの数は劇的に増えてる。あの時よりも凄いことになってるはずだ。
と、思いながら神宮に来た。正直、拍子抜けした。一番思ったのは、和気あいあいとしてるなーということ。
選手がミスしても、チャンスで打てなくても、致命的な場面で打たれても、あまり悲壮感というか無念さというか切羽詰まったものを感じない。あー残念だったねーくらいの感じ。
ヤクルトにとって良いことが起きると流石に喜びに満ち溢れるが、それもエネルギーが爆発したという程ではない。正直大阪での応援の方が熱量があったと思えるくらい。
まぁ仕方ないよね。こんなほぼ最下位という先行きが決まってるチームに対して真剣に応援する気なんてなれないよな。今じゃパリーグ含めて12球団でヤクルトだけペナントレースから蚊帳の外。にも関わらず球場は満員なんだからファンの健気さは凄いよ。
でも昨日途中まで姿を見せなかった青木が最終回で代打で登場してヒットを打った時の盛り上がりは凄かった。ホーム球場であるという熱量を肌で感じられる瞬間だった。そのあと押せ押せムードなのに廣岡にバントさせて失敗して一瞬でムードも萎んでたけど。
東京に来たけどヤクルト以外は何もしてない。ヤクルト戦を見て、ホテルに帰ってちょっとだけファイアーエムブレムやって、寝て、また神宮球場に行くだけ。
流石にそのサイクルも飽きてきたので、今日くらいから観光もしてみようかなと思う。
しかし色々調べてみたけど、東京って、神宮球場以外行きたいと思えるところが全くないなー。
続く。
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