モンハン以外



先月の26日以降、1日におけるモンハンの占める比率が凄まじい事になっているが、他の事もやってる。


・斉木楠雄のΨ難

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4話まで見た。自己紹介の時間も終わってエンジンがかかってきたが、凄く気に入ってる!と思える話は今のところ一つしか無い。1期なら軽く短編20個は挙げられるが。逆に、これはちょっと滑ってるなあ、というのは幾つかある。
短編ギャグだからバラツキがあるのは仕方ないが、飛び抜けて面白い話よりもその逆の方が多い現状は少し気になる。
でも、やっぱりこのアニメは見ていると心が癒される。毎週の楽しみ。


・SHIROBAKO

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アニメ制作の現場を描いたアニメ。昨年末から少しづつ見てようやく完結。
何かを作る、というのは本当に難しいんだろうね。納期は厳しい。人手は足りない。スポンサーはうるさい。しがらみ的な繋がりもあるし、組織や業界は融通が利かない。もちろんユーザーの声は無視できず、作り手の考え方だって千差万別。他にも色んな壁が立ちはだかる。
そりゃなるべく無難に、なるべく安全に、という流れになるよな、と思う。このアニメに限らず、モノ作りのドキュメンタリー的な作品を見るたびに、主張することやチャレンジする事が、どれだけ大変で厳しいことなのか、伝わってくる。しかし、それが商業として組織でモノを作るという事で、それが現実なのだろう。
作中で、主人公たちのささやかな夢は叶った。何かを作ることのリアルを描いた話だが、最後のあたりは御都合主義的な流れが強い。
でも、それで良い。現実という壁を打ち破って、夢を見せてくれるのがエンターテイメントだ。創作の中くらい、そういう世界であって欲しい。


・ポプテピピック

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相変わらず酷い。そう言うとこのアニメでは褒め言葉になってしまうが、褒めてないです。純粋に面白くないです。というか、どんどん退屈になっている気がする。まだ最初のあたりの方が笑いどころがあったな。
そう言いながら来週もまた見てしまうのは間違いない。


・クローバーフィールド パラドックス

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エネルギーが枯渇しかけた地球。宇宙ステーションでは、起死回生をかけたエネルギー開発計画が実行されていた!
と言う話だが、見ず知らずの生きた人間がステーションの内壁に埋まっていたり、突然作業員が壁の向こうに引きずり込まれそうになって腕だけ持っていかれたり、その腕が地面を這いずっていたり、と、次から次へと奇想天外な出来事が起きて予測ができない。
それらの現象に対し、カオス現象が起きたから、の一言で理由付けを済ませてしまっているのが何とも豪快。細かい事なんて別に良いじゃん。とにかく見ている人を驚かせたいんだよ!という意志が伝わってくる。
クローバーフィールドはこれが3作目。思えば、型にハマらないモノを作りたがるのはこのシリーズの特徴で、1作目は怪獣映画ながら殆ど怪獣のアップはなく、逃げ惑う人々の主観ショットを徹底した斬新な内容だった。
2作目に至っては、閉鎖空間に閉じ込められた女が殺人鬼と駆け引きしながら脱出を図るという、何度もタイトルを確認し直すのが必須のとんでもない方向転換をしていて、事前情報無しで見ていた俺はかなり驚いた記憶がある。単純に脱出サスペンスとしてもレベルが高くて面白かった。
そして今作。またしても大きく世界観が変わり、それに加えて何が起こるのか分からない仕掛けがいっぱいで、相変わらずのサプライズには充分楽しませて貰った。
ほんの少しでも怪獣を見せればそれはクローバーフィールドなんだよ、と言わんばかりの、開き直ったスタイルは嫌いじゃない。


・君の膵臓をたべたい

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少し前まで、本屋とかレンタルショップに行った時、このタイトルを嫌というほど目にしたっけ。単純に記憶に残る題名ではあるが。
キャッチーなタイトル通り、映画の内容も分かりやすい。高校で浮いている根暗な男が、クラスで人気者の女の秘密を知った事をキッカケに、彼女と仲を深める、という内容で、良く言えば運命的であり、悪く言えば都合の良い展開で話が進む。
台詞にしても、やり取りにしても、ライトノベル的なわざとらしさが目に付き、ものすごく願望的な感じがするが、運命や偶然なんかじゃなくて、これまで私たちが選んできた選択が積み重なって、自分たちの意思として私たちは出会ったんだよ、的な言葉は結構良かったので、そう言われるとこの作為的な展開にも説得力みたいなものがある。
印象的だったのは、最後まで男はウジウジしたまま踏み込む事が出来ず終わったこと。この点のリアリティは、他の安直な恋愛ドラマとは一線を画している。
自分の殻を破れだとか、生き方を変えろと言うのは簡単だが、変わるというのはとてつもない痛みと苦しみを伴う。過去の自分を否定する事にもなるのだから。自分を変えるというのは、生半可な覚悟で出来る事ではない。
しかし、変わらなければ前に進めないこともある。大切な人の余命が幾ばくもない、という設定の意表を突くことで、1歩を踏み出すことの重さ、1日を大切に生きるというメッセージを印象的なものにしていたのはとても良かった。



・Firewatch

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割と昔から話題になっていたインディーズゲーム。ようやく日本でも配信されたのでプレイ。
まずもって、吹き替えが英語のくせにデフォルトで字幕が出るようになってないのが意味不明。
最初、字幕もなしに英語で喋り始めて、会話は雰囲気を味わうだけか?と思って流していたが、あまりにも喋りが長いのでメニューを開いたら、字幕の項目があってチェックが入ってないというね。気が利いてないにも程がある。
あとは雰囲気ゲーという一言に尽きる。主人公は、アルツハイマーになった奥さんを施設に預けるという選択をし、悲しみと自責の念に駆られ逃げるように森林火災監視員となった男。舞台は美しいカートゥン調で作られたアメリカの自然保護区。主人公と女上司の何気ない自然なやり取りを中心にゲームは進行する。
かなり現実感を意識した作りで、味わいはある。アクションや成長要素はないし、スコアのような概念もないが、それがある時点でこの雰囲気は壊れてしまう。まさしく雰囲気ゲーの王道をゆく作り。行ったり来たりが多くて、ファストトラベルみたいな機能があれば楽なのになぁーと思うこともあったが、勿論そんなものもない。なくて正解。
しかし、この手のゲームにしては意外と引きが強い。ミステリー色が濃くて、先が気になるんだよね。
まぁオチがショボいというか、あまりインパクトを意識していない辺り、やっぱり雰囲気ゲーだなぁという感じだったけど。


・モンスターハンターワールド

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俺のゲーム史を振り返っても、かつて無いほど没頭している。
ゲームとして楽しいから?オンラインでのコミュニケーションが楽しいから?
いや、どっちも最高に面白い。だからモンハンは凄い。