思い出



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・ファイナルファンタジー12 ザ・ゾディアックエイジ

実を言うと、俺が一番初めにプレイしたFFは12だったりする。
具体的にいえば、小学校に行くよりも前にFF2を遊んだこともあるが、意味不明なシステムと唐突なゲームバランスは明らかに当時の俺の許容量を超えていて、スグに止めた。初めて本腰入れてコントローラーを握り、初めてクリアーしたFFは12だった。
そのあと一気にナンバリングをコンプリートするのだが、FFが何を大切にしているのか理解してなかった当時は「最近のFFは~」とか言ってバカにしていた記憶があるな。一番好きなFFは4とか心にもない事を言ってた気もする。昔は周りに流されて割とアンチってたからなー。流されるのは仕方ないけど、自分で導き出した答え以外は、言葉にするべきではないよね。言葉にする前に、一歩踏み止まって本当にそうなのか自分なりに考えないとね。
ともあれFF12。無駄に広大なフィールドと、その無駄に広いマップを処理するためにロードだらけになったせいで、恐ろしくテンポが悪かった。ストーリーも中途半端極まりなく、明らかに世界を広げ過ぎて収拾が付かなかった感がある。作りこみが空回りした大作の悪例だ。
しかし簡易AIを組むガンビットを軸にした戦闘・カスタマイズは抜群に面白かったし、無駄に広いマップにやたらと詰め込まれた要素もやりがいがあり、世界観も設定自体は骨太でワクワクするものがあった。
何より映像のクオリティが凄まじく、ドラクエとポケモンとマリオしか知らなかった当時の俺は軽くカルチャーショックを受けた。複雑なゲームシステムやドラマチックなストーリー展開なども含め、俺にとっては全てが新しい体験で、ゲームの見方が大きく変わった節目の1本が、FF12。
当然、今作のリマスターはインターナショナル版。あれ4年くらい前に買ったけど、PS2のインターフェースの悪さに辟易してスグ投げたんだよな。だけど、せっかく作った広いマップを全否定する4倍速のシャカシャカモードは衝撃的だった。何が驚きって、それでもまだなお移動が面倒くさいこと。通常速とか今考えると正気じゃない。
気になるのは、ロードだね。オリジナル版はマップがロードのラインで分断化されて結局生きた世界として感じにくかったけど、PS4の力でシームレスになってるのかな。ストーリーの酷さは今更どうしようもないが、4倍速とロード短縮があればテンポの悪さはほぼ改善されるわけで。4倍速にすると臨場感とか世界に浸るとか感慨は何もないだろうが、どうせ一回クリアーしたゲームだし、俺が気になるのはインターナショナル版から登場したジョブシステムだし、育成ゲーとして楽しめれば良い。
2017年発売予定。


・ウォッチドッグス2

ウォッチドッグスの新作きたー。前作はUBIにしては珍しく単なる雰囲気ゲーではなく、ハッキング要素がステルスゲームとして調和され、やりごたえのある内容で面白かった。
その割にはユーザーの評判は悪かったんだけど。それを受けていつもの物量ぶん回しスタンスに戻ってしまうのではないかと少し不安になる。


・XCOM2

XCOMのコンシューマ版がついに日本発売。マジか。これPC専用のゲームで一番気になってたんだよね。コンシューマで出るかどうかも怪しかったのにまさか日本で出してくれるとは。ダウンロード版のみらしいが、買わざるを得ない。


・ノーマンズスカイ

インディー発なのにパッケージで6000円で売るというかなり金のかかった大作。
それもそのはず、舞台となるのは1800京個もの惑星が存在する広大な宇宙。いやはや凄いね。でも、それって面白いの?、とも思う。
いや、こういうゲームは面白いものを作ろうというよりは、凄いゲームを作ろうとしているから、ベクトルが違うか。雰囲気ゲームとして楽しむものなのだろう。
惑星間をシームレスに旅ができるというのはあまりないのでそこら辺は楽しみ。
8月25日発売予定。


・ワールドオブファイナルファンタジー

デフォルメ化され、ゆるキャラになったモンスターや歴代キャストが出てくるFF。
ファンゲームとしての側面が強そうだが、キャラの高さの概念を活かした、のせのせ・わけわけシステムは目新しいし、戦略性もありそうで、普通にゲームとして面白そうに見える。
10月27日発売予定。


・アキバズビート

秋葉原を舞台にしたゲームの新作。
アキバズの問題点はひとえに予算と技術力から来るところなので、今作もどうかと思うが、設定とかシステムが前作まではオタクを表面的に比喩したものだったのに対し今作は内面的で、ストーリーは少し期待出来るかもしれない。
2016年秋発売予定。


・エージェントオブメイヘム

セインツロウの会社が作ってる新作。なんかセインツロウっぽい。
2017年発売予定。


・東京ザナドゥeX+

これ結局PS4でも出るのかー。PS4で出るなら買うって言った気がするけど、何か平凡なゲームにしか見えないんだよね。
まぁ、日本ファルコムだからなー。平凡なRPGを丁寧に作れることが日本ファルコムの強みであり、ごく当たり前なRPGが減っている今では貴重な存在だが、一年に何十本もゲームをやってるとそういうのは良いやってなってしまう。
9月8日発売予定。


・モンスターハンター ストーリーズ

みんな大好きモンスターハンターがRPG化。これ戦闘ターン制なのか。中途半端にモンハンっぽくしようとしてアクション取り入れるよりは良いか。
でも見た感じ、オーソドックスな携帯機型RPGって感じで、よっぽどモンハンの世界が好きでもない限りやる必要はなさそうだな。
10月8日発売予定。


・新型PS4

出る出ると噂されていたが、SIE(SCEの新名称だがこの呼び方慣れねー)が正式に認めたらしい。4Kテレビに対応するとのこと。新型専用のゲームとかはない予定みたい。
とにかく、いつ出すのか早く教えて欲しいね。FF15の前に出るってんなら4Kテレビと新型PS4即決で買うから。


・映画の話

『グッドナイトマミー』

きも・・・ただただ気持ち悪くて胸糞悪いだけの話。オチも一瞬で読めるし、内容はない。しかし過激なので目は引く。


『バクマン。』

漫画家の二人が少年ジャンプで頑張る話。
作者の経験をふんだんに取り入れたドキュメンタリー色が強い内容でありながら、現実的な社会の厳しさや人間のドロドロした関係などのリアリティを捨て去り、ジャンプ的な爽やかさでコーティングされているのがバクマンの特徴だが、映画も理想に溢れたご都合主義でストーリーが展開され、ジャンプの大前提である、友情・努力・勝利に繋がる、実にジャンプらしい起承転結だった。
努力をすれば何とかなる。友情があれば何でも乗り越えられる。単純な図式すぎて説得力はあまりないが、これがジャンプのリアリティだ。バクマンはそれで良いのだろう。
しかし、単に虚構的なカタルシスしかない作品なのかと言うと、そうではない。病気を押して描いている主人公に対し、ライバルが自分ならもっと上手く描ける、と言って作画に付け足しを始めた時に見せた、主人公の涙と殺気。あの一連のシーンは迫ってくるものがあった。自分のキャラクターは、自分が一番上手く描けるんだという漫画家としてのプライドが伝わって来る名場面。
しかも、病気を押して、締め切りはギリギリで、周りで仲間が手伝ってくれて、という逆境の中頑張ってるねーというシチュエーションの中で、この展開を持ってくるのが凄い。悪条件は関係ない。描く以上は、プロとして責任を持ってやれ、というプロである事の厳しさも自然と表現できている。
それにしても佐藤健が青い方で、神木隆之介が赤い方という配役は、見た目的に逆だろって思ったけど、普通にハマってたな。


・ヤクルトの話

もう良いか。