FFはFF




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・ファイナルファンタジー15

今回のFFが、大作としてのスタイルを最重要視して作られているのは間違いない。具体的に言うと、海外ゲームの影響を強く受けている。
これまでのFFはスケールの大きい世界観や異様にクオリティの高い映像や長大なストーリーで大作としての風格を誇示していたわけだが、今作はシームレスやオープンワールドや自由度と言った、海外の大作の基準とされる部分からそれに挑んでいる。PVやインタビューを見ても、この点に関して並々ならない意気込みで臨んでいる事が良く分かる。
確かに、シームレス・オープンワールド・自由度と言った要素は、映像美を活かしやすいし、スケールも演出できる。大作とマッチしやすいゲームデザインであることは間違いない。しかし問題は、FFのストーリー性と全く相性が合わない事だ。
上の要素はプレイヤーを能動的にさせる、つまるところプレイヤーがゲームを動かす主人公として入り込めるようにという側面が強い仕組みだが、FFのストーリーは自己主張の強いキャラクターが勝手に物語を動かす鑑賞型だ。ゲーム側からしてみれば、プレイヤーはストーリーラインに沿って受け身に動いてくれた方が感情移入させやすい。また、自由にどこでも行ける作りだと、話の進行とプレイヤーの歩みをシンクロさせ辛いので、物語のドライブ感が失われ、話がぶつ切りに感じられてしまうという問題もある。
結局は、取捨選択してバランスをとれば良い話なのだが、スペックの発達によりボイスを取り入れたりキャラクターの頭身が上がったりして、よりリアルにストーリーを語れるようになった10以降は、如何にして物語をドラマチックに見せるか、という点を主眼にしてFFは作られていた。
それが究極に先鋭化されたのが13だ。FFはあくまでストーリーのゲームであるとはいえ、何百万本と売れるゲームでここまで偏ったものを作るかと本当に驚かされた。

かと言って、インタビューであったFF13に対する田畑Dの批判的な意見は、大作は海外のAAAスタイルこそが至高という前提が強すぎて、あんまり納得できないけどね。
FF13は、物語のドライブ感を最重視したゲームとして、13にしかない魅力と勢いがちゃんとある。RPGとしてのバランス感覚は全くなかったが、ストーリーのために、あそこまで割り切ってRPGの醍醐味を無くしてしまう不敵っぷりには舌を巻いた。これこそFFにしか出来ない大胆さであり、この独善的なチャレンジスピリッツがFFのパワーを生んでいる。
FF13は確固としたビジョンがあった。だからあれで問題ない。

脱線したが、FF15のポイントは、受け身なFFのストーリーと能動的なオープンワールドを如何に融合させているか、という点に尽きると思う。
興味深いのは、田畑Dのインタビュー。今作の象徴でもあるオープンワールドは、最初からそれありきで作ろうとしていたのではなく、仲間とともに旅をするというコンセプトを高めるために、逆算的に導きだしたと言っている。
成る程。確かに、オープンワールドはどう遊ばせたいかという軸があって初めて生きるものだ。シームレスな空間。自由な広場。それはあくまでその世界でプレイヤーが行動しているという臨場感を作り上げるためのファクターであり、その目的を達成させる手段でしかない。
故に、何のビジョンも無しにこれありきでゲームを作ってしまうと、どう遊ばせたいのか分からないあやふやなものが出来てしまう。ただ自由です、どこでも行けます、というだけでは決して面白くはならない。遊びの軸がないとゲームは成立しない。
その割にオープンワールドを見せることが先行しすぎているゲームが多いが、どうやらFF15は安易に海外のゲームと張ろうとして作られているわけではないようだ。

要するに、FF15は、仲間と旅をしているという臨場感からプレイヤーをキャラクターへ感情移入させ、ストーリーの熱を高めようとしているのだろう。
もちろん、それに役立っているのはオープンワールドだけではない。夜は極端に敵を強くする事で、日が暮れたら焚き火を囲って団欒するという、一日のサイクルを強調させたゲームバランス。友情を深く描くために、女キャラを省いて男4人で固めたパーティ。そして、彼らをまとめて運ぶ車の存在。全てが、仲間と共に旅をするというコンセプトに向かって結び付いている。
これが本当に機能しているなら、FF15は大作としての風格を示しつつ、ストーリーとゲームの融合に成功しているという、中々に凄い傑作になってしまうわけだが、そこはやってみないと分からないな。

FF15は、確かに今時の大作RPGから外れないスタンダードな作りだ。オープンワールドのシームレスに合わせてアクションにするために、いつもの珍妙なゲームシステムを諦めているのも残念に思う。
しかし、ただ求められているからオープンワールドにしました、自由度を高めました、という安易なものではない。そこには確固とした意思がある。
何も文句はない。FF15は、紛れもなく15番目のFFだ。
9月30日発売予定。


・真 流行り神2

都市伝説アドベンチャーゲーム。
と、言いながら前作はあまり都市伝説感がなかったが。でも、チュンソフトのサウンドノベルみたいに、一つのストーリーが軸にあって、分岐によっていつの間にか話が入れ替わっているという作りは良かったな。
9つあるストーリーは全て別次元で行われているという設定だから、メインキャラでも普通に死ぬし、あるストーリーでは真摯に尽くしてくれたキャラがクズとして登場したりと、先が読めなかった。
選択肢を選びなおすのも楽だったし、今回もこの方式でやってくれないかな。
7月7日発売予定。


・世界一長い5分間

魔王との最終決戦を前に記憶喪失になってしまった主人公をどうにかするゲーム。
全くもって意味が分からない。だから買います。
7月28日発売予定。


・真 三国無双 英傑伝

三国無双がシミュレーションゲームに。コーエーと言えば元々はシミュレーションゲームの会社なので、ついにかという感じ。
そういう意味で興味深いが、シミュレーションはあまり趣味じゃないからまぁ良いか。


・ルートレター

ギャルゲー成分が薄そうな青春アドベンチャーという事でこれは結構期待している。島根県を舞台にしているらしいけど、何か意味があるのかな。
6月16日発売予定。


・ヤクルトの話

もう弱すぎる。しかも序盤で決定付いている試合が多すぎて見る気がしない。
どうでも良い場面でしか打たない打線。速攻で打たれる先発。まるで粘れない中継ぎ陣。完全に最下位だった2年前に戻ってる。
まぁ打線は全く打てないわけではないし、中継ぎも主力は抑えているので、あとは先発次第な感もあるが、うーん、小川以外まともに力のある投手がいないな・・・。
とりあえず杉浦は先発で使ってくれよなー。どう見ても中継ぎタイプじゃないでしょ。