ザ・スクエニ

E3の雑感です。
【スクウェア・エニックス】
・ファイナルファンタジー7 リメイク
ふぅ。腹が減ったな。今日は何を食べようか。最近ラーメンとかうどんばっかだし、違うのいっとく?パスタとか。やっぱり麺になってしまうのか。
でも、今日はちょっと落ち着けるところで食べたいな。何故なら今朝はSCEのE3カンファレンスがあったから。情報をゆっくり眺めたい。それにしても何でSCEのカンファレンスは毎回日本時間の昼前にやるんだか。仕事で見れないっつーの。
結局、ドトールに行く。さてさて、馴染みのサイトで確認させて貰いますか。
大鷲のトリコ。やっぱりPS4で作ってたか。ホライゾン。噂のゲリラのRPG。この世界観はワクワクせざるを得ないな。シェンムー3。ほえー。
お、愛してやまないスクエニのゲームも発表されてるぞ。なんかちっこい絵のFF。ふーん。カワイイじゃん。FF7。何だよ、またPC版の移植の話かよ。どうでも良いし。
ん?
りめいく・・・?
ん、ん?
PS4で・・・?
ん、ん、ん、ん、ん?
PS4でふ、フルリメイク・・・?
んんんんんんんんんん!!!??!!!?
昏倒。
度肝を抜かれた。とてもじゃないが俺は冷静になれない。どうせまた何年もかかるんだろとか、ちゃんとリメイク出来るのかとか、コンシューマが行き詰まってるからクリエイターが最後のチャンスとばかりに心残りを解消してるだけだろとか、一歩引いて見れば色々ネガティヴな意見も湧いて来るが、そんな感情はこの衝撃の前にあっさり打ち消される。あのFF7が、最新技術で構築される。とんでもない事だこれは。それほどFF7は凄いゲームなのだから。
いやぁ、今からスクエニがどれだけ珍妙なFF7を作ってくるか楽しみで仕方ない。FF7は当時のRPGでは恒例だったお祭り感を大事にしたゲームであるため、雰囲気に合わない要素でも色々と自由に詰め込まれており、今ではチープに見えるあの時代の映像がそこら辺を絶妙に誤魔化していたが、今も変わらずFF15であれだけ珍妙な絵作りをかましてくるスクエニの事だから、全く臆する事なく最新技術で違和感MAXの映像を作り上げてくるだろう。クラウドの女装姿を早く拝みたい。
何より、作っているのは空気を読まない北瀬チーム。また一方的なテコ入れをして変な方向にねじ曲げてくるのは間違いない。ユーザーの「こうしてくれ!」という要望に対して全く斜め上の答えで返してくるのが北瀬チームのデフォルト。彼らが、最新技術で再構築しましたというだけの安易なリメイクを作るはずがない。案の定、ディレクターの野村氏は無難なリメイクを作る気はないと言ってるし。
うん、それで良いんだよ。FF7は、とにかく凄いゲームを作るんだ、というスタッフの野心溢れる熱量が形となったゲームだ。いくら形だけ作っても、その芯が欠けてしまえばそれはFF7ではない。ただ綺麗な映像でオリジナル版をそのままなぞりましたという表面的なリメイクなら何の魅力も無い。
最もリメイクが期待されていた作品だけにハードルも高く、ほんの少しでも違う部分があれば叩かれるだろうが、細かな整合性なんか気にしなくて良いから、大胆に、今の時代だからこそ出来るFF7を作って欲しい。
・ヒットマン
ヒットマン新作きたー!!!しかも発売は今年の12月。早い!
と、思ったらデジタルベースでバージョンアップさせていくという手法らしく、完全にコンテンツが出揃うのは来年らしい。
しかし追加コンテンツの度にお金を払うのではなく、最初からパッケージ分のお金を払ってあとは全て無料でアップデートされていく方式とのこと。最初は小さなお金で済ませて間口を広く、というのがデジタル販売の特徴なのに、こういう売り方は珍しいな。
デジタルベースと聞いた時は、長くお金を回収する為にダラダラと引っ張って間伸びしたネトゲのような締まりのないゲームになるのではないかと思ったりもしたが、その心配は無さそう。
別に追加コンテンツ自体はどんどんやれば良いと思うが、それありきで作られてるものは長く遊ばせる為に無理矢理引き伸ばしたような内容になるから嫌なんだよね。
海外では12月8日発売予定。
・ニーア
ニーアの新作。世界観とストーリーは惹かれるけど戦闘が大雑把で微妙というのが前作だったが、今作の開発はプラチナゲームズ。プラチナの作るアクションは超一流なので弱点は解消されたも同然。もちろんディレクターは引き続いてヨコオタロウなので、世界観とストーリーはいつも通りのものになるだろう。情緒を引き上げるのに大きく貢献していたコンポーザーの岡部氏も続投。全く隙が無いように見える。
同じくヨコオタロウがディレクターを務めたドラッグオンドラグーン3の開発はHDゲームの経験に乏しいアクセスゲームズだったのに、ニーアはプラチナで作らせて貰えるんだな。スクエニのやる気が伺える。
・ワールドオブファイナルファンタジー
ドラクエモンスターズ的なFF。ベビーモスや鉄巨人などのお馴染みのモンスターを仲間に出来る。また過去作の舞台が出てきたりもする。FF好きの為のゲームって感じか。
俺はそういう方向でのFF好きじゃないのでそこら辺はどうでも良いが、スクエニの作るゲームはシステムがユニークかつ戦略的で面白く、今作のノセノセシステムもやりごたえがありそうなので気になる。
2016年発売予定。
・キングダムハーツ3
一世代飛ばしてるだけに映像の進化は劇的だな。まだディズニー世界の映像は無いが、これは相当映えるだろう。
今作はどんなディズニー作品が詰め込まれるのか気になるね。最近のディズニーは色々買収してるからかなり選択肢があるが。ピクサー作品やスターウォーズが来ると熱い。
・ライズオブザトゥームレイダー
相変わらず映像が凄い。まさに動かせる映画。
元々トゥームレイダーはインディージョーンズのような冒険アドベンチャーをゲームで体験するという世界観だが、前作から演出重視のゲームデザインになって更にその方向性は推し進められている。この手のゲームの最高峰にはアンチャーテッドが存在するが、それに全く引けを取らないレベルだった。
むしろ俺はアンチャよりもトゥームレイダーの方が好きだな。完全に一本道で映画的なテンポの良さを意識しているアンチャと違って、トゥームレイダーは程々に迷わされるので冒険してる感が強く、そこがゲーム的に面白くて好きだった。アンチャも次作ではそこら辺を意識して作ってるらしいけど。
それよりもこれ、Xboxoneでの先行販売なんだよねぇ。360との互換が発表されてロストオデッセイが出来るようになった事だし、Xboxoneはいずれ買うと思うが、トゥームレイダーのタイミングではないな。どのみちPS4でも出るらしいからまぁ良いか。
海外では11月10日発売予定。
・ジャストコーズ3
やたらドッカンバッカンしてた。凄いな。何でも壊せるのかこれ?施設が丸々炎上してるんだが。そこらにあるボンベが爆発したとか、柱が崩れたとか、そんなチンケなレベルじゃない。完膚なきまでに崩壊してる。もちろんリアルタイムで。
俺はゲームで意味もなくオブジェクトを破壊工作するのが好きなので、これは堪らんな。自分のアクションの結果が破壊という表現で返ってくるのは単純に爽快感がある。
このゲームの特徴であるワイヤーアクションは応用の幅が広そうだし、動かしているだけでも楽しいゲームになりそう。
海外では12月1日発売予定。
・スターオーシャン5
星を巡る冒険が舞台のアクションRPG。久しぶりの新作。
今作はメンバー全員が一同に戦闘に参加するらしい。PVでは6人いた。今回もキャラを切り替えて戦うアクションになると思うが、この人数で収拾つくのだろうか。大体のRPGが戦闘参加メンバーを4人までで抑えているがそれはプレイヤーが一度に管理出来るギリギリの人数だからであって、それを上回るとなると面倒臭いだけな気がする。
ただ賑やかだからというだけでなく、大人数で戦う事にちゃんと意味があれば良いが。
2015年冬発売予定。
・デウスエクス マンカインドディヴァイデッド
今作もストーリーは結構力入ってそうだな。くらいしか分からん。でもシステムを弄るようなゲームでも無いし、前作を引き継いで作られていれば安定して面白いものになるはず。
2016年春発売予定。
・プロジェクトセツナ
新規RPG。イメージボードしか明かされてないので良く分からんが、昔のRPGの面白さを追求したものになってるらしい。スクエニは基本的に急進的なゲームを作ろうとする会社だが、一方で過去を振り返ったゲームもフィーチャーするから、バランスが良い。俺は断然急進的なスクエニが好きだけど。
それにしても、このプロジェクトセツナはスクエニが新たに設立したトーキョーRPGファクトリーというスタジオが作っているのだが、そのスタジオの設立目的が、コンシューマーで日本的な新規のオフラインRPGを作るため、というのは俺の好きなワードが揃い過ぎていて堪らない。昔はFF信者だから仕方なくスクエニを応援してる感じだったが、今やどんどん俺好みのスクエニになっている。素晴らしい。
2016年発売予定。
凄い。スクエニは本気だ。本気で日本の据え置き機市場を引っ張るんだという気概を感じる。据え置きというか、完全にPS4に偏っているが、サードのソフトがまともに売れる据え置きの市場は国内ではPS4しかないので仕方がない。
前世代のスクエニは色々なハードに行ったり来たりしていたが、日本のコンシューマ市場がどんどん縮小している中で、もはやパイを分散させる余裕はないと察知したのだろう。日本のゲームユーザーを全てPS4に掻き集める、というくらいの力の入れようだ。この流れを見るにドラクエの新作はPS4が濃厚かもな。ドラクエをやるユーザーはスクエニのRPGを売るのにかなり重要な層だが、PS4はそこが致命的に欠けてるし。
ゲームの面白さは決してテクノロジーありきではないが、プレイヤーがゲームに集中して臨める環境が整っていて、作り手のもっともっと凄いものをという望みを叶えるスペックを兼ね備えているハードは、据え置き機だけだ。
スマホによりゲーム市場は大きくなったが、本腰を入れてゲームを楽しもうというユーザーが居なくなってしまうと、ゲームは暇潰しのレベルに成り下がってしまう。ゲームは決して、暇潰しの道具に収まるようなものでは無い。ゲームは人を感動させ、心を動かす力を持っている。それは決して、暇潰しや集金システムとして作られたゲームには宿らないものだ。
スクエニが据え置き機を盛り上げようとしているのは、主力であるFFを売る為というのもあるだろうが、根にあるのはユーザーの心を動かすゲームを作ろうという気概だろう。そりゃ基本無料やネトゲで集金したりもしているが、ゲームを作るにはお金が必要なのだから仕方ない。目が眩んで手段が目的になってしまっているメーカーが多い中でも、ゲームに対するクリエイターとしての想いを忘れないスクエニの姿勢は素晴らしい。
数年前までは基本無料ばかりで全く新作を出してくれず、スクエニもそっち方面に行ってしまうのかと嘆いたが、FF14が復活して経営が立ち直ってからの動向は目を見張るものがある。昔、和田元社長が「FF14の失敗でHDゲームの制作が数年遅れる」と言っていたが、それは嘘じゃなかった。
スクエニがゲームの感動を大事にする会社で、本当に良かった。
【SCE】
・人喰いの大鷲トリコ
ワンダやICOを作った上田氏の新作。何年も前からPS3で発売予定とされていたが、現在PS4にシフトして開発中との事。
相棒と協力して遺跡の仕掛けを解いていくICOのようなゲームだが、その相棒が巨大な獣というのが本作の特徴で、確かにこれはPS3だと厳しい気がする。ただでさえ獣を動かすのが難しそうなのに、獣の生き生きとした野性味が相棒として感じられる大きな要因だから、処理落ちや引っかかりなどのちょっとしたパフォーマンス不良も許され無いもんな。
少しでもプログラミングっぽさが露呈したらその時点でこのゲームは終わり。ここまで長引かせたからには、完璧なパフォーマンスで完成させて欲しい。
2016年発売予定。
・ホライゾン
発達した世界が滅んで自然が栄えたオープンワールドを舞台に、恐竜をモチーフにした機械生命体を狩るという、世界観を力強く見せた如何にも大作らしいゲーム。単純にこの世界観はワクワクするものがある。
戦闘も面白そう。巨大生物とのアクションは中々上手くいかない事が多いが、モンハンっぽいスローテンポな立ち回りを射撃武器で行うという感じで、ヒットアンドアウェイの駆け引きが濃く現れているように見える。弱点が分かりやすくコアとして露出したり、装備を剥がして弱めたりと、敵が機械生命体だけに戦闘のアプローチ手段も幅広そうだ。
2016年発売予定。
・ドリーム
LBPの会社が作っているクリエイトゲー。LBPはあくまで同作の世界観の範疇内でしかモノを作れなかったが、これは何でも有りとばかりに表現の幅が広がっている。その分敷居は高そうだが、やる側に徹すれば問題ない。LBPでも作られたのやる専門だったし。
・アンチャーテッド4
いつも通りのアンチャーテッドではあるが、注目は街中で敵に追われながら車で逃げるシーン。
ただカーチェイスの臨場感を作り上げるためだけに街を広大で入り組んだシームレスマップとして構築するゴージャスな作り込みにはたまげた。逃げる事が目的だからいくら作り込んでも殆どのルートはスルーする事になるのに、そこまでやりますか。妥協がないな。これは凄いゲームになりそうだ。
2016年春発売予定。
【マイクロソフト】
・リコアー
女キャラが機械生命体と触れ合うゲーム。なんか雰囲気が良さげだ。稲船氏が作ってるらしい。
2016年春発売予定。
・ギアーズ4
画面が暗すぎて良く分からん。微妙に確認出来る情報を集めても普通のTPSにしか見えない。ギアーズはXboxoneを購入する上で動機になり得るゲームだが、あんまり面白そうに見えないな。
2016年発売予定。
・シーオブシーブス
オンラインで冒険アドベンチャーを演じるゲーム。味方も敵もプレイヤー。上手くハマれば面白そうだが、色んな思考を持つプレイヤーをどう制御するんだろ。
・ヘイロー5 ガーディアンズ
ギアーズと言い、これと言い、既視感が凄い。そこら辺に良くあるシューティングゲームにしか見えない。
でも、シリーズ作品というのは得てしてそういうものか。ヘイローもギアーズも最初は革新的で凄かったんだろうし。
10月27日発売予定。
・ギアーズオブウォーアルティメットエディション
ギアーズシリーズ3作が詰め込まれたリマスター版。
ギアーズやりたかったんだよね。でもこれの為にXbox360を買う気にはならなかったんだよね。Xboxoneはかなり俺好みの専用ゲームがあるので恐らく買うから、リマスターしてくれるのは有難いね。日本で発売するか知らないけど。
海外では8月25日発売予定。
【任天堂】
・スターフォックス零
スターフォックスの新作。戦闘機が二足歩行の地上マシーンにトランスフォームするというのは面白いアイディア。ギミックとしてふんだんに活用出来そうだ。コクピット視点を演出したタブレット操作も迫力がある。期待。
2015年発売予定。
・幻想異聞録♯FE
女神転生とファイアーエムブレムがコラボしたらしいが、どう考えてもペルソナにしか見えない。てっきりファイアーエムブレムを軸にしたシミュレーションゲームになるかと思ってどうでも良い感じだったが、RPGとして作るなら気になるな。
それにしてもファイアーエムブレム成分が取って付けた感ありありで笑える。
2015年冬発売予定。
・ゼルダの伝説 トライフォース三銃士
ゼルダの新作。WIIUのやつじゃなくて3DS。マルチプレイ向けで複数キャラを活かした謎解きが中心。中でもキャラを持ち上げるという行為が鍵を握るらしい。
確かに、キャラを持ち上げるというのは変化として分かりやすいし、3DSの立体視も映えそうだね。任天堂の作るギミックは見た目も効果も分かりやすいから凄い。
2015年秋発売予定。
長くなり過ぎたので次に続く。

E3の雑感です。
【スクウェア・エニックス】
・ファイナルファンタジー7 リメイク
ふぅ。腹が減ったな。今日は何を食べようか。最近ラーメンとかうどんばっかだし、違うのいっとく?パスタとか。やっぱり麺になってしまうのか。
でも、今日はちょっと落ち着けるところで食べたいな。何故なら今朝はSCEのE3カンファレンスがあったから。情報をゆっくり眺めたい。それにしても何でSCEのカンファレンスは毎回日本時間の昼前にやるんだか。仕事で見れないっつーの。
結局、ドトールに行く。さてさて、馴染みのサイトで確認させて貰いますか。
大鷲のトリコ。やっぱりPS4で作ってたか。ホライゾン。噂のゲリラのRPG。この世界観はワクワクせざるを得ないな。シェンムー3。ほえー。
お、愛してやまないスクエニのゲームも発表されてるぞ。なんかちっこい絵のFF。ふーん。カワイイじゃん。FF7。何だよ、またPC版の移植の話かよ。どうでも良いし。
ん?
りめいく・・・?
ん、ん?
PS4で・・・?
ん、ん、ん、ん、ん?
PS4でふ、フルリメイク・・・?
んんんんんんんんんん!!!??!!!?
昏倒。
度肝を抜かれた。とてもじゃないが俺は冷静になれない。どうせまた何年もかかるんだろとか、ちゃんとリメイク出来るのかとか、コンシューマが行き詰まってるからクリエイターが最後のチャンスとばかりに心残りを解消してるだけだろとか、一歩引いて見れば色々ネガティヴな意見も湧いて来るが、そんな感情はこの衝撃の前にあっさり打ち消される。あのFF7が、最新技術で構築される。とんでもない事だこれは。それほどFF7は凄いゲームなのだから。
いやぁ、今からスクエニがどれだけ珍妙なFF7を作ってくるか楽しみで仕方ない。FF7は当時のRPGでは恒例だったお祭り感を大事にしたゲームであるため、雰囲気に合わない要素でも色々と自由に詰め込まれており、今ではチープに見えるあの時代の映像がそこら辺を絶妙に誤魔化していたが、今も変わらずFF15であれだけ珍妙な絵作りをかましてくるスクエニの事だから、全く臆する事なく最新技術で違和感MAXの映像を作り上げてくるだろう。クラウドの女装姿を早く拝みたい。
何より、作っているのは空気を読まない北瀬チーム。また一方的なテコ入れをして変な方向にねじ曲げてくるのは間違いない。ユーザーの「こうしてくれ!」という要望に対して全く斜め上の答えで返してくるのが北瀬チームのデフォルト。彼らが、最新技術で再構築しましたというだけの安易なリメイクを作るはずがない。案の定、ディレクターの野村氏は無難なリメイクを作る気はないと言ってるし。
うん、それで良いんだよ。FF7は、とにかく凄いゲームを作るんだ、というスタッフの野心溢れる熱量が形となったゲームだ。いくら形だけ作っても、その芯が欠けてしまえばそれはFF7ではない。ただ綺麗な映像でオリジナル版をそのままなぞりましたという表面的なリメイクなら何の魅力も無い。
最もリメイクが期待されていた作品だけにハードルも高く、ほんの少しでも違う部分があれば叩かれるだろうが、細かな整合性なんか気にしなくて良いから、大胆に、今の時代だからこそ出来るFF7を作って欲しい。
・ヒットマン
ヒットマン新作きたー!!!しかも発売は今年の12月。早い!
と、思ったらデジタルベースでバージョンアップさせていくという手法らしく、完全にコンテンツが出揃うのは来年らしい。
しかし追加コンテンツの度にお金を払うのではなく、最初からパッケージ分のお金を払ってあとは全て無料でアップデートされていく方式とのこと。最初は小さなお金で済ませて間口を広く、というのがデジタル販売の特徴なのに、こういう売り方は珍しいな。
デジタルベースと聞いた時は、長くお金を回収する為にダラダラと引っ張って間伸びしたネトゲのような締まりのないゲームになるのではないかと思ったりもしたが、その心配は無さそう。
別に追加コンテンツ自体はどんどんやれば良いと思うが、それありきで作られてるものは長く遊ばせる為に無理矢理引き伸ばしたような内容になるから嫌なんだよね。
海外では12月8日発売予定。
・ニーア
ニーアの新作。世界観とストーリーは惹かれるけど戦闘が大雑把で微妙というのが前作だったが、今作の開発はプラチナゲームズ。プラチナの作るアクションは超一流なので弱点は解消されたも同然。もちろんディレクターは引き続いてヨコオタロウなので、世界観とストーリーはいつも通りのものになるだろう。情緒を引き上げるのに大きく貢献していたコンポーザーの岡部氏も続投。全く隙が無いように見える。
同じくヨコオタロウがディレクターを務めたドラッグオンドラグーン3の開発はHDゲームの経験に乏しいアクセスゲームズだったのに、ニーアはプラチナで作らせて貰えるんだな。スクエニのやる気が伺える。
・ワールドオブファイナルファンタジー
ドラクエモンスターズ的なFF。ベビーモスや鉄巨人などのお馴染みのモンスターを仲間に出来る。また過去作の舞台が出てきたりもする。FF好きの為のゲームって感じか。
俺はそういう方向でのFF好きじゃないのでそこら辺はどうでも良いが、スクエニの作るゲームはシステムがユニークかつ戦略的で面白く、今作のノセノセシステムもやりごたえがありそうなので気になる。
2016年発売予定。
・キングダムハーツ3
一世代飛ばしてるだけに映像の進化は劇的だな。まだディズニー世界の映像は無いが、これは相当映えるだろう。
今作はどんなディズニー作品が詰め込まれるのか気になるね。最近のディズニーは色々買収してるからかなり選択肢があるが。ピクサー作品やスターウォーズが来ると熱い。
・ライズオブザトゥームレイダー
相変わらず映像が凄い。まさに動かせる映画。
元々トゥームレイダーはインディージョーンズのような冒険アドベンチャーをゲームで体験するという世界観だが、前作から演出重視のゲームデザインになって更にその方向性は推し進められている。この手のゲームの最高峰にはアンチャーテッドが存在するが、それに全く引けを取らないレベルだった。
むしろ俺はアンチャよりもトゥームレイダーの方が好きだな。完全に一本道で映画的なテンポの良さを意識しているアンチャと違って、トゥームレイダーは程々に迷わされるので冒険してる感が強く、そこがゲーム的に面白くて好きだった。アンチャも次作ではそこら辺を意識して作ってるらしいけど。
それよりもこれ、Xboxoneでの先行販売なんだよねぇ。360との互換が発表されてロストオデッセイが出来るようになった事だし、Xboxoneはいずれ買うと思うが、トゥームレイダーのタイミングではないな。どのみちPS4でも出るらしいからまぁ良いか。
海外では11月10日発売予定。
・ジャストコーズ3
やたらドッカンバッカンしてた。凄いな。何でも壊せるのかこれ?施設が丸々炎上してるんだが。そこらにあるボンベが爆発したとか、柱が崩れたとか、そんなチンケなレベルじゃない。完膚なきまでに崩壊してる。もちろんリアルタイムで。
俺はゲームで意味もなくオブジェクトを破壊工作するのが好きなので、これは堪らんな。自分のアクションの結果が破壊という表現で返ってくるのは単純に爽快感がある。
このゲームの特徴であるワイヤーアクションは応用の幅が広そうだし、動かしているだけでも楽しいゲームになりそう。
海外では12月1日発売予定。
・スターオーシャン5
星を巡る冒険が舞台のアクションRPG。久しぶりの新作。
今作はメンバー全員が一同に戦闘に参加するらしい。PVでは6人いた。今回もキャラを切り替えて戦うアクションになると思うが、この人数で収拾つくのだろうか。大体のRPGが戦闘参加メンバーを4人までで抑えているがそれはプレイヤーが一度に管理出来るギリギリの人数だからであって、それを上回るとなると面倒臭いだけな気がする。
ただ賑やかだからというだけでなく、大人数で戦う事にちゃんと意味があれば良いが。
2015年冬発売予定。
・デウスエクス マンカインドディヴァイデッド
今作もストーリーは結構力入ってそうだな。くらいしか分からん。でもシステムを弄るようなゲームでも無いし、前作を引き継いで作られていれば安定して面白いものになるはず。
2016年春発売予定。
・プロジェクトセツナ
新規RPG。イメージボードしか明かされてないので良く分からんが、昔のRPGの面白さを追求したものになってるらしい。スクエニは基本的に急進的なゲームを作ろうとする会社だが、一方で過去を振り返ったゲームもフィーチャーするから、バランスが良い。俺は断然急進的なスクエニが好きだけど。
それにしても、このプロジェクトセツナはスクエニが新たに設立したトーキョーRPGファクトリーというスタジオが作っているのだが、そのスタジオの設立目的が、コンシューマーで日本的な新規のオフラインRPGを作るため、というのは俺の好きなワードが揃い過ぎていて堪らない。昔はFF信者だから仕方なくスクエニを応援してる感じだったが、今やどんどん俺好みのスクエニになっている。素晴らしい。
2016年発売予定。
凄い。スクエニは本気だ。本気で日本の据え置き機市場を引っ張るんだという気概を感じる。据え置きというか、完全にPS4に偏っているが、サードのソフトがまともに売れる据え置きの市場は国内ではPS4しかないので仕方がない。
前世代のスクエニは色々なハードに行ったり来たりしていたが、日本のコンシューマ市場がどんどん縮小している中で、もはやパイを分散させる余裕はないと察知したのだろう。日本のゲームユーザーを全てPS4に掻き集める、というくらいの力の入れようだ。この流れを見るにドラクエの新作はPS4が濃厚かもな。ドラクエをやるユーザーはスクエニのRPGを売るのにかなり重要な層だが、PS4はそこが致命的に欠けてるし。
ゲームの面白さは決してテクノロジーありきではないが、プレイヤーがゲームに集中して臨める環境が整っていて、作り手のもっともっと凄いものをという望みを叶えるスペックを兼ね備えているハードは、据え置き機だけだ。
スマホによりゲーム市場は大きくなったが、本腰を入れてゲームを楽しもうというユーザーが居なくなってしまうと、ゲームは暇潰しのレベルに成り下がってしまう。ゲームは決して、暇潰しの道具に収まるようなものでは無い。ゲームは人を感動させ、心を動かす力を持っている。それは決して、暇潰しや集金システムとして作られたゲームには宿らないものだ。
スクエニが据え置き機を盛り上げようとしているのは、主力であるFFを売る為というのもあるだろうが、根にあるのはユーザーの心を動かすゲームを作ろうという気概だろう。そりゃ基本無料やネトゲで集金したりもしているが、ゲームを作るにはお金が必要なのだから仕方ない。目が眩んで手段が目的になってしまっているメーカーが多い中でも、ゲームに対するクリエイターとしての想いを忘れないスクエニの姿勢は素晴らしい。
数年前までは基本無料ばかりで全く新作を出してくれず、スクエニもそっち方面に行ってしまうのかと嘆いたが、FF14が復活して経営が立ち直ってからの動向は目を見張るものがある。昔、和田元社長が「FF14の失敗でHDゲームの制作が数年遅れる」と言っていたが、それは嘘じゃなかった。
スクエニがゲームの感動を大事にする会社で、本当に良かった。
【SCE】
・人喰いの大鷲トリコ
ワンダやICOを作った上田氏の新作。何年も前からPS3で発売予定とされていたが、現在PS4にシフトして開発中との事。
相棒と協力して遺跡の仕掛けを解いていくICOのようなゲームだが、その相棒が巨大な獣というのが本作の特徴で、確かにこれはPS3だと厳しい気がする。ただでさえ獣を動かすのが難しそうなのに、獣の生き生きとした野性味が相棒として感じられる大きな要因だから、処理落ちや引っかかりなどのちょっとしたパフォーマンス不良も許され無いもんな。
少しでもプログラミングっぽさが露呈したらその時点でこのゲームは終わり。ここまで長引かせたからには、完璧なパフォーマンスで完成させて欲しい。
2016年発売予定。
・ホライゾン
発達した世界が滅んで自然が栄えたオープンワールドを舞台に、恐竜をモチーフにした機械生命体を狩るという、世界観を力強く見せた如何にも大作らしいゲーム。単純にこの世界観はワクワクするものがある。
戦闘も面白そう。巨大生物とのアクションは中々上手くいかない事が多いが、モンハンっぽいスローテンポな立ち回りを射撃武器で行うという感じで、ヒットアンドアウェイの駆け引きが濃く現れているように見える。弱点が分かりやすくコアとして露出したり、装備を剥がして弱めたりと、敵が機械生命体だけに戦闘のアプローチ手段も幅広そうだ。
2016年発売予定。
・ドリーム
LBPの会社が作っているクリエイトゲー。LBPはあくまで同作の世界観の範疇内でしかモノを作れなかったが、これは何でも有りとばかりに表現の幅が広がっている。その分敷居は高そうだが、やる側に徹すれば問題ない。LBPでも作られたのやる専門だったし。
・アンチャーテッド4
いつも通りのアンチャーテッドではあるが、注目は街中で敵に追われながら車で逃げるシーン。
ただカーチェイスの臨場感を作り上げるためだけに街を広大で入り組んだシームレスマップとして構築するゴージャスな作り込みにはたまげた。逃げる事が目的だからいくら作り込んでも殆どのルートはスルーする事になるのに、そこまでやりますか。妥協がないな。これは凄いゲームになりそうだ。
2016年春発売予定。
【マイクロソフト】
・リコアー
女キャラが機械生命体と触れ合うゲーム。なんか雰囲気が良さげだ。稲船氏が作ってるらしい。
2016年春発売予定。
・ギアーズ4
画面が暗すぎて良く分からん。微妙に確認出来る情報を集めても普通のTPSにしか見えない。ギアーズはXboxoneを購入する上で動機になり得るゲームだが、あんまり面白そうに見えないな。
2016年発売予定。
・シーオブシーブス
オンラインで冒険アドベンチャーを演じるゲーム。味方も敵もプレイヤー。上手くハマれば面白そうだが、色んな思考を持つプレイヤーをどう制御するんだろ。
・ヘイロー5 ガーディアンズ
ギアーズと言い、これと言い、既視感が凄い。そこら辺に良くあるシューティングゲームにしか見えない。
でも、シリーズ作品というのは得てしてそういうものか。ヘイローもギアーズも最初は革新的で凄かったんだろうし。
10月27日発売予定。
・ギアーズオブウォーアルティメットエディション
ギアーズシリーズ3作が詰め込まれたリマスター版。
ギアーズやりたかったんだよね。でもこれの為にXbox360を買う気にはならなかったんだよね。Xboxoneはかなり俺好みの専用ゲームがあるので恐らく買うから、リマスターしてくれるのは有難いね。日本で発売するか知らないけど。
海外では8月25日発売予定。
【任天堂】
・スターフォックス零
スターフォックスの新作。戦闘機が二足歩行の地上マシーンにトランスフォームするというのは面白いアイディア。ギミックとしてふんだんに活用出来そうだ。コクピット視点を演出したタブレット操作も迫力がある。期待。
2015年発売予定。
・幻想異聞録♯FE
女神転生とファイアーエムブレムがコラボしたらしいが、どう考えてもペルソナにしか見えない。てっきりファイアーエムブレムを軸にしたシミュレーションゲームになるかと思ってどうでも良い感じだったが、RPGとして作るなら気になるな。
それにしてもファイアーエムブレム成分が取って付けた感ありありで笑える。
2015年冬発売予定。
・ゼルダの伝説 トライフォース三銃士
ゼルダの新作。WIIUのやつじゃなくて3DS。マルチプレイ向けで複数キャラを活かした謎解きが中心。中でもキャラを持ち上げるという行為が鍵を握るらしい。
確かに、キャラを持ち上げるというのは変化として分かりやすいし、3DSの立体視も映えそうだね。任天堂の作るギミックは見た目も効果も分かりやすいから凄い。
2015年秋発売予定。
長くなり過ぎたので次に続く。
コメント
コメント一覧 (2)
あの当時は戦闘時のグラフィックが拙かったせいでギャグとして成立してましたが、今のグラフィックであれやらバハムート零式やら、地球にダメージを与える系の技がギャグとして成立しなさそうなのを、どう演出してくれるのかと今から楽しみです。