気になーーる




・アキバズトリップ2

秋葉原を舞台に吸血鬼に化けた女の子の服を脱がしていくゲーム。何だか詰め込みすぎというか、特定の層に擦り寄りすぎな気がしてならない設定だが、箱庭として作られた秋葉原の中を歩き回れるというのは単純に惹かれるし、服を脱がして吸血鬼退治というバカバカしい戦闘もアクションのシステムとしては新しくて興味深く、本作のアイディアは斬新な上にキャッチーでそれだけで注目に値する。
この手のゲームは媚とけばそれだけでオタクは食いついてくれるだろうという安易な考えで作られているものが多いが、開発は箱庭ゲーに手慣れているアクワイアなので作り込みの面も期待が持てる。
11月7日発売予定。


・コールオブデューティ ゴースト

偉大なるマンネリゲー。やってることは毎回同じでもう飽き飽きしてるがもはや恒例行事と化しているだけに今回も勢いで買ってしまいそうな気がする。しかもタイトルからして今回は俺の好きなステルス中心っぽいし心が揺らぐ。
でもCODは完成されているということ以外、メカニックに特徴がないから本当にもうやる気が起きないんだよな。完成されたものには足すことも引くことも出来ないから仕方ないけどさ。
それだけにマルチプレイのほんのちょっとした変化にワクワクして楽しめちゃうのも事実。ブラックオプス2のマルチ対戦は最高だった。俺が勝てるから。
11月14日発売予定。


・スーパーマリオ 3Dワールド

毎回インパクト重視で新しい要素を取り入れてきた3Dマリオであるが、今回はタイトルや設計思想からして3DSで発売された3Dランドの流れを引き継いでいる。その3Dランドの特徴は誰でも分かりやすく遊びやすいを目指して作られていることで、具体的に言うとそれまで箱庭だったステージの作りはギミックがまとめられることで一本道となりゴールが明確化し、3Dアクションゲームの難点であるカメラ操作の難解さもゲーム側が常に最適な視点で表示してくれることで解消されていた。
確かに遊びやすい。テンポも良い。そして任天堂が作るギミックはいつも通り面白い。だが、言ってしまえば3Dランドはただ奥行きのある2Dマリオだった。3Dの本質は奥行きのあるアクションだけでないことは今までのマリオが証明してくれたことなのに、そのマリオがこんな安易な方向性に逃げるとはガッカリ極まりない。
前作は携帯機だったのでユーザー層やハードの特性を考えれば遊びやすさ重視で良いのかもしれないが、据え置きの本気作にまでその流れを持ち込まれるとは萎える。遊びやすいマリオは2Dだけで充分。
新しい要素として紹介されている猫マリオもそれほどインパクトはないし、タブレットコントローラの扱いも普通のコントローラとして使っているだけ。それでも難易度コントロールがずば抜けている任天堂だけに面白いゲームになるのは間違いないだろう。でも、普通に面白いだけの任天堂のゲームはもう飽き飽きだよ。
11月21日発売予定。


・ライトニングリターンズ ファイナルファンタジー13

言うまでもなく今年最も俺が期待しているタイトル。
今作は常にリアルタイムで時間が流れていてクリアーまでの時間制限が設けられているため、効率の良い戦闘や育成が求められるし、また、時間帯によって使える施設が変わるので計画を立てながら進める必要があるなど、パズル的な作りになっていてかなり難易度が高いことが想定される。要するにどれだけ下手くそでも時間をかけてレベルを上げればクリアーできた今までのFFとは違い、時間の制約がある今作は少なからずプレイヤーの技量が必要となってくる。
今までFFに続編は必要ないと考えていたが、このような人を選ぶゲームデザインはいくらチャレンジスピリッツが持ち前のFFと言ってもナンバリングタイトルでは中々出来ることではなく、興味本位で購入する層も対象となるビッグタイトルは万人がクリアーできるゲームデザインを目指すのが基本であり、それはFFも例外ではない。
しかし続編となれば話は変わり、しかも大変評判の悪い13の続編ともなれば客層はかなり狭められ、ある程度どんなゲーム内容なのか知った上で購入する者、またはどんな内容になっていても付いていく覚悟のある者、が主なユーザーとなるわけでそれなりに思い切ったことができる。
なのに前作の13-2は大きな変更が取り入れられていたとは言えその根底にあるのは13の不満点とされる部分を潰すためというネガティブな考えしかなく、根本的には何をウリにしたいのか分からない、全く特徴のないFFと化していて実にガッカリさせられた。それに対し、今回は続編の利点を活かして思い切ったチャレンジに満ちた、スタッフの目指すゲーム像が明確に見えるFFに仕上がっている。と思う。
もちろんゲーム自体もとても面白そうだ。時間帯によって街の人々の行動や使用できる施設が変わり、常に流れる時間とタイムスケジュールを念頭に置いて行動する順番を計画しながら、制限時間内にクリアーを目指すというのは、自由に行動出来るオープンワールドの特徴をゲームのルールとして上手く利用していて素晴らしい。オープンワールドをただ自由度を高めるだけの要素に使うのではなく、こうやってシステムに絡めてくるあたり、流石はシステム作りに長けているスクエニだなと思う。
複雑なシステムを使いこなして試行錯誤しながらクリアーを目指すゲームが最近は本当に少ないので、久しぶりにやりごたえのあるゲーム体験が得られそう。超期待。
11月21日発売予定。


・アサシンクリード4

物凄い勢いで続編が出続けているアサシンクリードシリーズの最新作。3から僅か一年の開発期間で作られた今作はどれだけマンネリに満ちているのかと思いきや、唐突に海戦がメインとなっていてもはやアサシンである必要を感じられないというか今までも既にアサシンの域を超えた活躍をしており今更暗殺に拘るのも野暮な話なのでそれは置いとくとして、船と海を舞台にした本格的なアクションゲームが殆ど存在しない中でそれをアサシンクリードがやってくれるというのは中々に興味深い展開。
本格的な海賊ごっこをやってみたかった俺としては早く遊びたくて仕方ないが、発売日がライトニングリターンズとバットマンに挟まれていることを考えるとゆっくりプレイしている暇はなさそうなのでPS4版まで我慢する。その日はその日でPS4のローンチ日だから他にやりたいのがたくさんあるけども。
11月28日発売予定。


・バットマン アーカムビギンズ

過去二作のバットマンシリーズは紛れもない良作で、特に前作のアーカムシティに至ってはキャラゲー史に残る傑作と言っても過言でなく、今作も期待せずにはいられないが、作っているのはシリーズを担当していたrocksteadyではなく、ワーナーブラザーズが直々に制作しているということで何となく嫌な予感がする。
12月5日発売予定。


・グランツーリスモ6

5が未完成感ありありだったことを考えれば、無理して次世代機に以降せず、こなれた現行機の開発でPS3におけるグランツーリスモの集大成を目指すというのはしごく妥当な考えであり、そしてそれを元にしてPS4で7を作るというのも凄く現実的なビジョン。完璧主義の山内氏がPS4で一から作ってたら果たして何年かかるのか想像しただけで戦慄する。
とは言え、その地続きな作り方だと7の内容は元となる6とあまり変わらない気がする。何年かかっても良いからPS4のグランツーリスモは一新されたものがやりたかったな。
12月5日発売予定。


・パズドラZ

今国内で最も流行っているゲームだし、気にならないと言えば嘘になる。
12月12日発売予定。


・ドラッグオンドラグーン3

まさか今更になってスクエニがドラッグオンドラグーンの続編を作ってくれるとはなぁ。ニーアが続編のようなものだったけど。この調子で聖剣かサガの新作も作ってくれないかな。二つともやったことないけどさ。
ドラッグオンドラグーンと言えば注目されるのはキモくて救いようのないストーリーだが、今回も登場人物の紹介文からして悪意に満ちており、芯まで真っ黒の残酷な物語を見せてくれるのは間違いない。美男美女揃いのキャラクターも内面の薄汚さのギャップにより魅力が出ている。セロもDだし、相当ドラスティックな展開を期待できそう。
ゲームとしては普通のアクションRPGっぽい。血飛沫を浴びるほど強くなるシステムは普通じゃないけど。
12月19日発売予定。


・ファイナルファンタジー10/10-2HDリマスター

既にPS2版を二周しているが、HDリマスターとは言えかなり作り直されているらしいのでやり直してみたい気持ちは少しある。あるが、別にそこまでという感じもする。
この際はっきり言っておくと、俺はFFシリーズを心酔しているレベルで評価しているが、それはFFのシリーズ通して感じられるチャレンジスピリッツに惹かれているというだけで、作品単体で見たらFFはそこまで良く出来たゲームだとは思わない。完成度という面では割と残念な部分が多い。
しかし、システムと世界観を洗練することなく毎回一新しているのだからそれはある意味仕方のないこと。FFがFFであるために必要な犠牲だ。それを補うだけの魅力がFFには十二分にあるのだからそれで良い。良い意味でも悪い意味でも斜め上に期待を裏切ってくれるワクワク感、驚きこそがFFにとって大切なことなのだから。
というのは何回も言っているので、ちょっと違う視点からFFのことを話す。FFが凄いのは、それだけ変化に満ちていながら根っこは確かにFFだと感じさせてくれる安心感があるところにある、と思う。常に内容を一新しながら、それでも確かにこれはFFだと言えるものがシリーズに共通して存在する。
重厚長大なスケール、最先端の映像クオリティ、システムを押し出したゲーム内容、そして挑戦し続けるチャレンジスピリッツ。これらはどれもFFになくてはならない要素だ。とにかく誰も見た事がない凄いゲームを作ろうという強い野心こそがFFを支えてきた原点であり、それが上の形で現れている。
映像の部分を指してFFは映画を目指していると良く言われるが、それは全く違う。FFが目指しているのはあくまでも凄い「ゲーム」であり、そこが同じく凄い作品を作ろうと躍起になっている海外の大作とは一線を画している。世界観と映像を徹底的に作り込み、できるだけゲーム的な要素は排除してシームレスにプレイヤーが主人公になりきれる、ごっこ遊びや体験ゲーとして凄いものを作ろうとしているのが海外の大作ゲーの特徴であるのに対し、FFはあくまでシステムを重視したゲーム内容にこだわり、ゲーム性を強く押し出したゲーム然としたゲームを大事にして作られている。
俺は基本的に大作ゲー好みだが、一方で演出寄りやごっこ遊びを重視した内容のものはあまり好きではない。しかし殆どの大型タイトルはその路線なのも事実。その中にあってFFは、申し分のないスケールとクオリティを誇りながらゲームらしさを忘れていない希少な作品であり、そこがFFを贔屓している理由の一つだったりする。
とは言え、次回作のFF15はPVを見る限りかなり演出寄りになっている感じがあって嫌な予感が走ったが、ディレクターの野村氏はインタビューで「他のスタッフからUIやダメージの数値表示をなくして臨場感重視にしたいという意見もあったが、バトルに関しては数値を考えつつパーティで戦うのがFF。アクションゲームである前にFFであることを忘れてはいけないと常々言っている」と答えており、不安は杞憂で終わった。映像やシームレスな体験を重視しようとするとどうしてもゲーム性を疎かにした方面に進みがちで、15でFFもそっちの路線に流れてしまうのではないかと少し心配だったが、ゲーム性を大事にするという基本を忘れていない意思を感じ取れたので安心した。
常に新しい地平を切り開きながら、シリーズの伝統を守る。それは大変難しいことだが、FFは破綻ギリギリのバランスでそれを成し遂げてきた。今まで俺は挑戦心をフィーチャーしてFFを語ってきたが、FFの魅力はそこだけじゃないんだよな。10と10-2に全く触れないまま話は終わる。
12月26日発売予定。


その他、気になるゲーム

・レイマン レジェンド

・お姉チャンバラZ

・ウォーキングデッド

・バットマン アーカムビギンズ ブラックゲート

・テラウェイ

・ホームタウンストーリー

・ゼルダの伝説 神々のトライフォース2

もし今年PS4が発売されていたら俺、死んでたね。