ステルス日記。ネタバレ注意




ヒットマンアブソリューション、面白いね。ヒットマンとは、ステルスアクションゲームで、昨日発売されたばかりのシリーズ最新作です。
ステルスアクションって、忍耐力が必要なだけでただ面倒臭いというのが多く、その上ステルスをする必然性もないので結局ごり押しで済ませたくなるのだが、ヒットマンアブソリューションは純粋にステルスプレイが楽しい。このゲームも結局ごり押しが一番楽なんだけど、マップの仕掛けやターゲットの動きやシステムなど、細部までステルスを楽しませる為の取り組みがなされているためステルスが苦にならず、ステルスプレイをしようという気にさせてくれる。
と言うわけでプレイ日記を始めます。少し前まで俺のプレイ日記はRPGばかりだったけど、ストーリーをなぞるより、そのゲームの特徴を最大限利用するという方向性の方が書きやすいしマンネリにならないことに気付いた。このゲームはステルスのアプローチが非常に豊富で試行錯誤を求められるので、無駄にダラダラと書き連ねる俺のプレイ日記のスタイルととても相性が良い。
難易度はハード。基本的にごり押しはしないというプレイスタイルです。あ、いつも通りネタバレ注意ね。

“患者番号47。それはオルトマイヤー博士が創り出した、恐るべき殺戮クローン兵器だった。
病院から抜け出した男は、暗殺組織、通称エージェンシーに身を寄せる。彼の与えられたコードネームはエージェント47。あらゆる任務を完璧にこなす究極の暗殺者が誕生した。
そんな彼を長年に渡りサポートしてきたオペレーター、ダイアナ・バーンウッドが、組織の資産である少女ビクトリアと共に突然姿をくらませる。
エージェンシーの指令のもと、47はダイアナとビクトリアが隠れる山奥の屋敷に潜入。かつてパートナーだったダイアナを撃ち抜き、死に際に彼女の残した、
「あの子を貴方と同じ目に合わせてはいけない」
という言葉を受けてビクトリアの運命を悟り、少女の奪還を果たした後に47はエージェンシーを裏切る。
執拗に追ってくるエージェンシー。47はビクトリアを教会に隠し、かつてエージェンシーの一員だったバーディーと連絡を取って少女の情報を求めた。しかし、情報が欲しいなら取引が必要だとバーディーは言い、キングオブチャイナと揶揄される成金の話を持ちかけられる。
「彼には業界から引退して貰いたい。引退の意味は、分かるよな?」”

と言うわけで、チュートリアルの部分は特に何もなかったのであらすじで済ませたが、ここからいよいよ本編に入る。
主人公のエージェント47はかつてエージェンシーに所属していた暗殺者。ビクトリアを奪還した際に組織を裏切り、今では追われる立場となっている。禿げの頭といい、笑ったことのなさそうな眼光といい、異様に迫力のあるオーラといい、ゴッドオブウォーの暴れん坊、クレイトスさんにそっくり。

バーディーからキングの暗殺を頼まれ、47は中国まで飛んだ。薄暗くて静けさしかない路地を通り抜けて門を開けると、さっきまでの静寂からは打って変わり、人がゴミのようにごった返している広場に出る。
この広場の中でキングを見つけ、暗殺するのが今回のミッション。それにしても人混みの密度が凄まじいな。マップは狭いが、この人口密度っぷりは無双すら上回っているんじゃないか?

R1を押してインスティンクトモードを起動。このモードの間は視界がモノクロになり、47から一定の範囲内にいる警官やターゲットなどの一般人を除いた人物と、利用出来るアイテムや仕掛けが黄色く表示される。
広場の中央であえなくキングを発見。とりあえず追跡し、行動パターンを見ておく。
その結果、売店でつまみ食い→焼却炉を覗き込む→立ちション→警官が警護している広場の真ん中でくつろぐ。というパターンで動いていることが分かる。
一番簡単そうなのは焼却炉を覗き込んでいる間に突き落とすことだが、焼却炉を見張るかのように警察官が居るので難しく、その警察官を始末するにも衆人環視の中では厳しいものがある。
なので売店に目を付ける。売店は人混みから離れたところにあり、店主は丁度売店の飾り付けに隠れて周りから見えない位置にいる。これを踏まえてプランを考える。店主を殺して売店のカウンターの影に隠れ、キングが来たところをサイレンサーで有無を言わさず頭を撃ち抜く。よし、これでいこう。
早速店主をワイヤーで殺す。可哀想だが仕方ない。そして死体をゴミ箱に隠す。隠すまで意外と時間がかかる。かかってる間にキングが来る。死体を隠しているところをモロ見られる。手を下す前に叫ばれる。警官に囲まれる。死亡。

リトライ。
先程は完全に策に溺れたが、キングの動向さえインスティンクトで確認しておけば簡単に解決出来る問題だ。今度はちゃんと見られないように店主を始末する。一応店主の服装も剥ぎ取り、変装しておく。
カウンターの影に隠れ、サイレンサーを構え、キングが来るのを待つ。キングが来る。コーヒーはまずかったがこの飯は上手いじゃないか、俺が誰だか知ってるよな?この業界で生きていきたいと思うなら金を払えと、何か脅してくる。
あれ、もしかして隠れてるのバレてる?まぁ良いや。踵を返したところ、頭をサイレンサーで撃ち抜く。銃を撃つところは見られなかったが、キングが倒れた瞬間は近くにいた一般人に見られていたようで、死体に寄ってきたその一般人に、47がゴミ箱に隠れる瞬間を見咎められてしまう。おまわりさん、こいつです。死亡。

リトライ。
売店は諦める。やはりコソコソと立ちションしてる時が狙い目か。でもなー、その近くに警官が三人いるんだよな。良く警官の前で立ちション出来るなと感心してしまう。
しかししばらくするとそのうち二人が去り、警官は一人残された。キングが去ったのを見計らって警官を殺し、ゴミ箱に入れる。そのゴミ箱の中に47も入って、キングが来るのを待つ。
来ない。いつまで経っても来ない。これは一体どういうことだ。ゴミ箱に隠れている間はターゲットの動きが止まるのかと思い外に出て、インスティンクトでキングを探す。居た。何故か建物の二階にいる。
キングの行動パターンは思ったより複雑で、時々愛用車を確認しに行ったり、建物の二階で誰かと話し込んだりもしているようだ。車の近くや二階建ての建物にはいずれも警官が見張っており、エリアに入ろうとすると不審がられるので近付けない。
でも原因は分かったからしばらく待っていれば頻尿キングはまた立ちションに来るだろうと思い、例のゴミ箱に隠れていようと立ちション現場に向かったら、最初にいた二人の警官が戻ってきており唖然とする。しかも今度は全く動こうとしない。いかん、これでは暗殺出来ない。
ぬーん、打つ手がない。とりあえずウロウロ回る。車の前で警官が見張ってるのが気になるなぁ。これ見よがしに引火するドラム缶が置いてあるし。何とか警官をどかせられないだろうか。で店にある瓶を取り、投げ付けて気を引こうとしてみるが、人に当たったら犯罪だぞと注意されるだけで終わる。あーちくしょーどうすっかな。
あ、そうだ。警官の服を取って変装すれば良いじゃん。ゴミ箱の元へ行き、お陀仏した警官から服を拝借。しかしここからがこのゲームの難しいところなのだが、変装していても同じ服を来た人物には見破られる可能性がある。変装した職種に応じて立ち入り禁止エリアに入れるようにはなるが、せっかく侵入しても変装がバレて不審者だと疑われてしまっては元も子もない。
そこでまた効果を発揮するのがインスティンクトモード。変装している時にこれを使えば、ブレンディングが発動して同業者相手でも誤魔化すことが出来る。しかしブレンディングを使用している間はゲージが減るので速やかな行動が必要。スタイリッシュなステルスアクションや証拠品などを見つけることでゲージは貯まっていく。インスティンクトモード単体ではゲージを必要としない。

ブレンディングを使い、駐車場へ潜入。リモコン式爆弾という都合の良いアイテムを発見し、その場を立ち去る。
あとは立ちション現場に爆弾を置き、キングを待つだけ。キングがファスナーを開けたのと同時にボタンを押す。どーん。
世紀末かのように衆人がパニくっている。警官は警戒し始めるが誰も47の犯行だとは気付きもしない。騒ぎをよそに、チャイナタウンを抜ける。任務完了。
今日はここまで。