人間性とは何なのか






コロシアムの回廊のところに篝火があるので灯してリスポーン地確保、かと思いきや見ず知らずの場所に飛ばされる。

『試練の戦い』

あー、ここがいつでも自由にオンライン対戦出来る闘技場ね。ダークソウルやデモンズソウルの対戦は侵入側が制約のある中で戦うのが基本となっていたが、この場所ではイーブンの条件で戦うことが出来る。対戦好きにはもってこいの場所だね。でも俺は対戦に関して全く興味がないのでさっさと後にする。
コロシアムの回廊から繋がる階段を上がっていくと、コロシアムの円周状の外壁をグルりと廊下が取り囲んでいる。扉の開かない塔が気になるだけで他は大して何もない。先に進む。

『ウーラシール市街』

さっきまでの自然豊かな土地から打って変わって市街地へ。画像のような雰囲気です。あの素晴らしい構図の画像はwiki様から拝借しました。篝火があるので灯しておく。
とにかく足場が狭いというか、建物と建物の間を無理矢理狭い足場で繋ぎ合わせて作られたようなマップで、油断すると直ぐに落ちそうになる。
頭が異様に肥大した異形な人型生物がいる。こちらに気付くとやはり襲いかかってきた。魔法を詠唱しようとするが、想像以上に腕のリーチが長い。そして思いのほか攻撃力も高い。引っ掻き二発で撃沈する。死亡。

リトライ。
敵の動きが素早いのが厄介。ソウル系の魔法攻撃は高い地点から射出されるので接近されると当てにくいという弱点がある。それを知ってか知らずか敵はどんどん詰めてくる。こちらは必死に下がって間合いを取ろうとするが、下がりすぎて落ちる。死亡。

リトライ。
追尾するソウルの塊を常に纏わせておき、グールを対処。敵の位置はあらかた確認出来るので、これで大分楽になるはず。遠くから魔法が飛んでくる。死亡。

リトライ。
畜生。グールには魔法タイプもいるのかよ。まぁそれさえ予め認識しておけば魔法なんて楽にかわせるし。
何故か魔法が追尾してくる。死亡。

リトライ。
どうやら敵の使う黒い魔法には多少の追尾性能があるようで。うーむ、これは手強い。が、魔術師はたまに余裕こいて笑っている時がある。この隙をついていけば楽勝。
とりあえず最初は探索重視なので、出し惜しみせずに強力魔法をどんどん使う。殆どの敵は結晶ヤリで瞬殺出来る。
ジャンプしないと行けないような足場を発見。進んで行くと建物内に繋がる道が。屋内に入り、回り階段を降りているとまた魔術師。相手していると死角から魔法が飛んでくる。死亡。

リトライ。
ゆっくりと階段を降り、魔術師の索敵範囲に入らないようにする。階段上にいる魔術師を一体ずつ倒していき、一番下まで降りると宝箱を発見。闇の玉という魔法を取得。敵の魔術師も使っていた、深淵の魔術の一つ。
通常の魔法はソウルの力を使用していたが、闇の魔術は人間の性質に近い。故に重く、物理的なダメージを伴う。生きとしいけるもの全てに宿るのがソウルであるのなら、人間のみが持つ人間性とは何であるのか、というのがダークソウルの設定の根幹にある。
落ちる。死亡。

リトライ。
宝箱発見。ミミック。慌てる。死亡。

リトライ。
角から敵。意表をつかれる。死亡。

リトライ。
細い道の前にグールが二体。細い道の終着点に魔術師が一体。とりあえずここにいると闇の魔術の餌食になるので離れて階段のあたりまで避難。
しかしグールが接近してくる。ただでさえ接近されると魔法を当てにくいのに、加えてこの階段の段差。ソウルの槍はむなしく敵の頭上をかすめて消えていく。その間にリンチ。死亡。足をバタバタする。

リトライ。
グール二体を何とか撃破し、細い道を抜けようとするが、先にいる魔術師から闇の玉が飛んでくる。盾で受けるも反動で落ちる。死亡。壁を殴る。

リトライ。
闇の玉はローリングで回避。あとは自動で追尾するソウルの塊が対処してくれる。やっとここまで来れた。
暗がりからグールが飛びかかってくる。ビビってる間に死ぬ。死亡。パトラッシュ、何だかもう眠くなってきたよ・・・

リトライ。
暗がりのグールを突破すると、遺跡のような所に出る。壁や床を見ると青黒いシミが粘っこく絡みついている。深淵の影響が表れ始めているのだろう。この奥に深淵を垂れ流している存在がいるわけだ。
手すりから下を見下ろすと大量のグールが。しかも魔術師もいる。あの数を相手するのは自殺行為に近いので一体ずつ相手しようと階段をジリジリ降りているのだが、魔術師が闇の玉を飛ばしてくるだけでグールが一向に寄って来ない。どうやら自分のテリトリーに入って来るのを待ち構えているらしい。嫌らしすぎる。
が、それは近接メインの相手なら効果抜群の戦略になるだろうが、こっちのメインは遠距離攻撃。残念でした〜と魔法を詠唱しようとしていると、後ろから魔法が飛んでくる。死亡。静かに目を閉じる。

リトライ。
まさか反対側にもグールがいたとは。階段の死角に潜んでいやがった。
階段から身を乗り出して反対側のグールを駆逐していく。しかし向こうも魔法で抵抗。霧のようなものを飛ばして来る。何と毒状態に。だから毒消しは持ってないんだって。死亡。枕を投げる。

リトライ。
グールを倒すとアイテムをゲット。グールの頭そのままの形をした『肥大した頭部』。それの説明文を読んで驚く。俺がグールと呼んでいた異形の生物は、実はマヌスの闇に蝕まれ人間性を暴走させたウーラシール民であると。そう記されている。
何てこった、と驚いていると闇の玉が飛んでくる。死亡。

リトライ。
反対側のウーラシール民を全て倒し、階段のフチからそこへ落ちる。あとは一体ずつウーラシール民を倒していくおしまい。
闇の霧をゲット。これもウーラシールの魔術師が狂気の内に見出した深淵の魔術の一つ。人間性に近しいはずの闇の魔術は人の毒にもなる。多くの人が、よく人を蝕むが如く。
人を蝕む人間性。闇によって暴走する人間性。人を異形なものへと変えてしまう人間性。ウーラシールは、人間性の負の部分で満ちているのか。

探索していると鍵をゲット。これで恐らく塔の扉が開くはず。だけどあそこまで戻るの面倒だな・・・と思っていたらエレベーターを発見。何と市街の入り口にある篝火近くまで運んでくれる。素晴らしい。これでショートカット開通。篝火で回復してホッと一息。
一息ついたあとコロシアムにある塔へ。鍵で扉を開けて天辺に登るとそこに所狭しと巨人がいる。名前は鷹の目ゴー。その名の由来となった目は、今や兜で埋められている。彼はグゥインの四騎士の一人でもある。アルトリウスを闇から救ったことに感謝される。

「だが、アルトリウスを蝕んだ深淵は、いずれウーラシールを飲み込み、滅ぼすだろう。黒い蛇が惑わしたとしても、それはウーラシールの民が望んで引き起こしたこと。マヌスを倒せば、これ以上の進行は留める事が出来るかもしれない。しかし、いずれ火は消え、暗闇だけが残る。それは如何なる英雄にも止められないこと。深淵の闇はあまりに根強い・・・」

もしかして、本編の舞台であるロードランの火が消えかけているのは、ウーラシールを飲み込んだ深淵の闇がロードランにまで侵食してきたからなのか?
古の竜に支配されていた古いロードラン。その支配に抗ったのがグゥイン王を筆頭とした王のソウルを見出した者たち。古竜と灰色の大樹と岩しか存在しなかったロードランで、生物が誕生したルーツは火の始まりにある。火に魅入られたグゥイン達は、王の力で竜に戦いを挑み、ウロコのない白竜、シースの裏切りによって古竜は敗れた。そこから火の時代が始まったにも関わらず、今にも火は消えようとしている。その部分があまりにも唐突で意味不明だったが、こういう事情があったとなれば合点がつく。

エレベーターを使い、先ほどの遺跡へ戻る。杖を持った石像が等間隔に立ち並んでいる広いエリアに出る。その出口に立ちはだかっている何とも形容し難い異常な生物。幾つもの歪な鉄の塊をチェーンで巻き付けて無理矢理形を保っているような、とてつもなく不揃いな形をしている。凄く気味が悪い。が、結晶ヤリでごり押して難なく倒す。
またもエレベーターを発見。下へ下へと降りていく。地下牢のような場所に出る。辺りを青黒いシミがますます色濃くまとわりついている。
篝火を発見。火を灯す。この先は一筋の光も見えない深淵の穴。闇の根源がこの奥にいる。
今日はここまで。