深淵の闇が、ウーラシールを飲み込む日記



ようやくダークソウルの新ステージへ辿り着いたので、プレイ日記を始めます。新たにキャラを作り直し今回は魔法プレイで頑張っていますが、思いのほか魔法が使いやすくて非常に早いペースで進んでいます。残すはラスボスと新ステージのみ。

新ステージの舞台となるのは亡国のウーラシール。ウーラシールへの扉は、狭間の森の八岐大蛇がいる湖の奥に存在する。
かつてウーラシールのプリンセスが囚われていた場所に、靄が渦巻いている。そこに近付くと靄から大きな手が飛び出し、そのまま掴まれて引きずり込まれてしまう。


『霊廟・裏庭』

引きずり込まれた場所は洞窟。土の壁からいくつもの木の根が突き出している所を確認出来るあたり、近くに森がありそうだ。
篝火を発見。とりあえず灯しておく。
道は一直線に伸びており、道なりに少し進むとステージを別ける白い靄。その前にはオンラインのプレイヤーが残したであろうメッセージがあり、「尻尾」「弱点は涙」などと記されている。推測するにこの先はボスのようだ。

案の定ボス戦。霊廟の聖獣。ライオンの鬣と山羊の角とサソリの尻尾を合わせ持ったキマイラ。ウーラシールへ続く道を守っているのだろうか。
縄張りに侵入直後、電撃光線を放ってくる。想像以上に速く、避け切れない。死亡。
って、え?死亡?一撃で?いくら魔法使いキャラで防御が弱いとはいえ、一撃死は厳しいな。一回もミスが許されない。

リトライ。
離れていると電撃光線が飛んでくるので、ボスに向かって走り一気に間合いを詰める。ボスも走ってきて突進される。死亡。
ってまた一撃かよ。レベルを70まで上げたから余裕だろと思ってたのに、これは一筋縄ではいかなさそうだ。

リトライ。
初めてこちらの攻撃が当たる。ソウルの槍で432ダメージ。相手の最大体力の10分の1くらいか。ソウルの槍は8発しか使えないのでこれでは削り切れない。ちなみに最上級の魔法攻撃であるソウルの結晶槍は理力が足りないのでまだ習得していません。明らかに育成を失敗しています。
聖獣が体をもたげている。ヤバい!と思った頃にはもう手遅れで、地面を叩き付けた振動でこちらの動きが一瞬止まる。その隙に突進を食らう。死亡。

リトライ。
魔法攻撃の威力は絶大だが、詠唱時間が長いのが最大の弱点。何が言いたいかと言うと、この聖獣、隙が殆どない。ひっきりなしに攻撃をしかけてきて防戦一方。詠唱している暇がない。
盾のガードで受けてるとスタミナが足りなくなるので、ローリングで避けつつ隙を見計らう。しかし、相手は全く攻撃の手を緩めない。延々と爪を引っ掻き回してくるので、それを避けるためにローリングで後退し続けると壁に引っかかってしまった。そのまま押し込まれて死亡。

リトライ。
この聖獣、ペガサスの羽も持っている。なので偶に滑空しながら突進してくる。当たれば即死だが、避けることに成功すれば聖獣の背後に回り込むことができる。そしてこの時こそが数少ない攻撃チャンス。ソウルの槍を二発ぶち込む。
突進と爪ラッシュが怖いので、少し離れる。と、やはり電撃光線が飛んでくる。扇状に三発撃ってくるが、分散しているぶんダメージは少ない。攻撃の手が止まったのでソウルの槍を撃ち込もうとする。が、止まったように見えたのは力を溜めていたからで、一呼吸置いたあと渾身の電撃光線が飛んでくる。当然かわしきれず死亡。

リトライ。
対策を考える。と言っても出来ることは限られている。電撃耐性のある盾を持って、生命湧きという魔法でリジェネ状態にするくらいしかない。
槍を全て使い果たし、強いソウルの矢を使わざるを得なくなる。120ダメージか。槍を使い終わったあとも敵のHPは3割ほど残っている。それだけのダメージを槍抜きで与えられるだろうか。
まだ方法はある。追尾するソウルの塊というのがあって、これを使えばプレイヤーの周りをソウルの塊が浮遊し、敵が近付くと自動で目標に向かって発射される。しかもダメージも大きい。この魔法が今まで生命線だった。
ライオンと睨み合う格好になる。何をするわけでもなく、ジリジリとこちらを睨み付けて威嚇しているだけ。明らかな攻撃チャンスだが、こちらが魔法を唱えようとするのを待っているような気もする。ダークソウルの敵は賢いからな。
我慢出来ずにソウルの塊を張ろうとする。その瞬間、急に豹変して突撃してくる。奇跡的に耐えるが、体力を回復させるエスト瓶がもうない。急いで人間性を使い回復。
ライオンがサソリの尻尾を振り回す。何とか盾で防ぐが、みるみる体力が減っていく。何故だ?と思ったら盾で防いだのにも関わらず毒状態になっている。
早急に毒消しを使って・・・ない!?毒消しが一つもない!?マズい、人間性は混沌の娘に殆ど捧げたからあと二つしか手持ちがないぞ。俺に残された手は、敵の攻撃を受けないよう細心の注意を払いつつ、火急に敵の体力を削る、それだけしかなくなった。
しかし中々攻撃のチャンスが訪れない。盾で受けているのが精一杯な状態。あと三発ほどソウルの矢を当てるだけなんだが・・・
人間性が尽きる。残り体力も風前の灯火。クソ、ここまでか・・・と考えることを諦めたら何事もそこで終わってしまう。急いでメニューからアイテムスロットを開き、火防女の魂を確認。これだ!
確認次第、火防女の魂を使い体力回復。ライオンは滑空してこちらに突進してきている。それをヒラりとかわし、ここしかないとばかりにソウルの矢を連発。聖獣がこちらに向き直って突進してきたら間違いなくやられる。だが、もう耐える術はない。ここで決めるしかない。
敵はただ尻尾を振り回しているだけ。矢は全発命中する。ついに聖獣は倒れた。
火防女の魂を使ってしまったのでエスト瓶強化は叶わなくなったが、ボスを倒せたと思えば軽すぎる代償。初っ端からこの難易度では先が怖いな。
聖獣の広場を抜け、ウーラシールへと踏み込む。今日はここまで。