俺の夏休み、終わっちゃったよ・・・
朝。目が覚める。今日と明日で学生生活最後の夏休みは終わる。が、特にやることはない。寂しいやたさんの夏休み。いや、本当は卒業制作という大仕事が残っているのだが、目を逸らすことに決める。
やる事もないので映画を観る。友達に猛烈に勧められたので借りてきたパラノーマルアクティビティ。ホラー映画は朝に観るのが通好みの楽しみ方。ごめんなさい、嘘です。本当は夜中に観るのが怖いだけです。
って、あれれ?全然怖くないぞこれ。ホラーにはめっぽう弱い俺だが、これは全く怖さが感じられなかった。何でだろう?日本人の俺には悪霊の存在がいまいちピンと来ないから?これが悪霊じゃなくて幽霊に置き換わっていたら多分布団にこもってブルブル震えていたと思う。でも女がベッドの横で何時間も意味もなく突っ立ってる場面はとても不気味で訳わからなくて良かった。
舞城王太郎のジョジョ小説『ジョージ・ジョースター』を読む。800ページにも及ぶ大長編。
まだ5章の途中あたりだが面白い、本当に面白い。これは九十九十九に比肩し得る傑作になるんじゃないか?しかしジョジョファンにとってはブーイングものだろなぁこれ。ジョジョの部分は単に世界観としてしか活用されておらず、中身はいつもの舞城ワールド全開。西暁町や天才少年探偵が出てくるし、アクロバットな殺人も健在。
舞城王太郎の小説は意味不明な設定に意味不明な内容を詰め込んで訳のわからないままに話が進んでいくのがデフォなので、ジョジョのような奇妙奇天烈な世界観はとても相性が良いのは間違いないが、もはや舞城の手癖とも言える心に訴えかけてくるほどにテーマを強調させた内容は、あまりに作者の自我が強すぎてジョジョの要素が限りなく薄れてしまっている。正直今のところはジョジョである必要性を全く感じられない。
舞城王太郎目当てで読めばとても魅力的な作品であるが、ジョジョを期待して読むと文句の一つも言いたくなる内容、と言うのがここまでの感想。俺は別にジョジョに興味はないし舞城だからこそ買った小説なので、とても楽しんでいる。いや本当に面白いよこれ。ジョージ・ジョースターがヘタレでいつも涙目なキャラなのが魅力的すぎる。
先日買ってきたキングダムオブアマラーレコニングというゲームを起動する。
このゲーム、最高ですわ。フィールド広くて探索のしがいがあるし、アクション楽しいし、育成も面白い。装備はたくさん、街やダンジョンも大量、ロケーションも如何にもゲームのファンタジーって感じでワクワクする。クエストも豊富ながらどれも凝ってるし、ちゃんとボス的な存在がいるのも良い。難易度もハードにすれば手強く、豊富なキャラカスタマイズ要素が活きている。
海外のRPGは膨大な物量で構成されたワールドを探索する楽しみはあるものの戦闘がつまらないのが致命的だったが、見事にその弱点を退けてみせたこれはもう隙がない。このゲームならではの魅力というのはないが、全てがバランス良くまとまり、RPG好きには堪らない仕上がりになっている。
が、やはりストーリーがねぇ。ゲームのシナリオは、破綻してようが薄ら寒かろうがファルシがルシでコクーンにパージだろうが、たとえ中身が酷くても気さえ引いてくれればそれで良いのだが、このゲームはもうどうでも良いという感情しか湧かない。本当に興味すら持てない。海外のゲームのシナリオは毎回そそられないんだけど、何でだろ?キャラと世界観の設定に尽く魅力がないからだろうか。厨二病成分も足りないからだろうか。
それにこの手のRPGは展開に起伏がないのもキツイ。多くのオープンワールドRPGは展開が平坦すぎてどうにも途中で飽きてくる。ストーリーに合わせてゲームが進むわけではないので、演出に乏しく、メリハリに欠けて進めている感じがしないのが大きな理由だ。プレイヤー主導でゲーム進行が出来るのは確かに素晴らしいことだが、展開にメリハリがなくては惰性気味てくる。オープンワールドゲーは全ての遊びをプレイヤーの想像に委ねて作られている、プレイヤー主観を徹底したゲームだから、物足りない部分はプレイヤーが妄想して補完しながら遊ばないといまいち楽しめないんだよな。
しかし俺は想像力に欠ける人間なので、ゲームはゲームの方で楽しみ方や盛り上がりどころを明示して貰いたい。だから俺はヴェルサスに期待します。ヴェルサスには本当に期待しています。ヴェルサスは海外RPG並の物量と日本的なRPGの魅力が組み合わさったドリームゲームになるのではないかと、本気で思ってる。これだけ待たせてるのだからそれぐらいはして貰わないと困る。スクエニ頼むぞ本当に。
ヤクルト戦が始まる。しかし、アマラーが楽しくてそれどころではない。と言うよりもうCSは決まったも同然でいまいち観る必要性も感じられないのでスルーする。アマラーもゲーム展開のメリハリは薄いが、戦闘と育成が楽しいのでモチベーションが保たれる。
しかし数時間後ヤクルトの結果を見ると、何と9ー3の大勝利でこれは見とけば良かったと後悔する。そう言えば昨日巨人の選手は優勝の祝賀会とか色々あってヘロヘロだったんだ。巨人をボコれるチャンスはそうそうないのに勿体無いことをした。しかも勝ち投手は石川。実に二ヶ月半ぶりの白星。俺は石川を贔屓しているだけに更に後悔が募る。
名探偵コナンを観る。いつも以上にストーリーがヤケクソじみていてせせら笑う。被害者の死因は、宝だと思ってボタンを押したらホログラムのデカイ爺さんの顔が現れ、驚いてそのまま塔の上から落ちたため、って何だよそれ。舐めてんのか?しょうもない水増しミステリーはもう良いから、さっさと黒の組織編をやってくれ。
前回プレイしたのは何かの間違いだと信じ、再びバイオハザード6の体験版をやってみる。・・・やはり現実だったようだ。
とにかく前作あれだけのめり込んだはずのコープが今作は本当に楽しくない。前回はコープの協力してる感が増すように細部まで調整が行き届いていたのに、今回はむしろ出来るだけ協力している感覚を省こうとしているような印象さえ受ける。アイテムは分けあえず、回復は個人のみ。相方の装備や体力の情報表示もなければ、地図が表示されないので位置すら掴みづらい。
何故あえてこうしたのか?もちろん理由はある。今作は恐らく個々での戦いを推奨しているのだろう。アクション性が増し、マップは広がり、敵の攻撃も激しくなった。プレイヤーの動きも敵の動きもモッサりしていた前作と比べてサクサク動くようになり、戦闘がスピーディで忙しくなったんだよね。だから相方を気にして戦うのではなく、個人での戦いに集中して下さいと言う事なのだろう。
で、あるのならば、前回も言ったが、何故二人での潜入を今作も導入してるんだと言いたい。いや、答えは長く遊ばせるためって分かり切ってるんだけど。
明らかに個人での戦いを推奨した作りでありながら、中途半端にコープを導入したせいで、ホラーの緊張感もアイテムのやり繰りも失われてしまった。それらはバイオの醍醐味であったのにも関わらずにだ。前作の5はそれだけ大きな代償を払う価値があるほどコープが楽しかったから良かったが、今作のコープにはそれだけの価値はない。
そりゃコープ自体は楽しいよ。オンラインを介して他の人と一緒に遊べると言うだけでも楽しいのは間違いない。しかしだからこそゲームデザインを無視して安易にコープを導入する姿勢が気に入らない。とりあえずコープさえ付けとけば勝手に長く遊んでくれるだろうと考えてるのが透けて見える。
バイオ6はカプコンの軸だから売れる必要があるのは分かるが、こういうやり方は気に入らない。もっと純粋に良いゲームを作ろうとして欲しい。アクションやマップのレベルデザインとかはとても良く出来てるんだから。
バイオはキャラの特徴とストーリー性が強いだけに、他のゲームみたいに基本一人潜入、コープの時だけ複数キャラでって事が出来ないのが痛いな。
こうしてやたさんの夏休みはまもなく終わりを告げる。
やる事もないので映画を観る。友達に猛烈に勧められたので借りてきたパラノーマルアクティビティ。ホラー映画は朝に観るのが通好みの楽しみ方。ごめんなさい、嘘です。本当は夜中に観るのが怖いだけです。
って、あれれ?全然怖くないぞこれ。ホラーにはめっぽう弱い俺だが、これは全く怖さが感じられなかった。何でだろう?日本人の俺には悪霊の存在がいまいちピンと来ないから?これが悪霊じゃなくて幽霊に置き換わっていたら多分布団にこもってブルブル震えていたと思う。でも女がベッドの横で何時間も意味もなく突っ立ってる場面はとても不気味で訳わからなくて良かった。
舞城王太郎のジョジョ小説『ジョージ・ジョースター』を読む。800ページにも及ぶ大長編。
まだ5章の途中あたりだが面白い、本当に面白い。これは九十九十九に比肩し得る傑作になるんじゃないか?しかしジョジョファンにとってはブーイングものだろなぁこれ。ジョジョの部分は単に世界観としてしか活用されておらず、中身はいつもの舞城ワールド全開。西暁町や天才少年探偵が出てくるし、アクロバットな殺人も健在。
舞城王太郎の小説は意味不明な設定に意味不明な内容を詰め込んで訳のわからないままに話が進んでいくのがデフォなので、ジョジョのような奇妙奇天烈な世界観はとても相性が良いのは間違いないが、もはや舞城の手癖とも言える心に訴えかけてくるほどにテーマを強調させた内容は、あまりに作者の自我が強すぎてジョジョの要素が限りなく薄れてしまっている。正直今のところはジョジョである必要性を全く感じられない。
舞城王太郎目当てで読めばとても魅力的な作品であるが、ジョジョを期待して読むと文句の一つも言いたくなる内容、と言うのがここまでの感想。俺は別にジョジョに興味はないし舞城だからこそ買った小説なので、とても楽しんでいる。いや本当に面白いよこれ。ジョージ・ジョースターがヘタレでいつも涙目なキャラなのが魅力的すぎる。
先日買ってきたキングダムオブアマラーレコニングというゲームを起動する。
このゲーム、最高ですわ。フィールド広くて探索のしがいがあるし、アクション楽しいし、育成も面白い。装備はたくさん、街やダンジョンも大量、ロケーションも如何にもゲームのファンタジーって感じでワクワクする。クエストも豊富ながらどれも凝ってるし、ちゃんとボス的な存在がいるのも良い。難易度もハードにすれば手強く、豊富なキャラカスタマイズ要素が活きている。
海外のRPGは膨大な物量で構成されたワールドを探索する楽しみはあるものの戦闘がつまらないのが致命的だったが、見事にその弱点を退けてみせたこれはもう隙がない。このゲームならではの魅力というのはないが、全てがバランス良くまとまり、RPG好きには堪らない仕上がりになっている。
が、やはりストーリーがねぇ。ゲームのシナリオは、破綻してようが薄ら寒かろうがファルシがルシでコクーンにパージだろうが、たとえ中身が酷くても気さえ引いてくれればそれで良いのだが、このゲームはもうどうでも良いという感情しか湧かない。本当に興味すら持てない。海外のゲームのシナリオは毎回そそられないんだけど、何でだろ?キャラと世界観の設定に尽く魅力がないからだろうか。厨二病成分も足りないからだろうか。
それにこの手のRPGは展開に起伏がないのもキツイ。多くのオープンワールドRPGは展開が平坦すぎてどうにも途中で飽きてくる。ストーリーに合わせてゲームが進むわけではないので、演出に乏しく、メリハリに欠けて進めている感じがしないのが大きな理由だ。プレイヤー主導でゲーム進行が出来るのは確かに素晴らしいことだが、展開にメリハリがなくては惰性気味てくる。オープンワールドゲーは全ての遊びをプレイヤーの想像に委ねて作られている、プレイヤー主観を徹底したゲームだから、物足りない部分はプレイヤーが妄想して補完しながら遊ばないといまいち楽しめないんだよな。
しかし俺は想像力に欠ける人間なので、ゲームはゲームの方で楽しみ方や盛り上がりどころを明示して貰いたい。だから俺はヴェルサスに期待します。ヴェルサスには本当に期待しています。ヴェルサスは海外RPG並の物量と日本的なRPGの魅力が組み合わさったドリームゲームになるのではないかと、本気で思ってる。これだけ待たせてるのだからそれぐらいはして貰わないと困る。スクエニ頼むぞ本当に。
ヤクルト戦が始まる。しかし、アマラーが楽しくてそれどころではない。と言うよりもうCSは決まったも同然でいまいち観る必要性も感じられないのでスルーする。アマラーもゲーム展開のメリハリは薄いが、戦闘と育成が楽しいのでモチベーションが保たれる。
しかし数時間後ヤクルトの結果を見ると、何と9ー3の大勝利でこれは見とけば良かったと後悔する。そう言えば昨日巨人の選手は優勝の祝賀会とか色々あってヘロヘロだったんだ。巨人をボコれるチャンスはそうそうないのに勿体無いことをした。しかも勝ち投手は石川。実に二ヶ月半ぶりの白星。俺は石川を贔屓しているだけに更に後悔が募る。
名探偵コナンを観る。いつも以上にストーリーがヤケクソじみていてせせら笑う。被害者の死因は、宝だと思ってボタンを押したらホログラムのデカイ爺さんの顔が現れ、驚いてそのまま塔の上から落ちたため、って何だよそれ。舐めてんのか?しょうもない水増しミステリーはもう良いから、さっさと黒の組織編をやってくれ。
前回プレイしたのは何かの間違いだと信じ、再びバイオハザード6の体験版をやってみる。・・・やはり現実だったようだ。
とにかく前作あれだけのめり込んだはずのコープが今作は本当に楽しくない。前回はコープの協力してる感が増すように細部まで調整が行き届いていたのに、今回はむしろ出来るだけ協力している感覚を省こうとしているような印象さえ受ける。アイテムは分けあえず、回復は個人のみ。相方の装備や体力の情報表示もなければ、地図が表示されないので位置すら掴みづらい。
何故あえてこうしたのか?もちろん理由はある。今作は恐らく個々での戦いを推奨しているのだろう。アクション性が増し、マップは広がり、敵の攻撃も激しくなった。プレイヤーの動きも敵の動きもモッサりしていた前作と比べてサクサク動くようになり、戦闘がスピーディで忙しくなったんだよね。だから相方を気にして戦うのではなく、個人での戦いに集中して下さいと言う事なのだろう。
で、あるのならば、前回も言ったが、何故二人での潜入を今作も導入してるんだと言いたい。いや、答えは長く遊ばせるためって分かり切ってるんだけど。
明らかに個人での戦いを推奨した作りでありながら、中途半端にコープを導入したせいで、ホラーの緊張感もアイテムのやり繰りも失われてしまった。それらはバイオの醍醐味であったのにも関わらずにだ。前作の5はそれだけ大きな代償を払う価値があるほどコープが楽しかったから良かったが、今作のコープにはそれだけの価値はない。
そりゃコープ自体は楽しいよ。オンラインを介して他の人と一緒に遊べると言うだけでも楽しいのは間違いない。しかしだからこそゲームデザインを無視して安易にコープを導入する姿勢が気に入らない。とりあえずコープさえ付けとけば勝手に長く遊んでくれるだろうと考えてるのが透けて見える。
バイオ6はカプコンの軸だから売れる必要があるのは分かるが、こういうやり方は気に入らない。もっと純粋に良いゲームを作ろうとして欲しい。アクションやマップのレベルデザインとかはとても良く出来てるんだから。
バイオはキャラの特徴とストーリー性が強いだけに、他のゲームみたいに基本一人潜入、コープの時だけ複数キャラでって事が出来ないのが痛いな。
こうしてやたさんの夏休みはまもなく終わりを告げる。
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