今日はエイリアン系女子に出会ったよ日記。
カザティス〜呪い師の森まで





井戸のトカゲ軍団に蹂躙され、涙目で退散したやたさん御一行。あれはとても今相手に出来るレベルじゃない。あまりにも強すぎる。とりあえず後回し。
武具屋で新たに装備を調達する。装備出来る部位の種類が豊富で、色々なコーディネートが可能。お着替え中にブロンド女が話しかけてくる。

「あたし王都まで行きたいんだけどぉ。ほら道中魔物がいっぱいで危ないじゃん?とりあえず宿営地までで良いから、護衛してくんない?」

厚かましいことこの上ないが、もうこの村でやることもないし、ついでだからと良いかと思い、了承する。

「あ!ほら見て〜。あんなところに小銭が落ちてるわ!」

道中小銭を拾いまくる自称美人商人。頼むからゴブリンの方まで道を踏み外すなよ。

意外なことに何事もなく宿営地まで辿り着く。が、それよりも驚きなのが女商人の態度。何か報酬を渡してくれるどころか、店出店の為の経費をくれとせびり始める。新手の詐欺かこれ?あまりに前衛すぎる詐欺に感心したので1000G渡してあげる。
店を出したらサービスしてあげるわうふんとか言ってるが、この調子じゃ全く期待出来ない。

宿営地の本部らしきところに女兵士がいる。こいつが部隊長らしい。すると唐突に、疲れてるでしょ、休んでいけば?と、明らかな昨日はお楽しみでしたねフラグを立てられる。これが今流行りのエイリアン系女子ってやつか。初会話でその片鱗を見せるとは。

ドキマギしながら休む。朝目覚めると何やら騒がしい。女部隊長のスキャンダルのせい・・・ではなく、蛇が現れたと騒いでいる。
いやいや蛇ぐらいでそんな・・・ってデケェ!何だこりゃ。信じられないほど長い4つ首の大蛇がこちらを見下ろしている。
それにしてもこのウネウネ感はスゲー。ムービーではなく、リアルタイムで櫓に巻きついて木っ端微塵に粉砕する様に驚愕する。何ちゅう迫力だこれ。
体力も規格外過ぎる。HPゲージが9つぐらいある。しかも全然ダメージが入らない。
根元を斬っても無駄なのは火を見るより明らかなので、やはりここは掴みアクション。蛇の首を登り、頭な部分を斬りまくる。すると黒ひげ危機一髪の如く景気良く首がすっ飛ぶ。頭を一つ失った大蛇はあっさり退散。意外と見かけ倒しな奴だった。
次の問題は蛇の頭の処遇についてだが、女部隊長の一方的な主張の結果、王都に持って行き王への手土産にすることになる。更に主張は続き、やたさん御一行に護衛をするよう依頼してくる。
あまりにも一方的過ぎるので無視して宿営地を出たら、今度は村の村長が直々にお出まし。村長の娘かつこのゲームのヒロインを務めているキノの行方が知れないらしい。去り際に呪術師様に会いに森へ行くと言ってたとのこと。一人で森へねぇ。楽しそうだし混ぜて貰うか。

宿営地を出て最初の別れ道の左側を曲がって進んだところに森があるらしい。ソースはポーンの発言。
その途中で洞窟を発見。何処へ繋がってるのか知らないが、得体がしれないので後回し。
と、それほど離れてないところからオオカミの鳴き声が聞こえてくる。気付けばもう夜。探索するには危ない時間帯だ。
それでもランタンを付けて歩を進めていると、茂みからオオカミが現れた。素早いうえに数がやたら多い。
オオカミの俊敏性が非常に厄介。後衛のポーンが完全に機能していない。そこで盾を鳴らして敵のヘイトをこちらに向けるスキル盾惹きでオオカミを惹きつける。寄って来た所を斬り捨てていく。動きは素早いが、ダッシュ斬りで間合いを詰められるので楽。

オオカミを駆逐すると急な登り坂に出る。頂上に今にも転がってきそうな大岩が見える。どう考えても罠です。本当にありがとうございました。あまりにもワザとっぽくて清々しい。
近付くと案の定転がってくる。元よりバレバレなのですんなり避けることに成功。しかしその奥から更に盗賊の集団が襲いかかってくる。
え?え?こいつら強くね?何か攻撃が受け流されて背後に回られ、背中をぶっ刺されるんですけど。ダメージ大きいんですけど。つか敵硬すぎなんですけど。

普通に全滅する。この敗北により、このゲームは難易度が高いことがようやく分かる。実を言うと今まで画面がゴチャゴチャするの嫌だからという理由でポーンを一人しか雇っていなかったのだが、プライドを捨てて複数雇うことに。
ポーンには二種類あり、メインポーンは自分が作ったものを使うことになるが、サブポーンに関しては、オンライン上に流れている他のプレイヤーが作ったメインポーンをそれとして二人まで雇うことが出来る。雇うと言っても期限やコストは一切発生しない。自分よりレベルが高いポーンを雇う時のみ代価が必要。
と言うわけでとりあえずフレンドのポーンを探す。いやー、フレンド皆ドラゴンズドグマやってるぜ。コープがやれたらもっと楽しかろうになぁ。検索の為にソートにかける。
レベル23、レベル12、レベル38、レベル18、レベ・・・
ガビーん。こいつら既に俺の届かない境地に達してやがる。俺なんてまだレベル7だよ・・・
仕方ないので名も知らぬ人のポーンを借りる。やたさんがファイターで、メインポーンがストライダー、あとのサブ二人はメイジのパーティ。何とバランスの良いことか。じゃあリベンジに行きますか。

ぐ・・・ あんまり戦況が変わらないな。しかし普通に戦うのではなく、工夫することで大分楽になる。例えば岩場の上に俺だけあがってそこから迎え打つとする。こうすることで敵が岩に寄ってきて、駆け上がろうとしている隙に他の仲間が攻撃したりと、連携が出来る。
いや本当に戦闘は面白いね。大型モンスター戦は言うまでもないけど、多人数対多人数の乱戦を模した戦闘も中々楽しい。広いフィールドを大きく使って戦えるのがオープンワールドならではだし、ジョブの特性や連携といったチームワークも重要で、まさにチームで戦っているという感じがある。基本的にはサクサクアクションなのにこう感じさせるのはひとえにバランス調整の賜物で、流石カプコンと言ったところ。

『呪い師の森』

森の入り口に一人の女が立っている。彼女こそが探していたキノ。この森には呪術師が住んでいて、そいつはドラゴンの傷を癒す秘密を知っているらしい。
それにしてもこの森は霧が濃い。その霧に紛れて嫌な唸り声が聞こえてくるのがまた怖い。トカゲだけは勘弁。
その心配は杞憂だったらしく、慎重に進んで行くがオオカミと蜘蛛とゴブリンが出てくるだけ。
道がクネクネしていて非常に迷いやすいが、ポーンが先の道を発見し、そいつに付いていくと、この森の中にあって不自然過ぎるログハウスを発見する。

お邪魔しまーすと訪問。早速家の中を荒らしまくるポーン達。えぇそうなんです。ポーン達も容赦なくネコババしまくります。宝箱の中身まで勝手に取ろうとするので、はっきり言ってこれはウザい。アイテムゲットの感動を全力で阻害してくる。
家の中には少女が一人。呪術師のお婆様は数年前に亡くなったんだとさ。何の為にここまで来たんだか。それを聞いたキノはショックからかいきなり全力で走り出す。
慌てて付いて行くとそのまま森の出口へ。何とその出口はカザティスの近くの街道に繋がっていた。良いよー。世界の繋がりを感じさせる演出上手いよー。


・ファーストインプレッション

オープンワールドにしてはそんなに広くないし、世界観も重厚ではないけど、モンスターやマップの配置がキチンと練られているし、それに何よりアクションが面白い。いたずらに物量で海外のオープンワールドと勝負するのではなく、日本ならではのアプローチで競っているところが素晴らしい。それで良いんだよ。どんなに頑張ったって海外の物量には勝てっこないんだからさ。割り切るところは割り切って自分達の得意な部分に力を注げば良い。ドラゴンズドグマのスタッフはそれが分かってる。

森を抜けたところでやめる。今日はここまで。