気にな〜る




・バイオハザード オペレーションラクーンシティ

バイオ5は俺のゲーム史で恐らく最も時間を費やしたゲームだし、外伝とは言えこれも気になることは気になるんだけども、
うーん、やっぱりどう見てもバイオという冠が付いただけの普通のシューティングゲームにしか見えないなぁ、これ。
いやまぁ、バイオは4から思いっきりシューティング寄りになって、ホラーっ気はかなり薄まったけど、それでも普通のシューティングゲーとは一線を画した面白味があった。
じゃあ一体何が普通のシューティングゲーとバイオを別けていたのかと言うと、「銃を構えながら動けるか動けないか」、この点に尽きると思うんだよね。
だけど、今作では動きながら撃てるようになってるし、人間との撃ち合いもあるらしく、システム的にも見栄え的にも普通のシューティングゲームに成り下がっているような気がしてならない。

バイオの「銃を構えている間は動けない」という仕様はホラーゲームとしてとても的を得ている。
恐怖の対象とじっくり向き合わなければならないというのは実にホラー的だし、じりじりと敵に詰め寄られる感覚はとても緊張めいたものがあって恐怖を感じやすい。その敵がまたゾンビ(厳密には違うが)というのが、ジリジリと詰め寄ってくるイメージにピッタリとハマっている。
しかしこれではシューティングゲームとしてはあまり面白味がないのは明白。そこでキモとなるのが体術の要素。
特定の部位を撃って怯ませることで体術の発動が可能となりゾンビに大ダメージを与えられるのだが、部位を狙い撃つということで、じっくり敵と向かい合って撃つバイオの仕様と恐ろしいほど合致しているわけだ。さらに体術をすることによって弾薬の節約にも繋がり、バイオの醍醐味であった「有限のアイテムを如何にやり繰りして使うか」というサバイバル性にも寄与されている。
バイオのゾンビ、恐怖と向き合わせるシステム、体術、そしてサバイバル性。
俯瞰視点のバイオの頃からゲーム性を180度変えながらもバイオの魅力を余すところなく引き出し、それぞれが相乗効果を生み出した、計算し尽くされているゲームデザイン。それがアクション型のバイオハザードであると。この原型を作った、三上というクリエイターは紛れもなく天才だ。

アクション型一発目のバイオハザード4では、ゲームデザインがコンセプトに向かって統一されていて文句なしの傑作だったのだが、
その続編の5は、コープ対応によりチャプターのやり直しが可能となってアイテム稼ぎが出来るようになり、醍醐味の一つであったアイテムのやり繰りがなくなってしまった。さらに二人での潜入で賑やかになり緊張感も削がれ、4に比べると随分統一感のないゲームになっていた。
とは言え、コープに特化した作りは素晴らしく、コープゲーとしては文句なしの出来だったのは間違いない。コープ大好きの俺は猿のようにハマった。

オペレーションラクーンシティもコープゲーと割り切って作ったのなら、アクション要素を強めるために動きながら撃てるようにしたのは間違いではないのかも知れない。
だが、バイオの本分はコープではなくてホラーであり、このままアクション要素を強めていけば、どんどん形骸化されていくんだろうな。
4月26日発売予定。


・ドラゴンズドグマ

まずはカプコンに拍手を送りたい。良くぞ新規タイトルでここまで大掛かりなものを作る決断をしたと思う。
これが受け入れられさえすれば、新規タイトルでも金と手間をかけて作れば(もちろんそれだけではないが)売れる芽があると分かるわけで、国内の動向を見る上で非常に重要な試金石となる。最近のコンシューマー事情を見ていると、これが駄目ならばもう国内における新規の大作は出ないような気さえする。
金をかけて作れば面白い物が出来るわけではないし、こういう金をかけた大作は海外に任せれば良い気もするけど、日本のゲームが好きな俺としては、和ゲーならではの特徴を出した大作というのもやはり遊びたい。その為にもドラゴンズドグマには頑張って欲しい。

しかしこのドラゴンズドグマ、どうも方向性が良く分からない。
世界観に浸らせる為にリアルなグラフィックにしてるのかと思えば、セリフのビューがMMOっぽいし、敵に明確な弱点があったりHPがゲージという形で表示されたりしてアクションもシステムちっくだし、一体どういう方向性にゲームデザインしているのか見えてこない。
これは俺の勝手なイメージなので実際にプレイしたら違和感はないのかも知れないけど、MMOっぽいセリフビューだけは雰囲気ぶち壊しだから勘弁して欲しいなぁ。別にコープ対応してるわけでもないし。

とは言え、今年前半一番の期待作は間違いなくこれ。ここまでリッチでキャッチーなゲームは最近でも中々ない。特に国産なら尚更。
PS3が発表された時には、こういうゲームがたくさん出るんだろうと想像していたっけ。
5月24日発売予定。


・東京ジャングル

実はどういうゲームなのか未だに良く分かってない。分かってないんだけど、ポメラニアンがライオンに立ち向かうゲームだということさえ知っていれば、あとは何も知らなくてもOKなんだと思う。
面白いのかつまらないのかも当然分からない。何も分からないからこそドキドキする。未知の体験にワクワクする。この感覚はFF以外では久しぶり。これがあるからゲームはやめられない。
6月7日発売予定。


・ソーサリー

家のMOVEちゃんが埃を被って息してないので、このゲームで蘇生作業に入ろうと思う。
MOVEはwiiのリモコンより精度が良いのは素晴らしいんだけど、その精度の良さをパーティゲーやミニゲームに発揮するばかりで、もっと他にもMOVEでやれることはあるだろと思うんだが、それをようやく体現してくれたのが、このソーサリー。MOVEを振って魔法を唱えるというのが面白そう。
6月14日発売予定。


・ロボティクスノーツ

科学アドベンチャーシリーズの第三弾ということで、第二弾のシュタインズゲートが面白かったし、ロボティクスも気になるなぁ、でも今更読むだけのゲームはちょっとなぁ、
と思っていたら、シュタインズゲートであった携帯電話を弄るシステムを更に発展させたようなタッチパッドを使ったシステムが面白そうだった。こういう近未来のデバイスをゲーム中で弄るの好きなのよね。
何より今回は只の紙芝居ではなく、キャラが3Dポリゴンで表現されて演劇してくれるという並々ならぬ力の入りっぷり。
キャラデザインはあざとさがなくて良い感じだし、巨大ロボット完成を夢見る高校生という設定も俺好み。これは期待ですなぁ。
6月28日発売予定。


・マックスアナーキー

アクションゲームという事しか分からんが、開発がアクションを作るのが上手いプラチナゲームスなので期待してる。つうかベヨネッタ2はまだー?
7月5日発売予定。


・ペルソナ マヨナカアリーナ

ペルソナも格ゲーも好きじゃないが、アトラスファンの友達のために一肌抜いでやるか。
この夏にまた、三重に住んでいた時の友達の家に遊びに行く予定なのだが、去年十年振りに会った時には俺がドン引きするほどのアトラスマニアっぷりを披露してくれ、俺が持って行ったPS3とキャサリンを見て泣いて喜んでいたので、また手土産にアトラスゲーを持って行ってやろうかなと思う。
夏発売予定。