ノリチカアオキ




・バイオハザード6を発表

バイオハザード6が11月23日に発売決定。
バイオの主人公はクリスとレオンが今まで交互に起用されていたが、今作ではついに共演。敵はゾンビに戻り、デッドライジング並みに大量に溢れている。
このシリーズは、4からサバイバルホラーというよりアクションシューティングゲーへとジャンルが変わり、
5ではホラーとは明らかにミスマッチなコープ要素をフィーチャーさせて、もはや完全にホラー路線から割り切っていた節があった。
6はホラー重視でいくと言っているが、これは路線が変わってからも言い続けている建前みたいなもんで、今作もストーリーでコープが可能な時点で今までとあまり変わらないことは想像に難くない。
まぁでも5はもはや恐怖とは無縁であったが、コープのためのコープゲーとして作られているだけあってコープ好きの俺としては堪らないゲームだった。PS3でプレイしたゲームの中では断トツの稼働時間を誇る。
今作は噂では六人コープらしいけど、コープは二人の方が良いよ。人数が多いと単に大量の敵をドンパチするだけのゲームになるから。少ない方が連携も取りやすいし、ゆったり進められる。
ところで、常に黒幕として頑張っていたウェスカーさんは5で頭が吹っ飛んだはずなんだけど、今作はどういうシナリオにするのかしら。


・時と永遠を発表

ハードはPS3。開発はイメージエポック。
全てアニメーションで動くRPGと聞いて、アニメーション?二の国みたいな感じってこと?とクエスチョンマークが止まらない俺であったが、スクショを見て納得した。
確かにこれはアニメそのままだね。この状態でどれだけスムーズに動くのか気になるところ。
結婚式から始まるという、ありきたり過ぎてむしろ最近ではあまり見なくなってきた設定も興味深い。


・プロスピ2012

もうプロスピからは卒業しますと言い続けてはや三年。それでも出るたびに買ってしまうのは俺の野球愛がとどまる所を知らないから。でも、今度こそ卒業します。


・アスラズラース

体験版が配信されたのでプレイ。何かずっとQTEが続くムービーゲーみたいなもんだった。
常にド派手な演出がしたいってことで、ずっとムービーが続き、ムービーだけではゲームである必要がないからQTEが挟まるのだが、何かもうこの時点で浅はかだよね。とりあえず、ゴッドオブウォーを見習うことから始めようか。
カメラワークや技術次第でプレイアブル中にダイナミックな演出をすることがいくらでも可能なのは海外のゲームが証明している通り。そこでムービーに逃げてしまう辺りが如何にも日本的というか。
そりゃかけてる金や人員が海外の開発は圧倒的だから日本では難しいだろうけど。

でもってこれは他のゲームにも言えることだけど、QTEの使い方がまた実に浅はか。
QTEの本来の役割はキャラクターとの一体感を高めるための物だが、QTEを使えばそれだけで良いかと言えばNo。本当の意味でQTEを上手く使えているのは俺が知ってる中ではゴッドオブウォーしかない。

ゴッドオブウォーのQTEはさ、本当にクレイトスさんの込める力がこちらに伝わってくるんだよ。
それはGOWのロードレスな展開や演出やキャラクターやシステムや映像や世界観、全てがプレイヤーに没入感を生ませるという一点を目指した上で作られているから。プレイヤーは知らず知らずのうちにゲームに入り込んでしまう。
それに、アクションとボタンを押すタイミングのリンク具合がハンパじゃない。腕に力を込めるクレイトスさんを見ていると、こちらもボタンを押す指に思わず力が入る。

ここまでやってようやくQTEは価値が見出せるのだが、それを理解していない開発がやたら多い。
「QTE使えばムービーゲー言われないし、没入感高められるし、最高じゃん!」という安易な考えだけでQTEを使うのはやめろと言いたい。
本来QTEってのはいらない要素なんだよ。ムービーを落ち着いて見てられないし、QTEをミスって死ぬと釈然としない気持ちになる。だから安易に使うぐらいならない方がマシ。FF13-2のような、QTEによってムービーの展開が変わるのはちょっと面白いけどね。
アスラズラースはムービーしか殆ど挟まらずゲームと乖離してるばかりで没入感もクソもないのに、QTEを使っても当然ゴッドオブウォーのような効き目はない。
まぁこの作りじゃQTEを挟むしかないだろうけど、そもそもの作りがこのゲームは間違っているからな。
それに、もう少し上手いことアクションとQTEをリンクさせられないのか。
もっとボタン連打させれば良いんだよ。そのボタン連打によるプレイヤーの力みがキャラクターの力みと繋がって一体感を生むんだから。ボタン連打は緩いし、全くアクションと噛み合わないQTEが散見されるし、こりゃ駄目だ。
ムービーの内容もハッタリが効き過ぎて陳腐な物にしか見えないし、まるで良い所が見つからない。
体験版だけで判断しちゃ駄目だけど、これほど期待が持てないゲームも珍しい。


・映画の話

『ポーラーエクスプレス』

“クリスマスの夜に汽車がやって来たので乗りました。終わり。”

無駄にリアルな等身大のCGが気持ち悪い。特に人間の顔。リアルさを求めて失敗した微妙な感じが何とも不気味な仕上がりを見せていてこれだけで見る気が失せた。普通にデフォルメしろよ。
それにもう少し自然なシナリオ展開が出来ないものか。アクションシーンへ繋げるために無理に変な流れにしていて違和感MAX。
まぁでもこういう映画はCGによるアクションや映像が楽しめればそれで良いか。顔がキモいから全然楽しめなかったけど。


『グリーンホーネット』

これは良いお馬鹿映画ですね。
特に理由もないのに突如正義感が芽生えてヒーローになり、でも別に何も才能がないので開発者としてもカンフーの達人としても優秀な相棒に何もかもおんぶに抱っこ状態なのだが、リーダーであることを良いことに全て「わしが育てた」として自己満足し、
父親が死んで就いた新聞社の社長の座を存分に利用して自社の新聞でヒーローになった自分達の活躍ぶりを広めたら、それがアダとなり民間人が大量に虐殺されて本気で落ち込む主人公のお馬鹿っぷりと子供っぽさが何か萌える。
そんな主人公のどうしようもないクズっぷりを主演の俳優は上手いこと演じていたが、相棒のアジア人は何か違和感があり、それが最後まで頭を離れなかった。
悪役を演じたクリストフ・ヴァルツは流石に器用だね。
クリストフ・ヴァルツと言えば、イングロリアスバスターズで、知的で冷酷でネチネチとしたナチス高官を完璧なまでに演じていたが、今回の小物臭漂う悪党役も上手いこと演じていた。まぁでもこの人にはランズ大佐のようなキャラを演じさせて欲しいけど。
狙ってるのか本気なのか良く分からない、実にお馬鹿でハリウッドらしい映画。


『オールウェイズ 三丁目の夕日』

ひっさしぶりにアニメ以外で邦画を見た気がする。完全に懐古厨乙な映画だと思っていたんだが、存外に面白かった。
ほらほら昔はこんなに良かったんだよ?というノリは多分にあるが言うほど押し付けがましいものではなく、
裏表ない感じで日常が描写されていて、そこに懐古の設定ならではのガジェットを上手く絡めているという感じで、日常を緩く描いたものが好きな俺としては結構ツボだった。
実写の邦画は何となく受け付け難い雰囲気があるのだが、原作が漫画なだけあって、登場人物や展開が漫画的なノリで取っ付きやすいのも良い。
ただ、展開が散漫で冗長過ぎる感があり、雰囲気映画の枠に収まってるなと思う。


『オールウェイズ 続・三丁目の夕日』

散漫だった前作を反省し、物語に明確な目的を持たせて綺麗にまとめようとした結果、上手く間を繋ぐことに失敗し明らかに演出が狙い過ぎで浮いており、特に終盤は失笑ものだった。見え透いた展開ほど興醒めするものはない。
今回はやたらと古き良き日本なノリを押し付けてきて鼻につくし、とりあえず夕日を見せとけば感動するんだろ?的な最後の終わりは、前作はもう少し捻った流れから繋げていたのに、今回は唐突過ぎてヤケクソじみたものを感じる。
にしても、前作から数ヶ月後の設定らしいけど須賀健太がやたら成長していて吹いてしまった。


・ヤクルトの話

青木がブルワーズと契約。
最初はFAを待たずにポスティングで移籍する彼に否定的な俺だったけど、テスト生という屈辱的な扱いや日本時代の4分の1になる年棒でも契約出来たことに嬉しそうな顔を見せる青木を見て、
一流のステータスだからという安易な理由でメジャーに行ったわけではなく、とにかく高みを目指したいんだという単純だがアスリートの原点でもある向上心みたいなものを感じた。
頑張れよ。最低でも三割20盗塁は達成して欲しい。