折り返し





・FF零式の発売日が決定

携帯機とは思えないほど無駄に品質の高いグラフィック、二枚組のUMD、値段は据え置き機のソフトと変わらない7700円と、色々な意味で限界突破しているPSPのFF。発売日は10月13日。
携帯機な為にいまいちテンションが上がらないのだが、映像面のクオリティをやたら追求している点と言い、野村画伯のいわゆる厨二っぽいキャラと言い、面白そうな戦闘システムと言い、いつものFFなようで安心した。


・デッドアイランドが発売決定

ゾンビで埋め尽くされた常夏のリゾート地を舞台にした、ゾンビパラダイスゲーム、デッドアイランドが国内で発売決定。雰囲気的にデッドライジングやL4Dと似ている。
自分の姿が視認出来ない主観視点固定のゲームなのに、主な攻撃手段は近接武器と言う、どう考えてもミスマッチとしか思えない組み合わせなのだが、スタッフもそれは心得ているだろうからどのようにシステムを昇華して見せるのか気になるところ。
デッドライジング風のゲーム性は好みなだけに、オブリビオンみたいな棒振り回しアクションにならないことを祈る。
10月20日発売予定。


・ドラゴンエイジ2が発売決定

ドラゴンエイジの続編が発売決定。
RPGちっくな要素をシューティング戦闘に取り入れていたマスエフェクトが、2になって煩わしさでしかなかったRPG部分を取り除き、アクション面を強くしたように、ドラゴンエイジ2も戦闘が大幅にアクション寄りへとなっている。
ドラゴンエイジは会話が楽しいゲームで、1で出てきたキャラクターが2でどのように変化しているのか楽しみ。


・ゴールデンアイ

かつて64で発売され、今年wiiでも出たゴールデンアイがPS3とXbox360で発売決定。007の映画をモチーフにしたスパイアクションゲーム。
リモコンによる操作も捨てがたいけど、こういう映画的なゲームはリアリティがある方が良いので、クオリティの高いHD機に移植してくれるのは嬉しい。


・バイオハザード6を発表

とりあえずタイトルを発表しただけで、その他の情報は一切不明。5はアホかと言うほどやり込んだので6も期待。


・ロリポップチェーンソーを発表

開発はグラスホッパー。
ロリロリな女の子がチェーンソーを振り回してる画ってギャップがあって面白くね?という須田氏がいかにも考えそうな発想のもと作られているゲーム。案の定、チェーンソーで切られる役はゾンビが担当している。
お姉チャンバラみたいな感じかな。面白そうなので期待。


・映画の話

『海がきこえる』

ジブリ。金曜ロードショーでやってたので見てた。
高知の田舎町にある高校に、東京育ちの少女が転向してきて何やかんやする青春映画。そのヒロインがとんでもないビッチで吹かざる得なかった。
修学旅行で男から金を巻き上げたり、いきなり父親に会いたいから東京に行きたいとか言い出して、でも寂しいから一人じゃ嫌とかで主人公を無理矢理連れて行き、ホテルに泊まらせ、しばらくしたら父親に愛想尽かしたとかでホテルに押しかけ、酒を飲んで寝てしまいベットを占領したせいで主人公は風呂で寝る羽目になるし、挙げ句逆ギレでビンタするしと、もうどうしようもないほどイラつかせてくれる女で、主人公がビンタ仕返した時は、良いぞもっとやれ!という気分になった。
でも、そういう感情も含めて、普通の一般的な男女の恋愛ドラマを見るよりは、見所が色々あって面白かった。


・読書の話

『みんな元気』舞城王太郎

3つの短編集。
みんな元気・・・目を覚ましたら隣で寝ていた妹が浮いていて、空を浮遊する能力を得たのだけど、それからしばらくして、竜巻に乗ってやって来た空飛ぶ家族が、私の妹と空飛ぶ一家の息子とで強引に交換を仕掛けてきて、私は妹を連れ戻そうとするのだけど叶わなくて、それから何年か経ったある日、空飛ぶ一家の長男を見つけたから無理矢理掴まって家族の家に押しいるのだけど、そこでは大きくなった妹が透明魔人と戦っていました。

スクールアタックシンドローム・・・崇は15歳の俺の息子で、俺はいわゆるニートなんだけど、ある学校で皆殺し事件があった日から暴力は伝染し、あらゆる場所で、特に学校では事件が起きることとなり、それは俺の息子も例外ではなく、どうやら虐殺計画を企んでるようで、学校に行き息子に会いに行ったらいきなり刀を首に突きつけられたので驚くのだけど、実際それは只のフリでしかなくて、本当は人を殺そうなんてこれっぽっちも考えてなくて、ただ周りの大人がそうとも知らずに表面だけを見て騒ぎ立てているだけで、俺は息子が人殺しをする人間じゃないと良く分かっていて、息子もただ俺に理解してもらいたいだけで、だから父親っぽい説教なんか必要なくて、ただお前は人を殺すことなんかしない人間だと言ってあげるだけで良くて、要するに子供って難しい。

ソマリア・ザ・スィートハート・・・杣里亜(そまりあ)という名前の女がいて、そいつはソマリアの国に住む人々と同じような苦しみを味わうこととなり、そしてある日、クラスメートに首を捻られて殺されてしまうのだが生き返って、死んでも蘇生する事を知った杣里亜の変態叔父さんは、杣里亜をシチューの具材にして食べてしまい、それでも杣里亜は生き返って、また食べられて、僕は必死に杣里亜を助けようとするのだけどボコボコにされて、結局杣里亜は何度も叔父さんに食べられることとなり、数年経ったある日、叔父さんの姿を見かけたので、金玉を潰してやりました。

みんな元気は、何かあざとかった。無理矢理カオスな事を詰め込んだ感があって支離滅裂だった。訳が分からないながらも、どこか計算された文章が著者の特徴であり、そこが好きな俺としては残念だった。

スクールアタックは、本領発揮というか、舞城氏の根底にある、人の内面を全て理解し愛するという気持ちがヒシヒシと伝わってくる人間愛に溢れた作品で、これは思春期の人が読むと特に共感する物があると思う。

ソマリアは、単純にソマリア可哀想ってだけで、うーん、面白いんだけど、本当にそれだけというか。
しかし、ここまでやるかというグロリズムに溢れた凄惨な展開は流石で、鮮烈なイメージをもたらしてくれるのは間違いない。

総合すると、いつもの舞城氏っぷりが如何なく発揮されていて面白かった。


・野球の話

オールスターが閉幕。今年はヤクルトから大勢の選手が選ばれ、打者はシーズン通りの活躍を見せた。
特に畠山は第一戦で決勝3ランを放ち、MVPを獲得。バレンティンも復調をアピールし、長打を連発。宮本もヒットを量産化していた。
対する投手陣は失点のオンパレードで、オールスターは投手が不利なので仕方ないとはいえ、少し残念。
オールスターも終了し、いよいよ後半戦に突入。今年は10年ぶりに訪れた優勝の大チャンス。優勝目指して頑張って欲しい。